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E-BIKEで山道をどれだけ登れるか走ってみました2024年8月4日

E-BIKEの購入を検討されているみなさまこんにちは。
今回は峠道をGIANTの『ROAD E +』でバッテリー切れまで走った実走レポートです。
よろしければご覧ください。


私の愛車ROAD E+。
(注:私物のためオプションでマッドガードやバックが付いていたりサドルが変わっています。)
標準スペックのROAD E+は→こちらをご覧ください。


今回のコースです。埼玉の小川町から東秩父村の峠道を周回ルートで走りました。

ROAD E+には4段階の電動アシストモードがあります。
今回はパフォーマンス重視で一番強力な「sport」とその次の「actiive」を中心に使用しました。


最初の峠は標高690m。
「人力」のロードバイクではこの峠一本でお腹いっぱいになるところですが、もう2~3本登れそうです。


木立の中を上っていきます。
ROAD E+の700×32cタイヤは耐パンク性も強いので、この程度の荒れた道など平気です。
ただ、結構上った後にこの道は途絶えてしまい引き返す羽目に…。
人力のロードバイクだとせっかく上った道を引き返すのはとても心が折れるものですが、E-BIKEだとそれほど心理的ショックはありません。

 

一旦麓まで降って次の峠を目指しました。
標高差300m平均斜度6%程の登りを時速20km程で一気に駆け上がりました。
E-BIKEは漕ぎだしの0~15kmで一番強力なアシストを得られますが、スピードが上がるにつれ徐々にアシスト力は弱くなって時速24kmでカットされます。
私の場合、ヒルクライムでは20kmくらいの速度が一番気持ちよく登れる脚力とアシスト力のバランス点です。

標高600m程の高原牧場でソフトクリームをいただいて小休憩したあと、秩父側の麓に降りました。

お次は本日3つ目の峠を目指します。ここまでの走行距離は35kmですがバッテリーはすでに残り30%程に減っています。
ハイパワーフル回転な乗り方だと消耗も激しくなりますね。

3つ目の峠、道半ばでバッテリー残15%。そこからみるみるうちに1桁に…。スマホのバッテリー切れと同じ感覚です。

峠まであと500mの地点でバッテリー残3%。すると強制的にパワーはecoモード縛りになりました。ギリギリの延命措置ですね。

そしてついに残量1%で電源が強制終了となりました。メモリ保護とかの理由で0%にはならないのですかね。

峠まであと400m。
ここからは人力モードです。
軽快感こそありませんが、これはコレでまあまあ走ります。
重量は20kgありますが、もともとはロードバイク、絶望的な重さは感じませんでした。

一汗かきましたが人力で峠を登り切りました。
ゴール地点まであと20km、全て下り基調なのでノーアシストでもへっちゃらです。
特に峠の下りの連続コーナーでは重いモーター、バッテリーが車体下部にある低重心の恩恵でとても安定したコーナリングが楽しめました♪
E -BIKEのインプレで下りのことに触れているものは少ないですが、これは特筆モノです。

 
今回のデータ
走行距離:68km
獲得標高:1640m

教訓①
E -BIKEで山道を走る時は距離ではなく獲得標高で計画を立てましょう。
カタログ値の走行距離は平坦路を走り続けたモノと心得ましょう。
アクティブな走りで山道を攻めるなら獲得標高1500mが目安です。

教訓②
バッテリーは15%になったら充電しましょう!

次回はecoモード縛りのE -BIKEサイクリングレポートをお届けします。

*バッテリー切れによる電源offまでの流れはシステムのバージョンによって変更になる場合もございますのでご了承くださいませ。