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E-MTB×街乗り『TALON E+』 通勤使用レビュー2026年4月30日

GIANTのE-BIKEラインナップの中でも、本格的なトレイルライドから日常の街乗りまで幅広く活躍できるモデルが「TALON E+」です。

その懐の深い仕様から、オフロード走行だけでなく街乗り用E-BIKEとして選ばれるお客様も多く、通勤や普段使いを想定したご相談も年々増えています。

今回は目黒通りスタッフが実際の通勤ルート(約15km)で走行テストを実施し、街乗りE-BIKEの定番モデル「Escape R E+」との比較を行いました。


「TALON E+」とは

「TALON E+」は100mmトラベルのサスペンションフォークと長時間走行が可能な大容量バッテリーを搭載したEマウンテンバイクです。29インチの大径ホイールを採用しており、オフロードだけでなく舗装路でも軽快な走りを実現します。

ダウンチューブ一体型バッテリーによるクリーンな外観に加え、小型ディスプレイや油圧ディスクブレーキ、キックスタンドを標準装備。初めてのE-BIKEでも安心して扱える、安全性と快適性を重視した仕様となっています。


走行インプレッション【通勤距離 約15km】

通勤路は環状7号線を中心とした約15kmのルートで、交通量が多く、状況に応じて歩道を徐行する場面もあります。途中には緩やかで長い坂道が3か所あり、体力を消耗しやすい区間が含まれています。

走り出してまず感じたのは、E-MTBでありながらクロスバイクのような軽快な走行性能です。ペダリングの踏み込みだけでなく回転数に合わせて自然にアシストが入り、29インチホイールの重量感を感じさせないスムーズな加速を見せてくれます。大径ホイールの特性を活かし、速度の維持がしやすい点も印象的でした。

幅広のブロックタイヤによる漕ぎの重さは事前に懸念していましたが、アシストの立ち上がりが非常にスムーズなため、街乗りでは大きなデメリットには感じません。信号の多い市街地でもストップ&ゴーが楽に行え、車体サイズの大きさを意識する場面は少なく感じました。

坂道ではドライブユニットの力強さがより際立ちます。ペダリング時に脚へかかる負担が少なく、平坦路以上にしっかりとアシストがかかる印象で、感覚としてはエスカレーターに乗って登っているようなスムーズさです。それでいて急発進や突き上げるような挙動はなく、あくまで自然で扱いやすいアシストに仕上がっています。

アシストモードはEco、Tour、Active、Sportの4段階が用意されていますが、今回の通勤テストでは比較的弱めのTourモードを中心に使用しました。それでも街乗りでは十分なアシスト量で、より過酷な条件にも対応できる余力を感じさせます。


「Escape R E+」との比較

続いて「Escape R E+」でも同じルートを走行しました。アシストの感触や加速のスムーズさは「TALON E+」と近いものがありますが、車重が約2kg軽い分、発進時の加速や巡航時の軽さはより感じやすくなっています。

特にアシスト上限となる時速24kmを超えた速度域や、バッテリー残量が0%になった状態を想定してアシストを切った走行では、その差がはっきりと現れました。

一方で、タイヤのボリュームが細くフロントサスペンションが搭載されていないため、路面からの振動はよりダイレクトに伝わってきます。走行後は「TALON E+」と比べて腕への負担が大きかったように感じました。

E-BIKEとしての快適さに加え、通常のクロスバイクとしても使える軽快さを併せ持つ、2way的な性格のモデルという印象です。


デメリットについて

走行していて共通して感じたデメリットは、ロードバイクと比べると巡航速度がやや控えめな点です。乗車姿勢や車体重量の影響もあり、速度を上げても25〜27km/h前後を維持するのが現実的な範囲となります。

普段ロードバイクで30km/h以上の巡航をされている方にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。


番外編|休日のグラベルライド

本格的なトレイル走行ではありませんが、休日に自宅近くで軽めのオフロード走行も行いました。

舗装路に比べると速度は落ちますが、その分アシストが入りやすい速度域となり、E-MTBらしい走行感を存分に楽しめます。100mmトラベルのフロントフォークと29×2.4インチタイヤが、悪路から伝わる振動をうまく吸収し、非常に快適です。

本来はグラベルロードが適しているような路面でも、オンロードと変わらない機動性と安定感があり、ライダーの負担を軽減するだけでなく、オフロード走行の楽しさもしっかりと伝えてくれます。


まとめ

いかがでしょうか。今回の走行テストを通じて、「TALON E+」は街乗りにおいても非常に高い適性を持つE-BIKEであることを実感しました。快適な通勤性能に加え、坂道での安心感、さらに休日にはオフロードも楽しめる懐の深さを備えた、非常にオールラウンドな一台と言えるでしょう。

今回ご紹介した「TALON E+」と「Escape R E+」は、ジャイアントストア目黒通りにてご試乗が可能です。ぜひ実車で、それぞれの走行感を体感してみてください。