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椿ヶ鼻ヒルクライム 2023 レースレポート2023年9月22日

こんにちは!店長の井上です。
9/3に開催された大分県日田市の椿ヶ鼻ヒルクライムに出場してきました。

昨年初参加で年代別2位になり、個人的にはこれ以上ない結果に満足し
今年は参加を見送る予定でしたが、大会事務局より開催の案内状が自宅に届き
妻に見つかったことで参加する運びとなりました。

案内状を見た妻から『今年は参加しないの?』と聞かれ、『去年に比べるとあまり
練習できてないし、あれ以上の結果を出すのは難しいから…』と尻込みしていましたが
愛する妻の『なに怖気づいてんの!?』の一言で出場決定。

7月頭からトレーニングを開始。最初のうちは去年走っていた自分の記録から
ほど遠いタイムでエントリーしたことを後悔しましたが、仙台店から異動してきた
スタッフ横山氏からアドバイスをもらい、それを実践したことでレース前には
去年の自分を上回るタイムが出せるようになりました。

いよいよレース当日、自宅から会場まで車で1時間半と福岡県からもアクセスしやすい
場所にあるため朝5時半に出発。家族も応援に駆けつけてくれました。

7時には会場に到着し準備開始。念入りにストレッチをした後、ローラー台を使って
心拍を上げ20分ほど汗を流し準備万端。

椿ヶ鼻ヒルクライムは頂上まで無料の応援バスが出ており、家族は一足先に
ゴール地点へ移動。
※事前申し込みが必要です。

今回のレースに一緒に参加したお客様と合流し、開会式に参加。手荷物を受付に預け
スタート地点へ向かいます。

前回は単独での参加だったため開会式のときもスタート前も心細い思いをしましたが
今年は一緒に出場する仲間がいたため非常に心強く、スタート順も同じグループで
前回よりリラックスした状態で挑めました。

コース:大山町中川原交差点〜前津町地域活性化センター

距離:13.2km

獲得標高:696m

平均斜度:5.2%

 

スタート前にこのグループの注目選手として昨年2位だった自分の名前が読み上げられ
誇らしい気持ちと少し恥ずかしい感情が入り乱れていました。

 

浮かれた気持ちを落ち着け、他の注目選手をマークしスタートを待ちます。
いよいよ号令がかかりレーススタート、計測開始地点まではパレードランで追い越し禁止。

アクチュアルスタートが切られ、ここからが本番。
本場のレースさながらMOTOが先導します。

スタートしてすぐ登りが始まり集団の中でマークした選手を目で追いながら
付かず離れず一定の距離でポジションを保ちます。

最初の登り区間が終わるとダムを横目に平坦区間が続き40km/h前後のスピードで
レースが展開。ここの景色が綺麗なのですがレース中は楽しむ余裕はありません。

集団の中で脚を貯め後半の登りに備えつつ、マークした選手を見失わないよう先頭付近に
ポジション取り。

 

平坦区間も終わりいよいよ本格的な登りが始まります。登坂区間が始まると集団も
次第に絞られ、いつの間にか先頭に立ちました。
後ろを振り返ると一つ上の年代で昨年優勝した選手がピタリと張り付いています。

この選手とローテーションを回せたら優勝も見えてくると思い、前を引いていましたが
交代することなく先頭のままだったため、諦めてそのまま踏み込むと後続との
差が開いたため、このまま逃げる作戦に切り替えました。

トレーニングの成果で昨年より踏めている感覚がありましたが、残り3km地点で
斜度が10%を超えてくると思うように踏めなくなり、スタミナも段々無くなって
きている実感が沸いてきました。

自分の前をMOTOが先導していたので先頭という認識はありましたが、かなりスピードを
緩めて待たれている状況が続き、体力も底をついてきました。

残り2km過ぎてからが人生での一番長い道のりに感じましたが、そんな中
地元の方々の沿道からの応援、頂上で待っている家族、応援してくれている
スタッフや常連のお客様の顔が頭に浮かんでなんとか最後までペダルを踏み抜き
遂に念願の年代別で優勝を飾ることができました!

 

ゴール後は全てを出し切ったためフラフラで、自分で自転車をバイクラックに置く事もできない状態でしたが、一緒にスタートしたお客様のゴールを待ちます。

 

お二人とも無事ゴール!炎天下の中お疲れ様でした!

少し休んで運営の方が配布していたおにぎりを受け取り補給。
ベンチに座って表彰式まで待機していたところ、妻が『大丈夫?まだ顔色悪いよ』と
心配してくれていましたが、誰でも顔色が悪く見えるサングラスを掛けたままでした。

 

表彰式でインタビューがあり『来年もまた参加しますか?』と聞かれ、
残り3kmのキツいの登りや辛かったトレーニングを思い出し、一瞬言葉につまりましたが
来年もまた参加しようと思います。

無事、表彰式も終え下山開始。帰りも同じグループごとにスタート。

最後尾のMOTOの方に許可を得て、コースの写真を撮らせてもらいました。
レース中は余裕がありませんでしたが、改めて見ると絶景が広がっており、
つくづく良いコースを走ったことが実感出来ました。

自転車の楽しみ方は人それぞれですが、サイクリングイベントやレースにエントリーすると
目標ができて、それに向けてトレーニングして本番で自分のすべてを出し切ることで
普段の生活では決して味わえない達成感を得ることができます。
皆さんも是非エントリーしてみて下さい。

 

使用機材:2022 TCR ADV SL 0 (XS)
コンポーネント:DURA-ACE R9200
クランク:52-36 170mm パワーメーター付き
スプロケ:11-34T
タイヤ:CADEX AERO 25C
ハンドル:CADEX RACE 400mm
ステム:CONTACT SLR OD2 100mm
サドル:CADEX AMP
サイコン:GARMIN EDGE 840
ウェア: TEAM JAYCO ALULA SS JERSEY & BIB
ヘルメット:GIANT REV PRO
シューズSURGE PRO 41.5