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【メンテナンス】ヘルメット編 日頃のお手入れ方法について2024年9月13日
こんにちは、堺店の田中です。
今回の内容は、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ヘルメットのメンテナンスについてお話させて頂きます。みなさんは日頃、どういったお手入れをされていますでしょうか？
私は、シェルは汚れてしまった時だけ水拭きをして、インナーパッドは取り外しができるタイプなので、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っていました。
ただ私自身、漠然と理解している事だったので一度推奨されているメンテナンスを実践して記事にしてみようと思いました。
皆さんの参考になれば幸いです。今回はOGKカブト様のHPで推奨されております内容を下記三点に分けてご紹介させて頂きます。
① 汚れを落とす
②乾燥
③保管
①汚れを落とす ※ぬるま湯(35℃以下）
▨シェル
水もしくはぬるま湯を含ませた布で汚れを拭き取る。汚れがひどい場合、中性洗剤を薄めた水かぬるま湯で拭き取る。
▨ヘルメット内側
インナーパッドを全て取り外し、ヘルメット内側の汚れを拭き取る。汚れがひどい場合、こちらも中性洗剤を薄めた水かぬるま湯で拭き取る。
▨あごひも
洗面器などに水もしくはぬるま湯を溜め、あごひもを浸す。あごひもが水分を含んだらシャンプーもしくはボディーソープを数滴手に取り、優しく揉み洗いをし、汚れを落とす。
泡がなくなるまでしっかりすすぎ洗いをしたらタオル等であごひも全体を包み込みながら水分を取り除き、風通しのよい日陰で充分に乾燥させる。
あごひもはヘルメットの中でも一番汗や皮脂が付着する部分です。特に、V字状になっているアジャストロックやバックルなど、樹脂パーツ部分には皮脂などの汗の成分が溜まりやすいので、パーツを緩めた状態で洗うことをお勧めします。
※MOFF®︎製のあごひもを洗う場合は要注意！MOFF®︎製のあごひもを洗う場合、アルカリ系洗剤はMOFF®︎の効果が減少するので使用しないでください。
●消臭素材MOFF®
従来とは全く異なる新しい消臭方法を採用した消臭素材。消臭効果、安全性に加え、環境への影響も少ない次世代の消臭繊維です。※MOFF®はアシックス商事株式会社の登録商標です。
▨インナーパッド（脱着可能なタイプ）
洗面器などに水もしくはぬるま湯を溜め、ヘルメットから取り外したインナーパッドを浸す。
インナーパッドが水分を含んだら、シャンプーもしくはボディーソープを数滴手に取り、優しく揉み洗いをして汚れを落とす。
泡がなくなるまでしっかりすすぎ洗いをしたら、タオルなどでインナーパッド全体を優しく包み込みながら水分を取り除く。
※絞ると内装がすぐに痛むので、絞らずタオルで優しく包みながら水分を取り除く。
サイクリングヘルメット用のインナーパッドは直接肌に触れるデリケートな部品なので、縫い目が出るような縫製加工はほとんど行っておらず、『熱で接着する加工（ウェルダー加工）』を採用しています。（DHフルフェイスは除く）
このため、使用頻度や定期的なメンテナンスを行えば行うほど、接着部分が弱くなり剥がれることがあります。
剥がれる現象はあくまでも『消耗した証』であるため、そのような状態になったらすぐにインナーパッドを交換してください。
▨インナーパッド（脱着不可タイプ）
水もしくはぬるま湯を含ませた布で汚れを拭き取る。汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めた水かぬるま湯で拭き取る。
▨インナーパッド（フルフェイスタイプ）
ヘルメットから取り外したインナーパッドをランドリーネットに入れ、家庭の洗濯機で洗えます。
なお、泥などの汚れがひどい場合は、最初にそれらを手洗いで取り除いてから洗濯機で洗うようにする。
※全自動洗濯機の乾燥機能は使用しないでください。
②乾燥
ヘルメット本体もインナーパッドも、直射日光が当たらない風通しのよい日陰などでしっかり乾燥させる。もちろん、風などで落下しないよう安定した場所で乾燥させる。
※ドライヤーや浴場乾燥、暖房機など50度以上になるような器具や場所での乾燥は材質が痛む恐れがあるので絶対におやめください。しっかり乾燥されず保管した場合、材質が劣化する場合もあります。しっかりと自然乾燥で乾かしてください。
③保管
乾燥が終わったら、インナーパッド、アジャスターなどを元の位置へ戻す。保管場所は直射日光が当たらない50度以上にならない場所で保管。落下の可能性がある場所での保管や、逆さ置きにはせず、水平で落下の心配がない場所に正しく置く。
▨最後に
いかがでしたでしょうか？
ヘルメットのメンテナンスについて理解が深まったり、参考になったら幸いです。
また、メンテナンスに付け加えて、ヘルメットにも寿命があることをお伝えさせて頂きます。
ヘルメットは使用にともない、老朽・劣化等の経時変化によって、新品の時と同じ性能を維持できないこともあります。
このため、ヘルメットの耐久性を考慮して、製品安全協会とJHMA（日本ヘルメット工業会）により、ヘルメットの有効期間を「購入後3年間」と定めています。有効期間を過ぎたヘルメットは、事故や転倒の際に十分な保護性能を発揮しないおそれもありますので、十分にご注意ください。また、有効期間の3年の間も、粗末な扱いをすると、寿命はさらに縮まります。それを避けるためにもしっかりとメンテナンスをして安心、安全なサイクルライフを楽しみましょう！
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