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ホノルルday5大会1:ビギナーYokoのホノルルトライアスロン挑戦記2011年5月16日

大会当日がやってきました。

朝3時の目覚ましでちゃんと起きました。
意外に眠れた感じです。

今朝はみな言葉数も少なく、
いよいよだ、という緊張感が
漂っています。

大福やお赤飯など、腹持ちのいい
もち米系のものを朝食に食べました。
そして出発です。

会場はまだ真っ暗です。

最初に計測チップを受け取って足に巻きます。

それからトランジションエリアに入り、
シューズやヘルメットなどを
とりやすい位置に配置します。

私は場所が見つかりやすいように
柄のタオルをひいて、その上にモノを
置いていきました。

飲み物はスポーツドリンクと水、
食べ物はバナナとスポーツゼリー、
自分がふだん食べ慣れているものを
持ってきました。


緊張で顔も引きつり気味。

トライアスロン経験者のルームメイトが
セッティングの様子を見に来てくれて、
ヘルメットの掛け方の向きなど
修正してくれました。

さあ、これまではみんなと一緒に行動
してきましたが、ここからは一人です。
なんだか身体の周りがすかすかします。

すでに明るくなった中で、
トランジションエリアを裸足で
出て行きます。


不安げに海の方を見ている私。
チェリー組の人を見つけて少し安心します。

そうこうしているうちに、
大会開始のアナウンスがありました。
最初にアメリカ国歌とハワイの州歌の斉唱です。

すでに最初のスタートの組は、
海に向かって細長くフェンスで仕切られた
スタートレーンに待機しています。

スタートは性別、年齢別の組ごとになります。
最初のスタートはオリンピック・ディスタンスの
男子34歳以下とエリートの混合で、
その後3分おきに次々とスタートしていきます。

大会オフィシャルからコースの説明があり、
プーっとブザーが鳴ってスタート!

自分がスタートするより
緊張するような瞬間でした。

知っている顔に声援を送りながら、
徐々に組がすすみ、
いよいよ私達がスタートレーンに入る番が
やってきました。

ここは40歳以上の女性の組です。
ベテランの経験者が多そうな中、
みなおしゃべりしたり、
豪快なおばちゃん笑いがはじけたりして、
なんとまあにぎやかでリラックスしたムード。

最初の緊迫した組とは大違いです。
これに少し気持ちがほぐれました。

 

 

 

 

 

 

 

 
大会スタッフも、ここに来て冗談を
とばすような雰囲気になっています。

「さてご婦人方、もう一度コースの
説明を聞きたいですか〜?
それとももう何度も聞いたから
やめておきましょうか〜?」

すると「もう一度聞きた〜い!」
「説明してちょうだ〜い!」の大合唱。

「ではコースの説明をします。
とにかく前の人について行ってくださ~い!(笑)
というのは冗談で・・・」
というような調子で、
笑いをとりながらのコース説明がありました。

そしてスタート。

 

 

 

 

 

 

 
集団の少し後ろの方から歩いて
海に入っていきました。

朝練スイムのつもりで泳ごう。
昨日からそう決めていて、
まずまず平常心で泳ぎ始める
ことができました。

とはいえ、呼吸が乱れる事がこわかったので
なかなかヘッドアップができず、
コースどりはやや不安です。

でも、気持ちよく泳げています。
ちょうど右側に人もいて、
等間隔で一緒に泳いでいきました。

しばらくそのまま泳いでいると、
後ろから大きな声が執拗に聴こえてきます。

何?と思って顔を上げると、
なんと私は大きく蛇行しており、
Uターンして帰ってくる選手のコースに
入り込んでしまっていたのでした!

 
 

 

 

 

 

 
恐怖の逆走ならぬ逆泳。顔を上げると目の前にスイマーが!!

大きな声はコースに戻れという声だったのです。
ごめんなさーい!!
あわてて元のコースへ
ばしゃばしゃと方向転換しました。

ちょっと動揺しましたが、
ほどなく平常心に戻れ、
気持ちよく泳いでいると、
こんどは後ろが妙に騒がしく、
足に触れてくるスイマーが増えて来ました。

これは私達の組の後のスタートの、
男子50歳以上の組のおじさん達だわ!

ここからは人も多くなり、
周りとぶつかることも多少覚悟の
泳ぎになります。

ちょっと鬱陶しいなあ・・・。
でもこれがトライアスロンなんだな、きっと。

50歳以上の速い人達が抜けて行った後は、
だんだんコースがすいてきて、
どうやら最後の方の集団にいるんだろうなあ、
と感じながらフィニッシュ。


 

 

 

 

 

 

なんとか1.5km泳ぎきれました!

パニックにならないよう
自分に気持ちいいペースを
保つようにした結果、
腕は疲れているものの、
スタミナはそれほどひどく
消耗していません。

海を上がって
トランジションエリアに行く道々で、
観客やスタッフがみな「グッジョブ!」
と声をかけてくれます。

こんなに遅い私にも、
選手という資格があるんだ、
と、改めて驚きとともに、
参加できている嬉しさが
こみあげてきました。