ジャイアントストア二子玉川
ヒルクライムに行こう 登り編2011年11月28日
先日箱根旧街道のヒルクライムに挑戦しましたので、その様子を写真と共にご紹介。
僕自身の経験を交えた、ちょっとしたアドバイスもあわせてお楽しみ下さい。
まずは今回の装備品を全てご紹介。
服装
上
ヘルメット、サングラス、ネックウォーマー
ヒートテック、半袖サイクルジャージ、長袖サイクルジャージ
グローブ
下
ボトムス
サイクリング用タイツ、七分丈パッド入りパンツ
アンクルソックス、ビンディングシューズ(SPD SL)
持ち物(ウエストバッグにin)
財布、携帯、折りたたみウインドブレーカー、
レッグウォーマー、インナーグローブ、携帯食料、空気入れ、日焼け止め
持ち物(自転車に取付)
ボトル×2、パンク修理キット、45リットルビニール袋、スペアチューブ、携帯工具
個人的にリュックを背負って走るのがあまり好きではないので、必要十分な装備を小さなウエストバッグに収納しております。
早起きして早朝6時に出発。あたりはまだ薄暗く、吐く息が白くなり驚きました。自宅から一路、自走で箱根旧街道を目指します。
序盤でショートカットをするつもりが、まさかの迷子に。見知らぬ道に不安を抱えつつ進むと、なんとかいつも走るコースに合流成功。
結果的に新しいルートを開拓してしまいました。突然のハプニングもサイクリングの楽しいところ。
空気が澄んでいるおかげで富士山がクッキリ!
本格的に登り始める前に、コンビニで小休止。ここで長袖ジャージを脱ぎ、おにぎりを補給して臨戦態勢に入ります。
ここまでで80キロ近く走行していますが、疲労はゼロ。満を持してヒルクライムをスタートします。
ここを左折すると箱根旧街道に入ります
フロントギアをインナーに入れ、軽いギア比に切り替えて終わりなき急坂を進みます。
実は今回、新型DEFY ADVANCEDの性能を試すいい機会でもありました。嬉しいことにDEFYは、最大歯数28Tのリアギアを標準装備!
一般的なロードバイクのリアギア最大歯数は25Tですが、それを歯数3つ上回るよりワイドなギア比を備えており、急坂をラクラク登ることができます。さらにフルカーボンフレームで車体も軽量とあり、まさに対ヒルクライムの最終兵器なのです!
一旦自転車の話題は置いておいて、ここで登りをこなすためのアドバイスをいくつか。
その1・軽いギアをシャカシャカ漕ごう
登り方は、重いギア比でゆっくり踏み込むか、軽いギア比でシャカシャカ回すか、の大きく2通りがあります。脚の質は個人個人で違いがありますが、初めてのヒルクライムでは軽いギア比を使いましょう。ペダル回転数も平地より少し落とし余力を残して登ると、より長い時間登り続けることができます。
その2・サドルに座る位置を意識しよう
上り道では特に、サドルのどのあたりにおしりを置くかを意識しましょう。緩くて長い登りならばサドル後方に、短い急坂を突破するときにはサドル前方に、と切り替えます。これにより脚の筋肉全体をまんべんなく使うことができ、疲労蓄積を分散できるのです。
サドル前方に座ると踏み脚パワーがアップ
その3・立ち漕ぎ(ダンシング)を使おう
座りこぎ(シッティング)と立ち漕ぎ(ダンシング)を使い分けつつ登ると、より疲労を分散することができます。
ずっとシッティングで登っていると腰に疲労を感じ始めるので、ここという瞬間にダンシングに切り替え、体勢を変えると効果的。
溜まっていた血液がスッと流れる感じがしたら成功です。
サドルから腰を浮かせて血流をリセット
その4・勇気のシフトアップ
登り途中でキツさを感じた時、徐々に軽いギアに変速して
いきます。ですがこれを続けると、それ以上ギアを軽くできないところまですぐに追い詰められてしまいます。
よって坂が緩くなったタイミングで、あえてギアを重くすることも良い戦略でしょう。
温存してあるギア枚数が多ければ、気持ちの余裕にも繋がります。
その5・無理はしない!
ヒルクライムでは信号や通行止めが無い限りは、休みなく脚を回さなければなりません。
よって脚を地面につけて休めない分、いつも以上に頑張れてしまうものです。
しかし、疲労で動けず帰宅できなくなってしまっては元も子もありません!
もう限界、と感じたらすぐに自転車から降りて休みましょう。あえて引き返すことも勇気ある行動です。
ということでDEFYの高性能ぶりに浮かれつつ登るのですが、結局28Tギアは封印したままゴール。
写真では登り坂に見えますが、実は下り。先は芦ノ湖へ続く
計測タイムは45分。斜度のキツいところで時速7〜10km、ゆるい所で時速14〜17kmくらいのペースで登りました。
登り終わって、改めてDEFYのすばらしい登坂能力を実感しました。さすが新型!
次回、ダウンヒル編に続きます。
スタッフ 中谷