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CADEX 50 ULTRA DISC 購入&使用インプレ2022年10月13日

こんにちは!先日発表された最高級ホイールがついに名古屋店に到着しました!
今回はその入荷のお知らせとスタッフが実際に購入し使ってみたインプレッションをお届けします。

 

・CADEX 50 ULTRA DISC 基本スペック

ブレーキ:ディスクブレーキ
リムハイト:50㎜
リム幅(内幅):22.4㎜
リム幅(外幅):30㎜
スポークパターン:DBL
スポーク本数:(前)21本 (後)24本
スポーク:スーパーエアロカーボン
ベアリング:セラミック
重量:1349g

価格:¥165,000(税込) / リア : ¥220,000(税込)

 

極太カーボンスポーク、リム外幅30mm、ハイト50mmにも関わらずこの軽さ。
ハブにも様々なブラッシュアップがされ第三世代のCADEXホイールといったところ。

すぐさま候補に入れて検討した末、自分用に1セット注文してしまいました。
自分は割とこういう選択に足踏みするタイプですがスペックが良すぎるのでほぼ即決。

 

・選んだ背景

ツール・ド・おきなわ210kmに向けた最終兵器として50mm前後のホイールを探していました。そんな中の発表。普段はGIANT SLR1 36フックレス、デュラエース C40 チューブラーを使用。

もちろん他ホイールも気になっていていました。

 

・ZIPP 353 NSW  (40~45mmハイト・内幅25mm・1285g・¥785,000)

同じフックレスチューブレスリム。リムが波打つ特殊設計の為軽い。

 

・ROVAL RAPIDE CLX II  (51/60mmハイト・外幅35/30mm・1520g・¥352,000)

CADEXと同価格帯。前リムがより幅広で横風に強い。フックドリムの為タイヤ制限がなく万人受けしそう。

 

ZIPPはCADEXの倍額のため予算オーバー。そしてフックレスのタイヤ制限については私は気にならないのでRAPIDEより軽量(171g差)なCADEXを選択に至りました。
ちなみにツール・ド・おきなわ210kmはエントリー峠で早々にドロップし出場できなくなりました。始まる前から敗北者。これに関しては敗北者って言われても「取り消せよ!」とか怒ったりしないので煽って頂いて構いません。

来年はニセコクラシックを目標に、解禁とともに更新ボタンを連打しようと思います。。

 

・インストール

 

とてつもなく太く薄いカーボンスポーク。シンプルデザインから溢れでてこぼれてる高級感。まぁかっこいい。。これが似合わないロードバイクの探すの難しい説。

 

しつこいけどキミ美しすぎるね。。

 

優れた空力性能を謳うCADEX AEROタイヤも共にリリースされましたが今回は使用せず。ホイール単体の差を評価すべきであるため最近使用しているシュワルベプロワンTLE 25Cを使いました。前後80psiにセットしタイヤ幅は実測28mm。

リム幅の方が広くまだ余裕がありそうなのでContinental GP5000S TR 28Cも今後試してみたいですね。

シュワルベタイヤとCADEXリムの相性は良いようで比較的容易にリムへ乗るのみならず、フロアポンプであっけなくビードが上がりました。ちなみにSLR 1 36でも同じようにインストールできたため、GIANTフックレスと相性がいいのかもしれません。

 

・インプレッション

早速タイヤを取り付けて走りこみました。

 

 

5点満点評価

・乗り心地5点
・平坦5点
・登り4.5点
・加速(低速域)4点
・加速(高速域)4.5点

結論言ってしまうとこのホイール本当に良すぎます。どこでも速いです。

 

乗り出した瞬間乗り心地の良さが際立っていたためエア抜けしてるんじゃ?と止まって確認しました。抜けてなかったです。内幅22.4mmのチューブレスの恩恵なのは間違いないですが、普段使用しているSLR1 36も同じ内幅なのでカーボンスポークのお陰かな?という予想。

そして特筆すべきは挙動の軽快さ。シッティングでもダンシングでも50mmハイトの挙動とは思えない軽さ。重量が軽くてもハイトが高いと挙動が重いホイールもありますがCADEX50は違いました。本当に楽しい。

 

空力もいいんでしょう。当然ながらSLR1 36 と比べて下りが非常に伸びますし、人の後ろを外れて風を受ける時の減速感も少ないです。ライバルと比べて優れているかは感覚ではさすがに判断できないですが、CADEXが公開したデータ上はROVAL RAPIDE等よりエアロダイナミクスに優れているそうなので言うことありませんね。

 

横風耐性も思いのほか良く、今日は少し風吹いてるなーくらいの日でも怖さはありませんでした。軽量なディープリムだとかなり煽られることを覚悟していましたが、30mmまで大きく拡大された外幅は安定性に確実に寄与していると思います。風速5m未満ならこれを選びます。

ラチェットは爆音。CADEXアピールができます。あなたCADEX買ったでしょ!とご家族や近隣住民に怒られないようにご注意ください。

普段一緒にトレーニングを行っている人からは横を通過された時の風の音が全く違う。バイクも明らかに軽く振れている。(あとかっこいい)と言われました。正解です。

 

 

予算内で美しく軽いディープリムホイールを探し求めていた私にとっては最高の選択肢で飛びつくように手に入れました。そして実際に使ってみて、その選択は間違いで無かったと実感しています。使用できるタイヤもみるみる増えフックレスのデメリットは排除されつつあります。

爆風&激坂とかで無ければほとんどのシチュエーションで最高レベルの走りをもたらしてくれます。激坂に関してもローハイトチューブラーと比較すると分が悪いってだけで、軽量かつ剛性高いので速いです。

ツール・ド・おきなわという大きな舞台で使ってあげられないのが非常に残念ですが、本気で走る日、格上の選手に一秒でも長く食らいつきたいときに使っていこうと思います。(かっこいいし乗ってて楽しいのでゆるゆる走る日も使いたくなりますが。。。)

 

 

現在名古屋店には1セット在庫がございますので即納可能です。

メーカー次納は年末のため使用予定のある方はお早めにご検討をお勧めいたします!

 

11月5日、6日にはPROPEL・TCR・CADEXホイールの試乗会を予定しており、今回のホイールも対象です。

恐縮ですがお電話での予約制となりますのでご連絡を心よりお待ちしております。