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マウンテンバイクのカスタマイズ〜②導入・メンテナンス編〜2018年2月23日

今日は先月末にブログで触れた
マウンテンバイクのドロッパーシートポストカスタマイズの続編。
導入できることとなったお客様のバイクを組み戻していきます。

と、その前に大切なプロセスをご紹介。

コントロールワイヤーを内装できるかを確認する際に
外したBB(前ギヤの中心軸部品)の状態を確認します。
・ガタ
ガタが見られる場合はベアリング、BB部品の交換が必要。
・回してみるとザラザラ ゴリゴリ コリコリ
ベアリングや受け部のキズによる
回転部のスムースさが失われている状態。
・グリスの色(汚れ=消耗具合)
錆・鉄粉などの摩滅による内部の汚れなのか砂利などの
外部からの汚れなのかによって作業が変わります。

ここでベアリングの重要性をおさらいします。

自転車の中でホイールやヘッド、プーリー(ディレーラーの一部品)など、
多くの箇所に使われているベアリングですが、
メンテナンスを怠ると油ぎれを起こしペダルやホイールが
スムーズに回らなくなったり主軸の偏摩耗や耐久性に
著しい悪影響を与えてしまいます。

こちらがベアリング内部の玉、新品のものと キズ付きのもの。
比較すると一目瞭然ですね。

人間に例えると軟骨がすり減り骨に負担がかかった状態ですね。
自転車の中でもとても重要な役割を持っている部品なので
目に見えない部分も定期的なメンテナンスを心がけましょう。

さて、BBを点検し良好状態が確認できたのでグリスアップを行います。
※部品の磨耗や劣化が見られたらアッセンブル交換を行います。

そして再圧入します。

BB装着前にはワコーズのブレーキプロテクターを塗布。

本来は自動車のディスクブレーキの「キー!」という
部品ビビり音を止める為に用いられますが

当店では部品同士を密着させ BBからの軋みなどの
異音防止のためにも塗布します。

主剤はシリコンですのでカーボンや樹脂製品も傷めず耐水性もあります。

フロントギア・クランクをしっかりと締め、
 

ドロップバーシートポスト装着完了です。

【最後に】

ジャイアントのマウンテンバイクにはドロッパーシートポストが標準装備されている

完成車が多数存在します。

右写真:FATHOM 2 価格 ¥140,000(税抜)
左写真:XTC ADVANCED + 2 価格 ¥290,000(税抜)
 
右写真:ANTHEM 3 価格 ¥270,000(税抜)
左写真:TRANCE 3 価格 ¥270,000(税抜)

通常ドロッパーシートポストを装備させるには
パーツ代と内装作業工賃で計3~4万円程度かかりますが
上記の完成車にはこの価格分が既に装備されているので
他パーツの価格や組み立て工賃も考えると
コストパフォーマンスに優れています。

 

写真左:2018 CONTACT SL SWITCH ¥28,000(税別)
写真右:2018 CONTACT SWITCH ¥18,000(税別)

自社工場を持つジャイアントが作り出す
高品質・クラス最軽量のバイクは性能・価格共に
信頼できるものだと感じております。

またこの製品に限らず、かゆいところに手が届くパーツも
多く揃えております。ぜひ店頭にてご確認ください。

店長:武田

 

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