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【レースレビュー】SDA(セルフディスカバリーアドベンチャー)in 王滝 20262026年9月26日

以前から一度は走ってみたいと思っていた「SDA王滝」。
今回、ついに初挑戦することになりました。
選んだカテゴリーは「ミドル」。長距離の林道を走るレースということで、どれくらいの体力が必要なのか、そして最後まで走り切れるのか。レース前から期待と不安が入り混じっていました。
普段のトレイルやサイクリングとは違い、長い距離を自分自身の力で走り続けるSDA王滝。バイクの準備はもちろん、補給やペース配分、トラブルへの備えなど、事前の準備も大切です。
今回は初参加者の目線から、実際に走って感じたコースの印象やレース中の出来事、苦しかった場面、そしてゴールした瞬間の達成感まで、SDA王滝初挑戦の一日を振り返っていきます。
SDA(セルフディスカバリーアドベンチャー)in 王滝とは

SDA王滝は、長野県王滝村の未舗装の林道を走るマウンテンバイクの長距離レースです。
長い登りや下り、荒れた路面など、ロードレースとは違った難しさがあります。
脚力だけでなく、ペース配分や補給、バイクの整備・トラブル対応も重要です。
大自然の中を自分の力で走り抜けることが大きな魅力で、自分で考えながら長距離を走り切る達成感を味わえるレースです。
今回使用したバイク

今回は、GIANT Anthem Advanced SL 3で参戦しました
Anthem Advanced SL 3は、軽量なカーボンフレームを採用したクロスカントリー系のフルサスペンションMTBです。軽快なペダリング性能を持ちながら、フルサスペンションによって荒れた路面でもバイクを安定させやすいのが特徴です。
SDA王滝では、長い距離を走る中で登りも多く、同時に未舗装の荒れた路面や下りもあります。そのため、登りでの軽快さと、荒れた路面での走破性の両方を期待して、このバイクを選びました。
実走レビュー/ミドルコース(51km)

こちらが今回走ったコースの高低図です。
コース全体としては、大きな山を2つ越えるレイアウトで、大きな上りと下りがそれぞれ2回あります。
高低図だけを見るとシンプルに見えますが、実際に走ってみると印象はかなり違いました。下りや平坦な区間もあるものの、体感としては「9割くらい上っていた」ような感覚です。
特に長い登りが何度も続くため、いくら登っても終わらないという印象が強く残るコースでした。
序盤(~約20km):終わりの見えない上り

序盤を一言で表すなら、「終わりの見えない登り」でした。
スタートしてから約20km、ひたすら上りが続きます。序盤には舗装路もありますが、次第にグラベルや荒れた未舗装路へと路面が変化していきます。
締まったグラベルの路面もあれば、大小の石や凹凸が連続する荒れた区間もあり、路面状況に合わせてラインを選びながら走ります。
特に上りでは、荒れた路面でバランスを取りながらペダリングするため、思っていた以上に体力を消耗します。
いくら上っても道はなかなか平らにならず、上りの先にはさらに上りが続いています。
本来であれば、この先の距離や後半の展開を考えながらペース配分をしたいところですが、そのようなことを考える余裕すらありませんでした。
とにかく目の前の道を進むことに集中し、一つずつ上りをクリアしていきます。
上りが終わるころには、スタートから2時間近くが経過。
わずか20kmとは思えないほど体力を消耗し、到着した時点ですでに疲労困憊でした。
それでも、この長く厳しい上りを走り終えて、改めて「これが王滝か」と実感した序盤でした。
中盤(~40km地点):下り区間から再び上りへ

長い最初の上りを終えると、下り区間に入ります。
ここからは一転して、トレイルライドの楽しさを感じられる区間でした。
荒れた未舗装路も、Anthem Advanced SL 3の走破性を活かしながら、軽快に下っていくことができます。
長い上りで蓄積した疲労を一時的に忘れるほど爽快で、バイクの性能を実感しながら走ることができました。
しかし、下りを終えると、再び長い上りが始まります。2回目の上りは、当然ながら序盤よりも厳しいものでした。
すでに最初の20kmで大きく体力を消耗しており、脚にも疲労が蓄積しています。体力的には、限界に近い状態でした。
登った先が下りになることを期待しながら、少しずつ進んでいきます。周囲を見ると、バイクを降りて押し歩く選手も徐々に増えてきました。
それだけ、この区間の上りが厳しいことを物語っています。
終盤(~51kmゴール):最後の下り

残り約10km。
終盤は荒れた路面や大きな石がある区間もありましたが、コース自体の難易度はそれほど高くなく、比較的難なく走ることができました。
ただ、ここまでの走行で疲労はかなり蓄積しています。特に最後の下りでは、疲労した状態での油断が転倒につながるため、慎重に走りました。
実際に下っていると、ブレーキを握る指先にも、握力がかなり落ちていることがはっきりと分かりました。
路面をしっかり確認しながら、無理にペースを上げることなく、最後まで集中を切らさないように下っていきます。そして、無事にゴールすることができました。
約4時間の走行を終え、順位は80位台。初めて挑戦したSDA王滝を、無事に走り切ることができました。
まとめ

今回、初めてSDA王滝に参加しましたが、想像以上に長く、厳しいコースでした。
序盤の長い上りでは体力を大きく消耗しましたが、下りではトレイルライドの楽しさも感じることができ、王滝ならではの魅力を実感しました。
約4時間の走行を終え、無事に完走できたことに大きな達成感を感じています。
また、幸運にもケガやメカトラブルもなく、最後まで走り切ることができました。
今回の経験を通して、体力だけでなく、事前の準備の大切さも改めて感じました。
ゴールした後には、不思議と「来年も走ってみたい」と思っていました。
苦しさの中にも、また挑戦したくなる不思議な魅力があるレース。それが、今回初めてSDA王滝を走ってみて感じたことです。
長距離のMTBレースに興味がある方は、ぜひ皆さんも一度挑戦してみてはいかがでしょうか。