ジャイアントストア目黒通り
ロードバイクのディスクブレーキって?2018年2月17日
みなさんこんにちは。
今回はロードバイク用油圧ディスクブレーキのご紹介です。
昨年UCI(国際自転車競技連盟)が
ロードレースでの使用を認可するなど
ロードバイクのディスクブレーキ搭載車は
着実に増加しています。
でも、新しいものには不安は付きもの。
ストアに来店されるお客様からも
さまざまなお声やご質問を頂いております。
そこで油圧ディスクブレーキのメリットと
デメリットをまとめてみたいと思います。
◆メリット
●ブレーキレバーの引きが軽くて安定したタッチ
握力だけでワイヤーを引っ張る従来のリムブレーキにくらべ、
油圧でパワーを増幅して制動力に転換するため、
軽い力であっても強力なブレーキの効きが得られます。
また、ブレーキの効きはじめから最大域まで一定のタッチで
レバーを引けるので繊細なブレーキコントロールができます。
●雨の日でもブレーキの効きがさほど悪くならない
従来のリムブレーキの最大の弱点は雨や泥のシチュエーションで
極端にブレーキが効かなくなるという点でした。
ブレーキ本体が車輪の軸部分にあるディスクブレーキは雨や泥の
影響を受けづらい構造なのです。
●リムへの負担がない
ハイパフォーマンスのロードバイクではカーボン製のホイールを
採用することが多くなってきましたが、カーボンリムは激しい長時間の
ブレーキ摩擦に耐えられないケースもありました。
ディスクブレーキはリムへの負担を減らすと同時にブレーキ面が不必要なため
リムのデザインの自由度も高めます。
◆デメリット
●専用のホイールやフレームが必要 (コスト面)
ディスクブレーキは制動時にかかる荷重が車輪中心部になり、それに耐えうる
従来と違った専用設計のフレームやホイールが必要となります。
そのため、既に多額な投資をしてホイールやパーツを揃えてしまった場合、
それら手持ちのパーツが使えず、コスト面での葛藤があるかもしれません。
●重量が増える
ディスクローターなど部品点数が増えるため、
若干(数百グラム)車体重量は増加します。
●レースでの制約や不安
ハイスピードの集団走行での落車時に
ディスクローターが凶器になるとか
急制動による接触事故の危険性など、
ロードレースにおけるディスクブレーキへの不安は根強くあり、
ローカルルールで使用禁止としている大会もあります。
◆よくあるご質問
●メンテナンスは?
・ブレーキパッドの交換
・ブリーディング(エアー抜き)
・オイル交換
・ディスクローターの交換
などなど、状況に応じたメンテナンスは必要です。
交換時期などは使用状況などによってさまざまなので、
専門店でチェックしてもらってください。
●輪行できるの?
普通にできます。
ディスクローターを曲げないようにとか、
タイヤを外した状態でレバーを握らないでとか
細かな注意点はありますが、ほとんど心配ありません。
詳しくは当店主催の輪行セミナーにご参加ください。
雨天時のライド、長い下り坂、急坂を下るとき・・・
そんなサイクリングシーンで油圧式ディスクブレーキは
すごい効果を発揮します。
また、手の小さい方、握力の弱い方、
特に女性には強力におすすめします。
ジャイアントストア目黒通りでは
ディスクブレーキ搭載のロードバイクを
多数展示しております。
みなさまのご来店をお待ちしております。