ジャイアントストア名古屋
ブレーキの解除の仕方!2009年8月16日
スポーツサイクルの特徴の一つとして車輪が工具なしで
着脱できるということがあります。
その着脱の作業の中で多くの方が挫折してしまうブレーキの
解除(ブレーキクリアランス(隙間)の解除)の仕方をご紹介します。
今回説明しますのは、ライフスタイル(クロスバイクなど)とMTBに
使われているVブレーキの解除方法です。
※ご注意ください。
この説明は納車時に一度説明を受けた方に再度復習していただく
目的でご紹介しております。初めての方でもわかりやすいように
と配慮はしておりますが、わかりにくい説明がありましてもご容赦ください。
まずはブレーキのどこを外したら解除できるかを確認しましょう。
画像をクリックして拡大するとわかりやすいですよ。
赤い丸の部分で左右のブレーキ本体をワイヤーでつないでいます。
右側ブレーキ(画像でみると左側)本体の四角い部分と
弓なりの金属パーツ(インナーリード・ブレーキバナナなどと言います)
を外すのが今回の目的です!
ブレーキをつないでいるのはインナーワイヤーと呼ばれる細いワイヤー
です。右側ブレーキの四角い部分に1か所割りが入っているところが
ありますが、そこにインナーワイヤーが通って外れる仕組みになっています。
次は外すときの持ち方ですね。
画像のような位置に座っていただいて左手でインナーリードを、
右手でブレーキ本体右側を持ってください。
左手は手前側に引いてください。
※このときインナーリードの角度が変わらないようにまっすぐ
引いてあげるのが上手に外すコツです。画像のような状態ですね!
右手は左手と反対で押してください。
その状態を維持したまま次の工程に進みましょう!
左手は引いて、右手は押した状態で
右手の人差し指と中指を右側ブレーキの四角い部分に
もっていきます。
わかりづらい方は画像で確認してください。
四角い部分に持っていった人差し指と中指を
上手に使って四角い部分を下方向にずらします。
左手で引いているインナーリードはここまでずっと
引いたままで動かす必要はありません。
これでワイヤーが外れましたのでブレーキの解除は完了です!
わかりづらかった方はこのBlogの画像を保存して
スライドショーやビューアーなどで連続してみると作業の
一連の動きがわかると思います。一度試してみてください。
ブレーキレバーの握りしろ(引きしろ・引く距離)が短くて
ワイヤーが固くて引けない方は最寄の販売店にご相談ください。
ブレーキの本来の目的は安全に停まることです。
ブレーキレバーやブレーキ本体・インナーリードなどの組み合わせ
によってはレバーの握りしろや制動力を優先して
ブレーキの解除が行いにくい場合もあります。