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安全に乗って頂くために予備知識2018年5月28日

ロードユーザーの方にはまだまだ新しいシステムなので

たまにはこんなことも書いてみようかと思います。

 

ひと昔前まではDISCブレーキと言えばMTB(マウンテンバイク)でした。

しかし近年ロードバイクにもディスクブレーキが導入され人気を博してきています。

そしていよいよ多くのサイクリストに愛用されてきた105(イチマルゴ)グレードも

油圧ディスクブレーキ(R7020)をラインナップに加え、更にディスクロードの普及が

加速していくと思われます!

全天候型・制動力・レバーの軽さ・エアロ効果・足回りの回転効率向上など

メリットを挙げるとキリがありません、そしてもちろんデメリットもあります。

しかしそのデメリットを挙げても余りあるメリットがあるのがディスクブレーキ。

 

油圧式になると組付けやメンテナンスに専用工具・知識・技術が必要になってきます。

例えばコチラ(CONDUCT HYDRAULIC DISC BRAKE)

組み付け段階でレバーの引きしろが深く、ハンドルにブレーキレバーがベターっとついてしまう状態。

どうやらエア噛みを起こしています。

※エア噛みとはブレーキホース内のオイルに空気が入ってしまっている状態のこと。

空気が入るとブレーキが効きにくくなり非常に危険です。

勿論、ブリーディング(ブレーキが正常に動作するようブレーキオイルを入れ直し)し、

組み付けをさせて頂いております。

作業前(左)と作業後(右)のブレーキの状態です。

如何でしょうか明らかに違いが見て取れます。

平地でも時速30キロ以上、下りだと60キロ以上スピードが出るロードバイク。

ブレーキが効きにくいことの致命的さがお分かり頂けるかと思います。

ブレーキオイルは一生ものではありません!

ワイヤー式の様にワイヤーのサビ・ホツレ・切れなどでは判断しにくいものの

車同様、自転車も定期的にブレーキオイルの交換(目安/年1回)が必要です。

油圧ホース周りが劣化してオイルが漏れたり、オイルの劣化が進むことで握り

心地が悪くなったり、オイルに水分が入ってエア噛みを起こしやすくなります。

勿論ブレーキパッドやローターも消耗します。

なかなかご自身で消耗具合を確認しにくい構造ですので専門ショップで定期的な

メンテナンスを受けられるのをオススメ致します。

また、ジャイアントはこのように専門性が高く、組付けに際し高度な知識と経験が必要な

自転車に関してはカタログ上にGPM(ジャイアントプレミアムモデル)アイコンで

表示しております。

ジャイアントHPからディーラー検索をして頂きますとジャイアントストアは勿論ですが

各都道府県のGPM認定ショップが一目で分かるようになっておりますので是非参考にして下さいませ。