ジャイアントストア目黒通り
「ADVANCED PRO」と「ADVANCED」の違いって何?2024年11月21日
サイクリングのシーズンがやってきましたね!
そんな中、新型TCRへの買い替えをお考えの方も多いのではないでしょうか。
TCRは3つのグレードがラインナップされています。
最上位グレードの「ADVANCED SL」、セカンドグレードの「ADVANCED PRO」、そしてエントリーグレードの「ADVANCED」の3つのグレードです。
値段が30万円台から150万円を超えるものまであり、どれを選べば良いか迷われている方もいらっしゃると思います。
今回のブログでは、新型TCRの「ADVANCED PRO」グレードと「ADVANCED」グレードの違いについて解説します!
新型TCRの詳細はこちらのブログで紹介しています。
【目次】
・フレームについて
・フロントフォーク/コラムについて
・ホイールについて
・バイク重量について
・変速機について
・クランクについて
・ハンドルバーについて
・サドルについて
・まとめ
【フレームについて】
ジャイアントのバイクに使われるカーボンは2種類あります。
①軽量かつ高剛性でより速さを追求した「ADVANCED SL」
②乗り味にしなやかさを持たせた「ADVANCED」
「TCR ADVANCED PRO」と「TCR ADVANCED」のモデルは、どちらも②「ADVANCED」グレードのカーボンを使用しています。
しなやかな乗り味で、サイクリングからレースまで幅広く楽しめます。
【フロントフォーク/コラムについて】
「ADVANCED PRO」と「ADVANCED 」の大きな違いの一つが、フロントフォークの規格です。
「ADVANCED PRO」モデルのフロントフォークは、「ADVANCED SL」のカーボンを使用し、より軽さと硬さと持たせています。
新開発の「OVERDRIVE AERO」を採用しています。独自のD型形状ステアリングコラム(下の画像)にすることで、ハンドル周りのケーブルを内装化します。
見た目もスッキリ!エアロ効果も期待できそうですね!
「ADVANCED SL」グレードのカーボンを使用しているので剛性が高く、かつ軽量!
ハンドルを左右に振る時やコーナリングなど、バイクに負荷がかかる時に剛性が高いことで安定感をアップさせます。
イベントやレース、ハードなロングライドを楽しみたい方におすすめです!
※必ず専用ステム「CONTACT SLR AERO LIGHT STEM」もしくは「CONTACT SL AEROLIGHT STEM」をご使用ください。
「ADVANCED」のモデルのフロントフォークは一般的な1-1/8インチのコラムです。
一般的なロードバイクやクロスバイクなどにも採用されている規格で、円形のコラム形状をしています。
エントリーユーザーの方がサイクリングを楽しむのに最適な安定感と剛性を発揮します。
「OVERDRIVE AERO」のコラムと比べると、ブレーキのケーブルが一部外側に出る納まりとなっています。
【ホイールについて】
◼️ADVANCED PRO 0: カーボンホイール「SLR 0 40」
◼️ADVANCED PRO 1:カーボンホイール「SLR 1 40」
◼️ADVANCED PRO 2:カーボンホイール「SLR 1 40」
⚫️ADVANCED 1 : アルミホイール「Giant P-R2」
⚫️ADVANCED 2 : アルミホイール「Giant P-R2」
↓「ADVANCED PRO」モデルに搭載のカーボンホイール 「SLR 1 40」↓
↓「ADVANCED」モデルに搭載のアルミホイール↓
「ADVANCED PRO」と「ADVANCED」の大きな違いの一つはホイールです。
「ADVANCED PRO」のモデルは全てカーボンホイールを搭載しています。
重量は「SLR 0 40」1339g、「SLR 1 40」1440gと軽量です。
どちらのホイールもリムハイトは40mm。平地での高速巡行とヒルクライムで求められる軽量さを兼ね備え、オールラウンドに使えます。
また、タイヤのしなやかさを向上させる「フックレスリム」という技術を採用しています。
一般的なホイールには、リムの断面がフックの形状をしていますが、「フックレスリム」はその名の通り、リムの断面にフックがありません!
「フックレスリム」は軽量性、耐久性、ハンドリング性に優れています。
特にハンドリング性ですが、タイヤのしなやかさを向上させ、コーナリング時のグリップ感や、乗り心地が良くなります。
※フックレスリム採用のホイールには適合タイヤをご使用ください。
詳しくはこちら
【バイク重量について】
◼️ADVANCED PRO 0 : 7.0kg(XSサイズ)
◼️ADVANCED PRO 1 : 7.4kg(XSサイズ)
◼️ADVANCED PRO 2 : 7.7kg(Mサイズ)
⚫️ADVANCED 1 : 8.3kg (Sサイズ)
⚫️ADVANCED 2 : 8.3kg (Sサイズ)
バイクの重量は「ADVANCED PRO」のモデルの方が軽いです。
その大きな理由は
①フロントフォークの違い
②ホイールの違い です!
バイクの重量はスピードや漕ぎ出しの軽さに大きく影響します。
特に、ヒルクライムに挑戦してみたいという方には「ADVANCED PRO」をおすすめします!
【変速機について】
◼️ADVANCED PRO 0 : Shimano ULTEGRA Di2 12速
◼️ADVANCED PRO 1 : Shimano 105 Di2 12速
◼️ADVANCED PRO 2 : Shimano 105 (機械式12速)
⚫️ADVANCED 1 : Shimano 105 Di2 12速
⚫️ADVANCED 2 : Shimano 105 (機械式12速)
「Shimano 105 Di2 12速」にするか、「Shimano 105 (機械式12速)」にするかで迷われている方が多いかと思います。
使い比べてみると、「Shimano 105 Di2 12速」のほうが素早く変速します。
特にフロントの変速は驚くほどスムーズに変速します!急な登り坂でスピードが低下している時でも、楽々と変速してくれます!
当店には 「Shimano 105 Di2 12速」と搭載した試乗車と、「Shimano 105(機械式12速)」を搭載した試乗車をそれぞれご用意していますので、乗り比べもしていただけます。
「Shimano ULTEGRA Di2 12速」と「Shimano 105 Di2 12速」の違いはこちらのブログで紹介しています!
【クランクについて】
◼️ADVANCED PRO 0 : Shimano ULTEGRA パワーメーター付属
◼️ADVANCED PRO 1 : Shimano 105 パワーメーター付属
◼️ADVANCED PRO 2 : Shimano 105 パワーメーター付属
⚫️ADVANCED 1 : Shimano 105 Di2 12速
⚫️ADVANCED 2 : Shimano 105 (機械式12速)
「ADVANCED PRO」グレードにはジャイアント製のパワーメーター「POWER PRO」が標準搭載されています。
左右のクランクアームセンサーが、パワー、左右のペダルバランス、フォースアングル(クランクを回した時にどの位置でパワーがかかっているか)、ケイデンス(クランクの回転数)を計測します。
パワーメーターはヒルクライムをするときのペースメーカーとして最適です!
例えば、”MT富士ヒルクライム“(富士山の一合目から五合目まで登る大会)など、長く続く登り坂のペース配分にもとても有効です。
【ハンドルバーについて】
◼️ADVANCED PRO 0 : Contact SLR Handlebar
◼️ADVANCED PRO 1 : Contact SL Handlebar
◼️ADVANCED PRO 2 : Contact SL Handlebar
⚫️ADVANCED 1 :Contact Handlebar
⚫️ADVANCED 2 :Contact Handlebar
「ADVANCED PRO」グレードのハンドルバーは、ブラケット部分(ハンドルバー上部)の幅を狭く、ドロップ部分は幅を広くしたフレア形状となっています。これによりブラケット部分を持った時にライダーの腕や肘が身体の内側に寄り、走行時のエアロ効果を高めます。
逆に、ドロップ部分が外側に広がっているので、スプリント時やダウンヒル時には安定性とコントロール性が高まります。
「ADVANCED」グレードのハンドルバーは、一般な形状のドロップハンドルバーで、ブラケット部分とドロップ部分は同じ幅です。
「ADVANCED PRO」グレードのContact SL Handlebar。
↓↓↓ドロップ部分が外側に広がったフレア形状になっています。↓↓↓
【サドルについて】
◼️ADVANCED PRO 0 : FLEET SL
◼️ADVANCED PRO 1 : FLEET SL
◼️ADVANCED PRO 2 : FLEET SL
⚫️ADVANCED 1 : APPROACH
⚫️ADVANCED 2 : APPROACH
サドル重量
FLEET SL:220g
APPROACH:310g
「FLEET SL」はカーボンベースに中空ステンレス製のレールです。
ショートノーズ形状で、サドル位置を前に出してのセッティングが可能です。
横から見ると、後方部分がやや上に反った形状をしており、ペダリング時にお尻をしっかりと支えてくれます。
お尻の位置がズレにくいので、ヒルクライム時のペダリング効率がとても良くなります。
30%リサイクルカーボンと、石油由来のポリマーに替わって再生可能なヒマシ油を使用。多量のエネルギーが必要となるサドル製造工程において、サドル1個あたり414gのCO2排出量低減を実現し、廃棄物の低減も達成しています。
「APPROACH」は樹脂(PP)ベースに鉄製のレールです。
多くのライダーの様々なポジションでの快適性を提供するために、ショートノーズは採用していません。
「FLEET SL」と同じように横から見ると、後方部分がやや上に反った形状をしているので、お尻の位置がズレにくいです。
ベースに30%リサイクルポリプロピレン、レールに35%リサイクル鋼を採用。バージン素材の使用を抑え、廃棄物を削減することで、サドル1個あたり103.2gのCO2排出量低減を実現しています。
【まとめ】
「ADVANCED PRO」と「ADVANCED 」の違いについてお話しましたが、結局自分はどちらを選べばよいのか!?
・本格的なロングライドや、イベント、レースに参加してみたい方!
・自己目標のクリアを目指している方!
・体力にあまり自信がないので、自転車の性能で補いたい方!
には「ADVANCED PRO」グレードがオススメです。
・初めてロードバイクに挑戦する方!
・レースに出ることは考えていないけど、クロスバイクよりも速くて軽いバイクが欲しい方!
・初期投資を抑えて、今後パーツを交換してアップグレードしていきたい方!
には「ADVANCED」グレードがオススメです。
こんなところでしょうか!
ご購入の参考にしていただけたら幸いです!
ご不明点は、スタッフまでお気軽にお尋ねください!
<関連ブログ>
◆【試乗車の紹介】TCR Advanced Pro 1 を体験しよう!
◆「TCR ADVANCED PRO」シリーズ 3車種のスペックの違いとは?
ジャイアントストア目黒通りは、関東のジャイアントストアで唯一「TCR Advanced Pro 1」の試乗車を常備しております!!
※フレームサイズ:Sサイズ(適応身長165cm~175cm)
試乗車の詳細はこちらをご覧ください!
ご予約不要でお試しいただけますので、お気軽にご来店ください!
・試乗は晴れの日の日中に限らせていただきます。
・身分証のご提示をお願いします。18歳未満の方は保護者の同意が必要です。
ジャイアントストア目黒通り
東京都目黒区中根1-4-3
TEL 03-5731-9520
アクセス
電車でお越しの方:東急東横線 都立大学駅より徒歩約2分
お車でお越しの方:目黒通り沿い※専用駐車場はございませんので、近隣のパーキングをご利用ください。
定休日:火曜日・水曜日
営業時間(平日):11:00~20:00
営業時間(土日祝):10:00~19:00