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マウンテンバイクのカスタマイズ〜①ドロッパーシートポストとは?そして導入可否診断!〜2018年1月31日

ジャイアントストア川越には様々な相談事が参ります。

相談内容は通勤通学用のバイクからスポーツとして楽しむサイクリング
そして上を目指す選手の方まで幅広く
車種もロードレースやマウンテンバイク、シクロクロスなど様々です。

今回は毎週のようにアクティブに山、丘陵地帯をマウンテンバイクで走るお客様より
修理のご依頼がありましたので内容を一例として連載でご紹介させていただきます。

 

【マウンテンバイクのカスタマイズ・修理のご依頼内容紹介】

その①ドロッパーシートポストとは?そして導入可否診断!

その②ドロッパーシートポスト導入

番外編:サスペンションのトラベル量調整

 

まず「ドロッパーシートポスト」とは
おしりからの衝撃を緩和させるシートポストではありません。

マウンテンバイクでは
坂の登り降りを頻繁に繰り返す場面があります。

登る時は通常のサドル高で登りますが
下る時はサドル高を下げた方が下りやすいです。

そんな時に活躍してくれるのが
「ドロッパーシートポスト」。

目線を変えず ハンドルに取り付けた
専用レバーのみでサドル高の調節が可能です。

ここまでの説明わかった方は
ある程度知識のある方だと思いますので
レビュー映像をご覧ください。

と、このようにハンドルに装備された専用レバーワンプッシュで
サドルを元の位置に戻すことが可能です。

と、みたところでどんなシュチュエーションでこのパーツを使うのか
イメージしにくいかと思いますので以下の画像をご覧ください。

この写真のようにオフロード愛好者の方は
「こんな崖下りたくないでしょ…」
的なところを走ってしまいます。

上写真のお兄さん「ここからの下りは
長そうだし急な斜面もありそうだ」

そんな時にバランス取るため腰を
おもいきり後方へ引き、
大きなアクションを取りやすい 状態にするのですが
通常のサドルの高さだと、サドルが邪魔をして動きづらく
股やウエアに引っかかり前転…なんて危険性もあります。

ここでついにドロッパーシートポストの出番です。

●サドルを下げたい場合
コントロールレバーを押しながらサドルに体重をかけます。
するとシートが下がり そのまま低い状態で止まります。
※油圧ダンパーです。

さて、下り終わったらまたペダルを漕ぎ始めなければなりません。
その時には下げたサドルを元の高さに戻します。

●サドルを上げたい場合
腰を浮かせた状態でコントロールレバーを押します。
そうすると元の最適なサドルの高さにワンプッシュで戻ります。

ドロッパーシートポストが普及する前は
サドルの高さが固定されたまま登ったり降りたり。
また調整する際はどちらの作業も降車し、
ネジを緩め高さの調節をしていました。

「高さが固定されているとやっぱり下りが怖い…」
「走っていていちいち止まりたくないなぁ…」
「調整ネジがそろそろ壊れそう…」

というような意見や悩みなどあり
ドロッパーシートポストは生まれました。

写真左:2018 CONTACT SL SWITCH ¥28,000(税別)
写真右:2018 CONTACT SWITCH ¥18,000(税別)

 

トレイルライドを楽しむ方々には
ご理解いただけるかと思いますが
ジャイアントのパーツは市場を見渡すと
価格も手ごろで引き合いも多いです。

もちろん、自社工場でたくさんの
研究・検査とされてきていますので信頼性も高いです。
次はご依頼いただいたフレームに装着が可能か、診断していきます。

〜作業編〜
まずはレバーの取付台座が破損してしまったとのこともあったので
新品を取り寄せずタップを立てネジを新調しサクッと修理。

次にフレームのシートパイプ内径を確認し装着可能なことを確認しました。
次にフレーム内部に専用のコントロールワイヤーを内装できるか確認します。
(コントーロールワイヤーはを外から這わす外装タイプと
中から這わす内装タイプがあります。)

BB(クランクの軸部品)を外してフレーム内部を覗きます。
結果、下パイプから縦パイプに連なる穴が開いておらず
コントロールワイヤーは通せませんでした。(上写真参考)

気を取り直し、このルートはどうだろうと他のルートを確認。

フレーム内を探検状態で探りながらガイドワイヤーを通します。
フレーム内部に製造時のモールなど障害物が多々存在し作業は難航…
障害物をモノともしない 硬さのあるガイドでも作ろうかな…と思ったとき、
シートチューブの上からのぞくと…先端を確認!ようやく通りました!

そして キャッチアップ。

ガイドワイヤーの開通です。(祝)

と、いうことでメドがつきましたので
お客様ののシートの高さやフレームサイズやフレーム形状を考慮し
ドロッパーポストのサイズを決めパーツの発注が完了しました。

ということで長々とドロッパーシートポストと何ぞや?
というお話からパーツの導入可否診断までを
綴らせていただきました!

ジャイアントではこのような
楽しいオプションやアフターパーツ等が充実しています。
この記事をご覧になられてご興味を持たれた方は
是非スタッフまでご相談ください。

さて、次回も続編ということで
ドロッパーシートポストの導入と
それと共に行うメンテナンスもご紹介させていただきます。

ぜひ次回もご覧ください。

 

店長 武田

 

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埼玉県川越市泉町1-1

TEL:049-230-1166

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