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新型「DEFY ADVANCED PRO 1」試乗レポート2024年2月29日

こんにちは(こんばんは)、スタッフの金子です。

今回はエンデュランスロードの上から2番目のモデル「DEFY ADVANCED PRO 1」の

試乗インプレッションをお届けします。



まず、通勤路を走った最初の感想は「・・・カタイ!?」

ロングライドもこなす快適系のエンデュランスバイクだと油断したら大間違い!

しっかりと路面の凹凸を身体の芯に伝えてきます。

前回の40Cを履いたグラベル系レーシングモデル「REVOLT ADVANCED PRO 1」が

すこぶる快適だったことと比較すると、32Cのこのエンデュランスバイクはしっかりと

路面状況を伝える剛性感の高いフレームのロードバイクであると感じました。



そうは言ってもDEFYはエンデュランスロードバイクの位置づけです。

今回も椿山や郊外の道を可能な限り走り込んでバイクに感覚を集中してみると、

だんだんこのバイクに対する印象が変化してきました。

 

タイヤの空気圧を4.5barから3.1barに下げてみると、随分と乗り味がマイルドになり、

体重53kgの自分にはこれぐらいが適正のようです。

乗り心地については、タイヤを自分の適性空気圧に合わせることによって、

剛性感の高いフレーム(フロントフォーク)の突き上げ感や低速時の目地段差の

コツコツ振動をタイヤのエアボリュームのクッションが軽減してくれるようになり、

大き目の段差や路面のうねりを越えたときにはタイヤだけでなくシートポストが

しっかりしなって快適性に大きく貢献していることに驚きました。

D型断面のハンドルも路面からの衝撃や振動を下方向に吸収しているようですが、

僕の加重ではあまりしなり効果は感じられませんでした。

ただ、ダンシング時などのハンドルを引き上げる力には全くしなる感覚はなかったので、

上方向には硬くしっかりと力を伝達し推進力に変換できることは好印象でした。

 

フロントタイヤ→フロントホイール→フロントフォーク→フレーム(ヘッドチューブ他)

ハンドル/リアタイヤ→リアホイール→フレーム(シートステー他)→シートポスト(サドル)

と入力が伝達していく過程でそれぞれが役割を果たして最適にかつ少ない動きで総合的に

かつ最大限にライダーのパフォーマンスを引き出しているように感じました。

多少荒れた路面でも、一定の力でどこまでも走り続けていけそうな感覚になる

上下動の少ないロードバイクというイメージでしょうか!?

 

 

ここでこの「DEFY ADVANCED PRO 1」の特徴や試乗感想等をまとめると

・32Cのタイヤ装着

 空気圧調整で乗り心地変化

・ADVANCED SLグレードカーボンの超軽量フロントフォーク

 剛性感ある硬めの乗り味、その分操作反応は機敏!?

・ケーブル内装式アルミニウムCONTACT SL AEROLIGHT STEM

 クリーンな外観とメンテナンス性を両立

 高速域での空気抵抗軽減効果あり!?

 

・フレームヘッドチューブ左右の水平ラインの凹凸デザイン

 空気整流効果で車体が安定するかも!?

 個人的には大好きなデザイン(ギミック)です。

 

・アルミニウムハンドルバーのCONTACT SL  D-FUSE BAR

 路面からの衝撃や振動を軽減するD型断面に加え8°フレアのエルゴノミックデザイン

 僕の体重での加重では衝撃振動軽減効果はあまり感じられなかったかな?

・前世代よりも軽量化したフレーム(Sサイズ7.7kg)

 おかげで上りも問題なし!

 それでいて僕にとっては十分硬質なコンペティションカーボンバイクフレーム

・フロントとリアで印象の変わるフレーム(デカール)デザイン

 ユニコーンホワイトとブラックでモノトーンなのもGoodです!

・快適で正確なシマノ「105Di2」電動12速コンポ

・D-FUSEシートポスト

 路面からの衝撃や振動を軽減するD型断面に加えよりしなりやすい形状を採用した

 フルカーボンシートポスト

 カーボンレイアップを見直したことで前世代よりも高い快適性と軽量化を達成

 僕もこの部分のしなりはしっかり感じましたし、快適性に貢献する一番判りやすい

 部分だと思います。

 D-FUSEシートポストは、まさに快適性の核心であり快適なライドの秘訣とのこと。

 

このように、新型DEFY ADVANCED PRO 1は充分にコンペティティブな

エンデュランスロードバイクだと感じました。

一定ペースでどこまでも走り続けるイメージのロングライドはもちろん

快適でスムーズなバイクだからこそより速く走れるバイクであり

充分レースバイクとしても楽しめると思います。

軽量でもあるのでヒルクライムも有りだと思います。

 

 

「軽量で耐久性があり、最小限で済むメンテナンス、機能的なシンプルさは

多くのライダーに恩恵のあるバイク」だとメーカーは言っています。

短い時間ではありましたが、今回試乗してみて僕もそう感じました。

 

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