自転車転倒による膝打撲もそろそろ痛みがひいてきた頃、
おそるおそるプールに入ってみました。

足を動かさずに、腕のストロークの練習だったらいけそうです。
「プルブイ」という、足の間に挟む浮き具をつけて泳いでみました。

プルブイはこんな形です。

久しぶりに使ったプルブイです。
プルブイの浮力は思いのほか強く、
腕の力ですいすい掻いて進んで行けます。

おや？ぜんぜん疲れない。
もしや、このまま750m行けるかも・・・と、
胸に浮かんだ小さな光をぐっと押さえながら、
冷静にターンを繰り返しながら泳ぎ続けました。

750mというのは、25mプールでは15往復です。
さほど疲れる事なく、いつの間にか15往復できてしまいました。
プルブイつきだけど、泳げた？私?

怪我の後のリハビリのつもりで、何の気なしに泳ぎ始めて
泳ぎきれた750m。

こうなると、プルブイなしで早く試したい気持ちがわいてきます。

ところが、その後プルブイをはずすとやはり疲れてしまって、
15往復もできません。
そこでふと、プルブイの時「足を動かさなかった」ことに
思い当たりました。

同じように足の動きをもっと緩慢にしてみたらどうだろう。
足が沈みがちになってしまうけど、
だめもとでちょっとやってみよう。

プールのちょうど５mラインのところの天井には、
このような小さな旗が張ってあります。

足の動きをゆっくりにして泳ぎ始めたところ、
だいぶ疲れが少ない感じです。

時々プールで見かける女の人で、ものすごくゆっくり
だけど絶対止まらないで泳ぎ続ける人がいるのです。
私もあんなふうでいいから長く泳げたらなあと、
羨ましく思っていて、
今回もその人を見習おう！と思って泳ぎました。

先生から意識しなさいと言われた腕の抜き方、
入れる角度、伸ばし方を注意して、
水をつかむ感じを楽しみながら進みます。

すると、いつの間にか半分、３分の２ときて、
比較的すんなり15往復きてしまいました。
体力的にはまだ持ちそうな感じだったので、
どうせなら1000m！と思ってあと
5往復泳いでしまいました。

750m達成記念に、前から欲しかった薄い吸水性タオル購入。

プールサイドに上がり、小ガッツ。
この泳ぎ方でいいのかわからないけど、
ともかく泳げました。
これもプルブイで泳いたのがきっかけかもしれません。
怪我の功名っていうんでしょうか。

一緒に出る友人やチームの人々は、
もっともっとたくさん泳げていて、
私は一番後からついて行ってる感じだけど、
なんとか完走への光が見えました！

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