2024/08/17
レンタサイクルや修理来店のご予約、駐車場やセミナーなどご案内をまとめています。
ジャイアントストア今治のホームページにお立ち寄りいただきまして、ありがとうございます!
こちらのホームページでは、よくお問い合わせいただく内容やスタッフが皆さんへご紹介したい内容をブログにてご紹介しております。
検索するのが大変かと思いましたので、この1ページには特に推しのブログ内容をご紹介いたします。
過去に掲載分となりますので、鮮度が高いものは、記事一覧よりご覧くださいませ。
タイトルをクリックすると記事をご覧いただけます。
お困りごとの助けになれば幸いです。
〇店舗情報
・メンテンナンス・修理のご来店予約開始しました
・店舗近隣コインパーキングのご案内
・大切な愛車に。KeePer®のコーティング
〇レンタサイクル
・レンタサイクルのご予約方法や予約開始時期などのご紹介
・【レンタサイクル】尾道までワンウェイ利用をご希望の方へ
→ワンウェイ利用での予約がとれなかった場合の他手段も記載しております。
・レンタルのラインナップ紹介はInstagramにてご紹介しております。ハイライトよりご確認くださいませ。
→
〇メンテナンス
・ロードバイク用リア11段変速対応ホローテックII(中空)クランクの無償点検について
〇セミナー
・パンク修理セミナー随時募集しています
〇セルフメンテナンス
・タイヤの空気、入れていますか。
・バイクを倒してしまったら、ここをチェック。
・雨の日に乗ったあとの簡易お手入れ
・パンクに備える豆知識
〇試乗車・試乗ローラーなどのご紹介
・【試乗車】TCR ADVANCED PRO 1 (XSサイズ)
・【試乗】wahoo KICKR ROLLR 当店でお試し頂けます
・【テストサドル】CADEX Boost サドル
バイク・モデル紹介編
〇TCRの記事
・【新型TCR】優等生も程々にして欲しい
・【新型】第10世代TCRが2025年モデルとして登場
〇DEFYの記事
・【ロードバイク】新型DEFY ADVANCED PROに乗ってみました
・【新型】2024年モデル DEFY ADVANCED PRO 1
・【フルモデルチェンジ】新型DEFYはカッコいいぞ、そして速いぞ
〇Livの記事
・【Liv】新型 LANGMA が登場しました
〇クロスバイクの記事
・【クロスバイク】2025年先行モデル ESCAPE RX が登場です
〇よく読まれている記事ベスト3
・【豆知識】よくある修理のお問合せと部品の名称~その2~
・【スタッフのカスタマイズ】意外と奥が深いカセットスプロケット
・【スタッフのメンテナンス】チェーンが伸びるってどういうこと?
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。
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普段ブログではお伝えしきれない、日常の店舗風景や、
スタッフのRIDE LIFEなどもUPしていますので、ぜひご覧下さい♪
2025/03/29
【Liv限定モデル】Langma Advanced Pro 0 SE
こんにちは。今治店です。昨年のフルモデルチェンジで第3世代に生まれ変わったLangma(ランマ)シリーズ。このたび国内10台限定スペシャルエディションが発表されました。
Langma Advanced Pro 0 SE
¥880,000(税込)
color:マーブルユニコーンホワイト
2024年モデルにてご好評をいただいた特別カラー「アンシア」に引き続き、今回のスペシャルエディションにも非常にエレガントなカラーリングを採用しております。
大理石をモチーフにしたペイントに、金属感のあるロゴデカールを配置することで、Langmaが持つ爽快な走りと、限定モデルとしてのプレミアム感を連想させてくれる外観に仕上げております。
このバイクの魅力は外観だけではございません。第2世代Langmaよりもさらに軽く、より効率的かつスムーズに進むロードバイクを目指して、素材の取り扱いから空力デザインに至るまで、第3世代Langmaはフレーム設計を一新しております。
そこに搭載されているギアコンポーネントはシマノアルテグラDi2。本格的なレースシーンだけでなく、ファンライドの場面でも多くの恩恵を得ることができる電動変速機と油圧式ディスクブレーキを組み合わせています。また、シリーズ最軽量ホイールのSLR 0 40 WheelsystemにCADEX RACE GC チューブレスタイヤを組み合わせたことにより、わずかなペダリングトルクも余すことなく推進力に変換、ざらついた路面も滑らかに転がる上質な足回りを採用しております。
国内10台限定モデルにつき、ビビッと来た方はぜひお早めにご注文お待ちしております。
ジャイアントストア今治
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2025/03/24
【レポート】今治店3月GSCCライド~Okonomiyaki Ride~
こんにちは。今治店スタッフの川村です。3月の今治店GSCCライドは、しまなみ海道の伯方島へお好み焼きを食べに行って参りました。
まずは伯方島の「さくら」さんにていただいた、お好み焼きの写真からどうぞ。
「SUGOI DEKAI」
これ、鉄板が小さいわけではなくて、大盛りのサイズ感が半端じゃないんです。一番左側で見切れている普通サイズと比べましても、中央と右側にある大盛りサイズがどれだけ大きいか、よくお判りいただけるでしょう。
「ランチお好み焼き普通サイズ」
前回訪れた際に普通サイズを食べた後、もう少し行けると判断して、2回目の今回は大盛りを注文したのですが。うん、やっぱり程々が一番ですね。
「パ・ジェ・ロッ!」←違う
あ、そうそう。今回のGSCCライドは今治店を出発して、しまなみ海道のメインルートを経て伯方島に上陸。桜の開花を待つ開山へサクッと登り、伯方島を1周して戻ってくるサイクリングでしたが。わたくし、お好み焼きを食べるまで素材となる写真撮影をうっかり忘れておりました。この日は8mの強風につき往路の追い風区間は超快走、開山にも登りましたが桜はまったく咲いておらず。なんやかんやで写真を撮らずに、お好み焼き屋さんまで到着したというわけです。
「帰りはこっちを走ろう」
お好み焼き屋さんにあった地図を観ながら帰りのルートを相談。サドルトークにも花が咲きます。
「リハビリライドでしまなみ海道往復中のお客様」
伯方島を1周する途中、ソロライド中のお客様にお会いして一緒に写真撮影タイム。めちゃくちゃ風が強いものの、気温の方は春本番といっても差し支えないお天気で、夏用ジャージ越しに感じる風がとっても爽やかなコンディション。ほかにもサイクリングを楽しまれている方の姿を非常に多く見かけました。
伯方島1周を終えて大島に上陸後、田ノ浦峠を経由する西側外周ルートに進みます。
「登りはきついけど最高に気持ちいい!」
【ここでちょっと豆知識】
この大島において、南北を端から端まで移動する場合には、どのルートを走っても丘越えが必要となります。
そのルートを大きく3つに分けまして、それぞれ道の特徴をご紹介します。
◇ 島の中央を通るメインルート
南側と北側にそれぞれ1つ丘越えがあります。
北側の宮窪峠は、メインルートを利用する多くの方が脚を削られるポイントとして有名デス。
◇ 島の東側外周を通るルート
そのうち8割はきついアップダウンを繰り返す、ザ・坂オブ坂のルートです。初見でこのルートに突入したら最後、途中で別の道へ脱出する場合もきつい坂道を越える必要がある初心者泣かせのルートです。
◇ 島の西側外周を通るルート
ほぼ海沿いの平坦路を爽快に駆け抜けるルートですが、1つだけ田ノ浦峠という丘越えがあります。
「尾道から自走でご参加いただいたお客様」
この田ノ浦峠は北側から登るほうが若干距離が長く、海抜の低い場所から少しずつ標高を上げていき、峠のすぐ手前でキュッと勾配がキツくなります。
反対に南側から登ると登坂距離は短いものの、序盤から峠地点まで終始きつい勾配が続きます。この日はレンタサイクルを押して歩いて登るご家族の姿も。
田ノ浦峠を越えて海沿いを気持ちよく流していたところ、来島海峡大橋に向けて航行する護衛艦に遭遇。
「ここでフロントとリアどちらも一番軽いギアにして下さい!」
その来島海峡大橋の手前にある激坂にもチャレンジ。距離はとても短いですが、ブラインドの先にある登りに油断したまま突入すると、「慌ててギア軽くしようとしたら足回らなくて変速できないッ!」「あッ!ビンディング外せないッ!?」「えッ?そもそもどのレバーだっけッ!?」と、一瞬パニックになる人もいるとかいないとか。
昨年はじめてチャレンジしたときは登り切れなかったお客様も、登坂走行のコツを掴んだことで、余裕でクリアできるようになりました。
そして今回、初見でチャレンジしたお客様。フラットペダルにスニーカーとは思えない、素晴らしいバイクコントロールで一発クリアです。
こういった坂道や向い風など、ときどき刺激的な条件を交えるのもサイクリングを楽しむためのポイントです。永遠とゆっくり平坦な道ばかり走るのも楽ですが、飽きずに継続するには、少しだけスパイスを効かせることも大切ですからね。
ご参加いただいたお客様、今回も誠にありがとうございました。
さて、ここでお知らせです。来月の今治店GSCCライドは、西条市の加茂川方面へ、ちょうど見頃を迎えた桜を観に行きます。普段はしまなみ海道でサイクリングされている方も、この機会に違うルートも走ってみませんか?
https://giant-store.jp/imabari/event/33465/
皆さまご都合がよろしければ参加をお待ちしています。
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2025/03/22
【入荷情報】サイクルジャージに新カラーが登場です。
こんにちは。今治店です。3月も中旬を迎え、気温も少しずつ暖かくなってきて、サイクルウェアの衣替えシーズンが近づいて参りました。そんなタイミングを狙ったのかどうかわかりませんが、GIANTのサイクルウェアラインナップに新色が登場しましたのでご紹介します。
Race Day SS Jersey
¥16,500(税込)
【New color】
◇ パフォーマンスブルー
◇ ブラックブラック
昨年フルモデルチェンジをした、ハイパフォーマンスジャージです。上腕と体側部分に抜群の通気性と伸縮性を備えたハニカムメッシュ生地を採用しているところが最大の特徴です。
近年の高気温下でのライドにおいて、ウェアに必要不可欠な機能「涼しさ」を高めた逸品です。
Instinct Short Sleeve Jersey
¥15,400(税込)
【New color】
◇ ソーラーフレアオレンジ
◇ オーシャントワイライトブルー
伸縮性の高いスリーブデザインを採用したショートスリーブジャージです。タイトフィットモデルですが、やわらかくリラックスした着心地が特徴です。快適性と通気性を高めるローカラーネックデザインは、これからの季節に重宝します。
Instinct LS Jersey
¥16,500(税込)
【New color】
◇ ソーラーフレアオレンジ
◇ オーシャントワイライトブルー
春から秋まで着ることができる薄手のロングスリーブジャージです。日焼け対策としてはもちろん、ウィンドブレーカーやジレと組み合わせれば春先や晩秋の体温調整にも対応しやすいウェアです。
自転車本体と同様に、サイクルジャージも繰り返し使用していく中で徐々に消耗してまいります。シーズン中、ヘビロテしていると気付きにくいのですが、冬のあいだ収納しておいたジャージを久しぶりに手に取ってみると、その劣化具合が何となく気になる瞬間、サイクリストあるあるですよね。
シーズンインに向けてウェアの新調をご検討中でございましたら、ぜひこれらの新商品もお試しいただけますと幸いです。
ジャイアントストア今治
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2025/03/17
【スタッフのサイクリング】ひと足先に行ってきました
こんにちは。今治店スタッフの川村です。早いもので気づけば今年も2カ月が過ぎ、もうすぐ春がやってきます。
「セクシーポーズ」
3月とはいえ地域によっては雪が残っていたり、日中も冷え込みが厳しく、屋外でのサイクリングにはハードルが高い場合もございますが。
「日向ぼっこ最高」
ここ愛媛県東予エリアにおいては、春らしい空気を感じる日も多くなってきました。
そんなよく晴れた休日の昼下がり。昨年11月末からおよそ3カ月半ぶりに、UFOラインの方まで走ってまいりました。
ただし、UFOラインを含む旧瓶ヶ森林道区間は冬季閉鎖中でして。過去には4月に降った雪の影響で延期されたケースもございますが、冬季閉鎖は例年4月中旬に解除されます。この日は3月14日なので、行くことができるのは標高1100m付近にあるゲートまでとなります。
気温差により下の方が白く霞んだ四国山地。写真中央から見て右寄りのギザギザした辺りが西日本最高峰「石鎚山」です。そして、UFOラインがあるのはその少し左の辺りになります。
こちらはUFOラインからもう少し先へ進んだ、瓶ヶ森付近から望む石鎚山の姿です。実際なかなかの秘境感もありますが、今治から日帰りで十分行くことができる、四国の屋根の一端を通り抜ける山岳ルートになります。
いやですね。前日の段階では早朝に出発しまして、昼には帰ってくる気満々だったのですけど…すまんかった。けっきょく2度寝をいたしまして、サブスクでアニメを観てから出発した次第。
イラスト:スタッフ川村
今季のアニメも私的にはなかなかの豊作でして、4月以降も「ガンダピー」とか「真・侍伝YAIBピー」とか、「シンデレラグレピー」とか。楽しみにしている作品が目白押しでございます。あと、リメイク版「るろうに剣ピー」の京都動乱編は、各放送回の感想について、原作や初代アニメを知る家の人や当店スタッフ竹内と楽しんでおります。
さてさて、この日のしまなみ海道周辺の気温は13℃ぐらい。厚手の冬用ジャージで走ると多少汗をかくぐらいの暖かさですが、標高1100m付近は気温10度を下回り、このあと到着する時間帯から推測すると、5度近くまで下がる可能性もあります。
そんなコンディションで、アウターレイヤー(サイクルジャージ)1枚で出かけてしまうと、だいたい失敗するわけです。
例えば…
「10度以下対応の冬用サイクルジャージ1枚の場合』
比較的気温の高い平地や運動強度が上がる長いヒルクライムで汗だくになり、帰りの長いダウンヒル区間で汗冷えする。
「15度以上対応の薄手サイクルジャージ1枚の場合』
比較的気温の高い平坦や運動強度が上がる長いヒルクライムでは快適だけど、気温が低くなる標高1000m以上やそこからのダウンヒルで激寒。
という状態に陥る可能性が大です。
そこで。小さく折り畳める薄手のウィンドブレーカーやレインジャケットを持参し、走る温度帯に対して汗を掻き過ぎない程度のアウターレイヤーと組み合わせることで、気温や体感温度の変化に対応するというのがベターな選択となります。あとは吸湿速乾性に優れるインナーレイヤーを必ず着用すること。これめっちゃ大切です。ここに汗の乾きにくい綿Tシャツなどを着てしまうと、すべての防寒対策が水の泡です。
「このサイズのバックがあるとすごく便利」
とはいえ、この日はハンドルバーバックを家族が使用中。ある程度小さく畳めるとはいっても、ジャージのバックポケットに収納すると少し邪魔なんだよなぁということで。何か良いものないかなぁとキッチンを見渡して閃いたのがコレ。
\テーテテーテテテテテーンッ
/
ペットボトルを使用した即席収納ケースです。ノーマルサイズのボトルケージにシンデレラフィットしました。
【作り方】
① 少し直径が大きい(350mlラテ系ドリングなど)のペットボトル上部をカッターで切り落とします。
② 普通の直径(500ml炭酸水など)のペットボトル上部をカッターで切り落とします。
③ ちょうどイイ感じに畳んで丸めたウェアを収めて、②で作った蓋を差し込んで完成です。
畳んで丸めて突っ込んで…
スッキリ収納することができました。
長いこと様々な条件下でサイクリングを嗜んでおりますと、ちょっとしたライフハックも身につくという、サイクリストあるある。お店としては既製品のケースやバックを購入して頂きたいところですが、すぐに準備することができない場合には、自分の知恵を活かすことも大切ですからね。
今治市内を抜けて丹原エリアへ。石鎚山をはじめ四国山地にはうっすらと雪が残っています。道端に咲く菜の花と相まって、春らしい風景に心が躍ります。春本番、ソメイヨシノ満開な風景もよいですが、このちょっと春が来たよ〜感のある風景も好きなんですよね。
冬のあいだも寒さに負けず、冷たくて重い空気を押しのながらコツコツと走って参りますと、暖かい時期を迎えたときに感じる空気の軽さは最高のご褒美といえます。向かい風だったとしても、冬のそれとは必要とする労力が段違いですからね。
そんなこんな順調にペダルを回して、久しぶりの金子商店さんに立ち寄り、おなじみの菓子パン休憩タイム。
ジャージのバックポケットにも補給用に1本搭載して、ここから長いヒルクライム区間に突入します。
まずは10kmほど国道194号線「そらやま街道」を登ります。平均勾配はそれほどきつくはなく、感覚としては富士ヒルクライムが開催される富士スカイラインに近いものがあります。
こちらもおなじみ、途中の湧き水ポイントで天然のやつを補給します。気温はそれほど高くないですが、ロングライドにおいて水分補給は欠かせません。
そしていつものように寒風山トンネルの手前、愛媛県側から旧国道と寒風山隧道を経て行こうとしたところ。あれま、積雪と凍結で通行止めですってよ。こうなりますと残されたルートはひとつです。
自転車が通行可、なおかつ通行料金が無料のトンネルとしては、日本一の長さを誇る寒風山トンネルを抜けて、高知県側から旧国道に至るルートです。
道幅も広く先の見通しも良いトンネルのため、クルマを運転して通行する際もそれほど窮屈感はなく、危うい雰囲気を感じるトンネルではないのですが。やはり自転車で走るとなりますと、それなりのプレッシャーはあるわけです。
「南無三!」
高知県側に位置するトンネル出口までは緩い登り勾配が続くため、ただ無心に黙々とペダルを回すローラー台の感覚で通過します。ちなみに、過去にはこのトンネルよりも100倍ぐらいプレッシャーを感じるトンネルを幾つも経験しておりまして、そのなかでも群馬県と新潟県をつなぐ国道17号線の旧三国トンネルと、その周辺にあるトンネルは最恐クラスでした。路面は進行方向にひび割れて継ぎ接ぎだらけ、湧き水でいつも水浸し、めちゃくちゃ狭いしで、当時スタンダードだった23cタイヤで走った時には緊張感が半端じゃなかった記憶。
そんなことも思い出しつつ、トンネル突入から15分ほどで高知県いの町側の出口へ。
このすぐ先をぐるっと左折して旧国道に入ります。
なお、4月中旬に開催されるサイクリングイベント「UFOラインアタック」は、ここがスタート地点となります。
路面は全体的にガビガビしていますが、愛媛県側から登るよりもヘアピンカーブが多く、平均勾配が緩いほか、普通車でしたらギリギリ2台並べる程度の道幅があります。UFOライン解放期間中は利用者の多いルートでもあります。
ローギア34Tを標準化した最新12速コンポーネントは、アウターギア使用率の高い私のライドスタイルにジャストフィットしています。
昨年までは古い10速コンポーネントの25や28Tを使用していたため、そちらと比べてもペダリング効率には雲泥の差があります。もはや、インナーギアなんてただの飾りです。
冬のあいだはしまなみ海道周辺をメインに走っていたため、10kmを超えるヒルクライムは久しぶりでしたが、とてもいいペースで標高を上げていきます。
この看板が見えたらゲートに到着です。
当たり前ですがゲートは閉まっております。なお、UFOラインを経た先、よさこい峠側のゲートも閉まっているほか、愛媛県久万高原町の面河渓から土小屋に至る石鎚山スカイラインも冬季閉鎖期間中です。
このところ気温も高かった影響でしょうか、このあたりにはほとんど雪が残っていませんね。
山の澄んだ空気と一緒にいただく菓子パンもうまい。そういえば、お客様より「川村さんってエネルギージェルとかスポーツ用補給食は使わないの?」と聞かれたことがあるのですが。何を食べても走れるぐらいテキトーな感覚のほうが好きなんですよね。
ただし、菓子パンはカロリーに比較して携行性があまりよろしくないため、ライドの内容によってはコンパクトな高カロリー系エネルギージェルを準備することもあります。
「ライド中にこれを食べないといけない」ですとか、「このぐらい走ったら何カロリー摂取する」とか、俗にいう教科書通りのスタイルもとことん突き詰めた経験はあるのですが。私の性格からして、身体のパフォーマンスアップ以前に心が疲れてしまうんですよね。
そういった経緯もございまして、いまはライド中に身体の感覚をしっかり意識して、不足の無いように水分や糖質を摂る。そのぐらいの範囲で食べたいものを食べるようにしています。
気を付けている点を申し上げますと…
・普段の食事をちゃんと摂り、3食それぞれの間隔を必要以上に開け過ぎない。過去、昼食休憩に入る時間がなかなか作れなくて、夕方5時や6時にようやく食事にあり付く生活が続いた経験もあるのですが。あれは身体にもメンタルにも悪影響しかありません。その場合には間食を入れて、エネルギーがスッカスカの状態にならないよう気を付けましょう。
・ハードなライドや筋トレ後には、プロテインと糖質を摂るようにしています。また、運動前に糖質を含むものを食べて、筋肉を動かすためのエネルギーが不足しないように気を付けています。
こっちは通れないので来た道を折り返します。
このクローラー仕様のハイエース、一度乗ってみたいんですよね。
菓子パンを食べ終えたらレインジャケットを着て下山。ちなみに帰りの寒風山トンネルは下り基調のため、行きの半分程度で通過できました。
最後は焼き芋でエネルギー補給。焼き芋しか勝たん。
【おまけ】
ちなみに金曜日のライドから帰った後、山のほうでは週末2日間で雪が降ったそうです。
月曜日の朝にライブカメラを観ましたらご覧の通り。ガッツリ雪が積もっていました。四国って、温暖なエリアと極地エリアがギュッと濃縮されていて、つくづく魅力的な場所ですよね。
それではまた次回のサイクリングで。
ジャイアントストア今治
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2025/03/17
【募集】4月6日(日) 今治店GSCC~さくらライド~
こんにちは。今治店です。お知らせが遅くなりましたが、今治店4月のGSCCライドについてお知らせです。
テーマは「桜」
西条市の加茂川沿いに咲く桜を目指します。当日はさくらまつりも開催されているので、そちらも少しだけ立ち寄りますよ。
【開催日】
2025年4月6日(日曜日)
雨天中止(前日午後5時の時点で気象庁発表の降水確率50%以上の場合も含みます。)
※中止の場合には前日19時までにブログで告知いたします。
【集合及び解散場所】
『ジャイアントストア今治』
午前10時集合
午後16時解散
【ルート】
今治店を出発して桜井、湯ノ浦から県道に入り、西条市丹原へ。小松から中山川沿いを走行して西条市内へ。
【走行距離】
約70km
【ライドカテゴリー】
パフォーマンス
【募集定員】
先着5名様
【ご参加の条件】
GSCC及びClubLiv会員の方。
自転車保険に加入されている方。
会員ではないお客様もビジターでご参加頂けます。
お気軽にご相談下さい。
【参加費】
各クラブ員及び自店購入者は500円
他店購入者は1,000円
(※その他実費負担)
【推奨車種】
ロードバイク
【持ち物】
・ご自身のバイク
※タイヤやブレーキパッド、ブレーキシューなど当日までにバイクの状態を確認、必要に応じて部品交換を推奨します。
・フロントライト、リアライト必須
・サイクルボトル
・サイクリングウェア、グローブ、ヘルメット
その他ウインドブレーカーなど温度調整ができるもの。
・パンク修理キット必須(スペアチューブなど)
・飲食代
【申込方法】
・店頭受付 9:00~19:00 火曜日定休日
・TEL 0898-25-1175
・WEB →こちら←
4月5日(土曜日)午後6時まで
ジャイアントストア今治
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2025/03/16
【入荷情報】アイウェアに新カラー登場です
こんにちは。今治店です。昨年ラインナップを一新し、ご好評いただいているアイウェアに、このたび新色が追加されました。今回はその中からお店に入荷したGIANTとLiv製品をご紹介します。
『レンズの機能について』
・Fotovis
1枚で様々な天候に対応する、新型調光カラーレンズを採用しています。
・Vividvis
路面の凹凸や輪郭をクリアにして路面状況の視認性を向上させます。
【Heiloシリーズ】
大型レンズを採用し、リムレスフレームを採用したアイウェアです。デザイン性と曇りや蒸れを防止する機能を兼ね備えた、テンプル部分のエアダクトも特徴です。
GIANT
◇フレームカラー:シルバー
◇レンズカラー:ブルー
◇光線透過率:13〜45%
◇Fotovis(調光)
◇フレームカラー:スティールブルー
◇レンズカラー:グレイ
◇光線透過率:13〜48%
◇Fotovis(調光)
Liv
◇フレームカラー:モーブ
◇レンズカラー:レッド
◇光線透過率:13〜58%
◇Fotovis(調光)
【Agosシリーズ】
深い前傾姿勢でも前方の視界を邪魔しないセミリムレスフレームデザインが特徴です。
GIANT
◇フレームカラー:トランスルーセントグレイ
◇レンズカラー:
◇光線透過率:13〜68%
◇Fotovis(調光)
Liv
◇フレームカラー:リネン
◇レンズカラー:ゴールド
◇光線透過率:15%
◇Vividvis
◇フレームカラー:リネン
◇レンズカラー:レッド
◇光線透過率:13〜75%
◇Fotovis(調光)
Heiloシリーズ、Agosシリーズともに以下のアイテムが付属します。
・クリアレンズ(100%UVカット)
・度付きレンズ用インナーフレーム※
・ノーズパッド
・ソフトシェルプロテクターケース
・マイクロファイバーバッグ付属
※付属するインナーフレームをお客様自身で眼鏡販売店へお持ち込み頂き、フレーム形状に合う度付きレンズを製作する必要がございます。
じつはアイウェアも消耗品です。長期間の使用でレンズに細かい擦り傷が入ったり、撥水コーティングが劣化してくると、視界不良の原因となります。安全なライドのためには、より正確な視覚情報を得ることが大切です。サイクリングの質を高めるアイウェアをぜひご利用ください。
ジャイアントストア今治
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2025/03/13
【スタッフのサイクリング番外編】サイクリング大会に参加する魅力
こんにちは。今治店スタッフの川村です。4月に入りますと、いよいよ今年もシーズンインを迎えるサイクリングイベントの数々。こちらをご覧の皆様は何かしらのイベントにエントリーされましたでしょうか?
サイクリングイベントと一括りに申し上げましても、実際のところはその内容も様々です。
◇ 参加者それぞれが完走を目指すロングライドイベント
◇ 登り坂において自分の限界に挑むヒルクライムレース
◇ サーキットを舞台に行われるエンデューロやクリテリウムレース
◇ MTBで楽しむトレイルライドツアー
などなど。
いずれにおいても、私自身が参加してきた中で、サイクリングイベントに対して感じる良いところは…
◇ いつもと違う道や景色、スピード感を味わいつつ新鮮な気持ちでライドを楽しめる
◇ 開催地までの移動時間を含めてちょっとした旅行気分を楽しめる
◇ はじめてお会いする方々とのちょっとした交流が生まれる
◇ 帰ってきた後もしばらく余韻に浸ることで、日常生活に活力を得ることができる
◇ また行ってみたいと感じる土地に出会える
といった具合にこの他にもたくさんの魅力がございます。
当然ですが、ひとりで走るような日ごろのサイクリングとは異なりまして、エントリー費や交通費に宿泊費など、それなりにお金も掛かります。それでも先にご紹介したような数々の魅力があるからこそ、毎年たくさんのイベントが開催されて、そのファンになる方々がいらっしゃるのだと、常々感じている次第です。
普段からサイクリングはしているけど、そういったイベントには参加したことが無い、あるいはご興味がないという方も当然いらっしゃいます。が、それはちょっともったいなく感じます。はじめてのイベント参加は少し緊張するかも知れませんし、ただ走るのに費用を掛けたくないという考え方もあるでしょう。ですが、いつもと違うライドを通じて見聞を広げ、そこで得た刺激もきっと成長の糧として、思い出に残る経験になるはずです。ときには失敗も経験するでしょうが、そこから学ぶこともあります。サイクリングってそういうものです。
「当日はなにを準備しておけばいいの?」
「どんな練習をすればいいの?」
「こんな時はどうすればいいの?」
「本番が近づいてくると緊張してお腹が…」
など、初めて参加するにあたりご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。よほど本格的なレースを除いて、スポーツバイクにお乗りいただくホビーサイクリストが経験する大半のイベントでしたら、これまでの経験をもとに少しばかりご質問にお答えすることができます。
ということで。
早速ですがわたくし、4月13日に開催される「UFOラインアタック Vol.7」に今年も参加いたします。
https://giant-store.jp/imabari/bike/28733/
当ブログでもお馴染み、四国山地の一角を成す、西日本の道路最高標高地点を通過するルートが舞台のローカルイベントです。
途中に待ち受ける絶景の数々とご当地グルメ。アットホームな雰囲気もたいへん魅力的でして、昨年初めて参加した私もファンになったイベントです。
シーズン中は頻繁に走りに行くUFOラインではございますが、この大会は冬季通行止め解除前に走れるという特別な条件を含めまして、参加費を支払って走る価値が十分にございます。
【大会名】
UFOラインアタック Vol.7
【主催】
UFOラインアタック実行委員会 様
公式ページ☛https://kamegamoritr.wixsite.com/ufolineattackvol7
3月20日までエントリー受付中とのことです。詳しくは『UFOラインアタック Vol.7』の公式ページをご確認ください。
四国からは遠いですが、一昨年に参加させていただきました「グランフォンド富山」も非常に魅力的なロングライドイベントです。
https://giant-store.jp/imabari/other/25370/
北陸にあまり馴染みがないという方も、サイクリングをきっかけに富山県へ訪れてみてはいかがでしょうか。現地までの移動を含めて、旅行とサイクリングをたっぷり満喫することができます。あと、米が旨くて最高です。
こちらの大会も4月6日までエントリーを受付中とのことです。今年は富山店スタッフも参加予定との知らせが届いております。お時間がございましたら、ジャイアントストア富山にもぜひお立ち寄りください。新幹線開通で生まれ変わった富山駅もめっちゃ綺麗です。
【大会名】
グランフォンド富山2025
【主催】
グランフォンド富山実行委員会 様
NPO 法人富山サイクル交流倶楽部 様
公式ページ☛https://tcec.jp/gf-toyama/
そうそう。
当店スタッフの竹内も、まさに清水の舞台から飛び降りる覚悟で、5月開催のロングライドイベントにエントリーしております。こちらも4月20日までエントリー受付中とのことです。
【大会名】
グランフォンド石見2025
【主催】
NPO法人サイクリストビュー 様
公式ページ☛http://www.plusvalue.co.jp/iwamiride/index.html
なお、噂によると店長佐藤に背中を押されて、大会最長コースの石見山塊往還200kmにエントリーしたそう。すでに武者震いが止まらんそうです。
それでは皆様も良きサイクリング大会に出会えますように。
ジャイアントストア今治
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2025/03/10
【お知らせ】アルミロードバイク ~STARTER KIT CAMPAIGN~
こんにちは。今治店です。2025年3月7日から5月31日までの期間中、対象のアルミロードバイクをご成約いただきますと、¥9,900(税込)分の対象のパーツをもれなくプレゼントします!
【キャンペーン対象モデル】
『GIANT』
Contend
Contend AR
『Liv』
Avail
Avail AR
【プレゼントの内容】
◇RECON HL350 & NUMEN + UNICLIP TL2 COMBO
¥5,830(税込)
◇FLUX COMBO UNICLIP
¥4,070(税込)
合計¥9,900(税込)
『キャンペーン期間』
2025年3月7日~5月31日まで
アルミロードをご検討中のお客様は、ぜひこの機会をお見逃しなく。皆様のご来店をお待ちしております。
ジャイアントストア今治
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普段ブログではお伝えしきれない、日常の店舗風景や、
スタッフのRIDE LIFEなどもUPしていますので、ぜひご覧下さい♪
2025/03/07
【MTB】コスパ最高のエントリーモデル Talon 1
こんにちは。今治店スタッフの川村です。
先日のブログにてご紹介した弊社MTB講習会で、わたしがほぼ一日中乗っていたハードテイルMTB「Talon」について、今回は詳しくご紹介します。
https://giant-store.jp/imabari/bike/33216/
【製品の生い立ち】
写真は2015年モデルのTalonシリーズ。Talon(タロン) は「爪」を意味します。
2010年代初頭より、トレイルライドを身近にするエントリー向けMTBをコンセプトといたしまして、ラインナップされてきたハードテイルMTB「Talon」シリーズ。GIANTオリジナルのアルミ合金フレーム「Aluxxs」をベースに、当時スタンダードだった26インチホイール仕様のほか、黎明期の29インチホイール仕様も追加するなど、その都度トレンドを取り入れたモデルを展開してきました。その後はMTB界を席巻した27.5インチホイール仕様を中心に、幅広いユーザー様にご愛顧頂いております。
そして2024年10月。Talonシリーズはフルモデルチェンジを実施しまして、従来のエントリーMTBの領域を超えるパフォーマンスを得たことで、より本格的なMTBとして生まれ変わりました。
新型Talonについて要約しますと…
・スポーツバイクの価格高騰がエントリーユーザーにとって一つの壁となっている昨今。本体価格は10年前の同グレードと然程変わらないのに、トレイル走行における楽しさと満足度は前世代比で数倍アップ。
・より本格派向けMTBと同様に、カスタマイズに対する拡張性が向上。
・街乗りバイクとして使用する場合。クロスバイクと肩を並べても引けを取らない、ユーザーフレンドリーなギミックも搭載。
つまりは....
「最高にコストパフォーマンスの優れたエントリー向けMTB」という事です。
【製品詳細】
ここからは「乗る」と「ユーザービリティ」2つの視点で、新型Talonについてご紹介します。
「Talon 1」
今回乗る機会を得たモデルは、上位グレードの「Talon 1」で、フレームサイズはSサイズの車体です。身長163cmのわたしは、XSサイズとSサイズどちらの適応身長にも当てはまります。あいにく同モデルのXSサイズには試乗しておりませんが、MTB専用コースでSサイズの車体を駆り、1日中走ったうえでの印象と、過去に乗ってきた数車種のMTBより得た経験を合わせますと、Sサイズのフィーリングがとても魅力的に感じました。わたしの場合、ロードバイクは長年XSサイズを愛用しているのですが、クロスバイクやMTBになりますと、リーチが短く窮屈に感じるところも理由ですね。
なお、Talonのフレームサイズについては1点だけお断りしておきたい事がございます。じつはこの新型Talonですが、グレードとフレームサイズによって、車体の仕様自体がいくぶん異なります。それらの箇所を順番にご紹介します。
◇ホイールサイズ
新型Talonはフレームサイズによってホイールサイズが異なります。
・XSサイズには27.5インチホイール
・Sサイズ、Mサイズには29インチホイール
わたくし、じつは数世代前の26インチホイールMTBしか所有歴がないものでして、最新の27.5インチや29インチホイールMTBに乗ると、オフロード走行時の走破性と安定性、そしてスピードに毎回感動を覚えます。
障害物を乗り越える能力や、オフロードでのトラクション性能も、昔の26インチMTBと比較すると遥かに向上しています。当時のMTBでしたら困難に感じるような場面も、最新の29インチや27.5インチホイールを採用したMTBに乗ると、いともたやすくクリアすることができます。なお、ホイールサイズについて、小さなターン時の旋回性は27.5インチが若干優れている印象ですが、急勾配もペダルをゴリゴリこいで登りたい私としましては、タイヤのトラクションとギャップの走破性に優れる29インチが好みです。
◇ドライブトレイン
『Talon 1について』
フレームサイズでクランク長とフロントチェーンリングのサイズが異なります。
・XSサイズは165mm(32T)
・Sサイズ、Mサイズには170mm(30T)
リア変速機はシマノCUES 1×10で、リアカセットスプロケットは11‐48Tを採用しています。
フロントギアに小さいチェーンリングを使用して、ワイドなリアカセットスプロケットと組み合わせる仕様は、現代のMTBでは定番のスタイルとなっています。29インチや27.5インチホイールが持つ走破性の高さと、フロント変速を原因とするロスやトラブルを排除したことにより、かつてのMTBに比べてオフロード走行時の操作性や快適性がグッと高くなったと感じます。
『Talon 3について』
フレームサイズによってクランク長のみが異なります。
・XSサイズ、Sサイズは170㎜
・Mサイズは175㎜
こちらは変速機にシマノAltusとAceraを組み合わせた2×8を採用していまのす。ギア構成についてはフロントチェーンリングが36‐22Tを、リアカセットスプロケットは11‐34Tが装備されています。Talon 3に採用されている8S用リアカセットスプロケットは、ラインナップされているローギアの歯数が小さいため、急勾配の登り坂で足りないギア比をフロント変速で補う、往年の変速スタイルが採用されています。
◇フロントサスペンションフォーク
フレームサイズごとにストローク量のセッティングが異なります。
・XSサイズは80㎜
・Sサイズ、Mサイズは100㎜
また、フロントフォークの仕様に関わる部分と致しましては、「Talon 1」と「Talon 3」は、それぞれフロントホイールハブの固定方式が異なります。
・Talon 1は15×110㎜幅のスルーアクスル式
・Talon 3は100㎜幅のクイックレリーズ式
今回のMTB講習会で走行したビギナー及び中級コースは、天然のトレイルで遭遇するようなロックセクション(岩場)やドロップオフ(大きな段差)を走行する場面もなく。全体の勾配も比較的優しい設定だったこともあり、標準装備のサスペンションで不安を感じることはありませんでした。ですが、もう少し難易度の高い急勾配トレイルを走行する場合、サスペンションのストローク量や調整機能にもう少し余裕が欲しい印象でした。
なお、Talonのリアホイールハブ固定方式はどちらのグレードも共通で、12×142㎜幅のスルーアクスル規格を採用しています。昨今のトレンド「Boost規格」では、リア12×148㎜幅のスルーアクスル式が主流になっているため、新型Talonのフレームリアエンドに採用された規格はひと世代前、いわゆるスタンダード規格になります。
なお、このBoost規格の登場により、フレームやサスペンションの設計、タイヤのワイド化、ホイール剛性の向上が実現したことで、近年のMTBは飛躍的に走行性能が向上しています。それまでMTBの長い歴史をけん引してきた26インチに対して、新規参入した29インチが一度低迷し、その間に27.5インチが広まった後、再び29インチが復権している理由もここにあります。
これらの点からそれぞれの車体を見ますと。
・「Talon 1」は比較的新しいフレーム規格を採用。
・「Talon 3」はフロント側に数世代前の規格、リア側はひと世代前の規格を採用。
といった仕様になりますね。
このBoost規格をはじめ、機材面においてはロードバイク以上に次々と新しいトレンドが生まれ、すぐさま取り入れられるMTB界隈。この新型Talonにも、そういった最新トレンドが採用されています。
UDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)
これまでのリアディレイラーハンガーは、バイクブランドやモデルごとに専用のものが準備されていました。外的要因でディレイラー周りに強いダメージを受けた際、ディレイラーハンガーは変形、もしくは破損することでフレーム側の損傷を防ぐ役割があります。また、ハンガー自体の強度や加工精度はバイクの変速性能にも影響があり、使用する変速機本体が同じ製品でも、取り付けるフレームによって変速精度に若干の差が生じる面もありました。そこに近年登場したのが、ギアコンポーネントブランドのスラム社が提唱するリアエンド規格「UDH」です。こちらの規格に対応しているフレームでしたら、バイクメーカーを問わず1つのハンガーを共有可能なほか、車体ごとに生じていた変速性能のバラつきも改善するメリットがあります。
このUDH規格。Talon 1の1×10ドライブトレインに装備された、新作コンポーネント「シマノCUES」と組み合わせた際のフィーリングも良好で、急勾配を登りながらガシガシ変速操作をしても無問題。
従来のコンポーネントと比較して、大幅に耐久性が向上しているシマノCUESの特性と相まって、かなり魅力的な仕様に感じました。
◇シートポスト
「Talon 1」にはドロッパーシートポストが標準装備されています。ハンドルバーに取り付けた専用レバーを操作することで、状況に応じてサドルの高さを変更することができるこの製品。こちらの有無だけでもトレイル走行における快適性が段違いです。
また、街乗りでの信号待ちなど、サドルに座った状態で両足をゆったりと地面に着きたいとき。なかなか重宝するアイテムだったりもします。「Talon 3」にも追加パーツのご購入で装着は可能ですが、これが意外といいお値段のため、そういった面も含めますとTalon 1のコストパフォーマンスは大変魅力的です。
さて、ここまではオフロード走行を前提に、エントリー向けMTB「Talon」をご紹介して参りました。ですが、実際は今回のようなMTBコースやシングルトラックでの走行を目的とされる方よりも、クロスバイクのように街乗りを目的としてご購入いただく場合が多いように感じます。
(写真はTalon E +)
そこで耳より情報です。この新型Talonには、街乗りで必須アイテムとなる、キックスタンドを取り付けるための台座がございます。専用キックスタンドを別途お求めいただきますと、六角レンチ1本で装着することが可能です。当然ながら取り外しも簡単なので、オフロード走行時などキックスタンドが不要な時は、サッと取り外すことも可能です。これは大変ありがたい仕様ですよね。
ということで、今回は新型Talonについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
なお、余談ではございますが。
同じハードテイルMTBとしては、個人的には「Fathom 29」も気になるところです。今回のTalon 1に足りない要素をほぼカバーしている点では、より一層トレイルライドに重点を置いたモデルです。うーん、悩ましい。
ジャイアントストア今治
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2025/03/06
【募集】3月23日 今治店GSCCライド~Okonomiyaki Spring Rid
こんにちは。今治店です。3月の今治店GSCCライドは、春の足音が聞こえはじめるしまなみ海道へ、約70kmのサイクリングに出かけます。
お昼ご飯は伯方島にて、お好み焼きを食べましょう。
桜の開花には若干早いですが、ついでに開山もプチヒルクライムしますよ。みなさん大好き?な亀老山よりも優しい登り勾配&登坂距離なのではじめての方も大丈夫。
【開催日】
2025年3月23日(日曜日)
雨天中止(前日午後5時の時点で気象庁発表の降水確率50%以上の場合も含みます。)
※中止の場合には前日19時までにブログで告知いたします。
【集合及び解散場所】
『ジャイアントストア今治』
午前10時集合
午後3時解散
【ルート】
しまなみ海道のメインルートで伯方島を目指します。伯方島に入りましたら、島を右回りで走行します。開山を登ったあとは再び外周ルートへ。途中のお好み焼き屋さんで昼食を予定しております。再び外周ルートを経て、主にしまなみ海道のメインルートを走行して今治店へ戻ってまいります。
【走行距離】
往復約70km
【ライドカテゴリー】
パフォーマンス
【募集定員】
先着5名様
※3/15 定員まであと3名様です。
【ご参加の条件】
GSCC及びClubLiv会員の方。
自転車保険に加入されている方。
会員ではないお客様もビジターでご参加頂けます。
お気軽にご相談下さい。
【参加費】
各クラブ員及び自店購入者は500円
他店購入者は1,000円
(※その他実費負担)
【推奨車種】
ロードバイク
【持ち物】
・ご自身のバイク
※タイヤやブレーキパッド、ブレーキシューなど当日までにバイクの状態を確認、必要に応じて部品交換を推奨します。
・フロントライト、リアライト必須
・サイクルボトル
・サイクリングウェア、グローブ、ヘルメット
その他ウインドブレーカーなど温度調整ができるもの。
・パンク修理キット必須(スペアチューブなど)
・飲食代
【申込方法】
・店頭受付 9:00~19:00 火曜日定休日
・TEL 0898-25-1175
・WEB →こちら←
3月22日(土曜日)午後6時まで
ジャイアントストア今治
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