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安心感まで標準装備 「RECON+ HL2600」スタッフレビュー2025年11月7日
暑かった夏もようやく終わり、少しずつ寒さを感じるようになってきましたね。
日が暮れるのも早くなり、ライド中にライトを使う時間がぐっと長くなる季節が始まります。
そんなこれからの時期にぴったりなのが、
GIANTの新ヘッドライト「RECON+ HLシリーズ」。

新しいガジェットが大好きで、
1台で複数の役をこなす十徳ナイフのようなアイテムに目がない私。
RECON+シリーズは、HL2600 , HL1400, HL1200の3種類をラインナップしていますが、
その中でも最高スペックのHL2600を即購入!
発売から約半年が経過し、いろいろな条件の下で試すことが出来ました。
今回のレビューでは、前モデルにはなかった以下の新機能にフォーカス🔍
- 最大光量2600ルーメンを最大限に活かす「アンチグレアTIR」レンズ
- 1台2役!荷物の軽量化に繋がる「モバイルバッテリー機能」
- サイコンやリアビューレーダー、テールライトとの「連動機能」
以上の3つをご紹介させていただきます📝
1. 🔦最大2600ルーメンの“超”強力な光量🔦

数字以上の明るさを実感できる今作。
その大きな要因のひとつが、新採用の アンチグレアTIRレンズ。
通勤・通学の街中から、ブルベ・ナイトライドのような過酷な長時間ライドまで幅広く対応。
“眩しさ”と“見えにくさ”によるストレスを大幅に軽減してくれます。
【用語解説】
-
アンチグレア構造:直視しても眩しさを抑え、対向車や歩行者にやさしい
-
TIRレンズ(Total Internal Reflection):光を効率的に反射させ、無駄なく配光
次に、どのように光が拡散していくか、横位置から写真に撮って比較しました。
*比較しやすいよう、暗めに撮影しています。
左:【HL 1800】モード:強(1800ルーメン)
右:【HL 2600】モード:Low Beam – High(1600ルーメン)アンチグレアTIRレンズ


上方への拡散を抑え込んでいるアンチグレアTIRレンズの効果がハッキリと確認できますね。
次に、街灯の少ない公園にて、HL1800とHL2600を点灯させ、
どのように地面を照らし出すかを比較してみました。
※撮影条件:地上から160cmの高さで三脚固定、シャッタースピード 1/15、絞り f/5.6、ISO1250、ホワイトバランス5250K
※ライトのレンズ面から15mの距離に人が立っています。
左:【HL 1800】モード:強(1800lm)
右:【HL 2600】モード:Low Beam – High(1600lm)


左:【HL 1800】モード:強(1800lm)*若干上向きにしました。
右:【HL 2600】モード:High Beam + Low Beam(2600lm)


これまで見えなかった遠方の障害物まで明るく照らし出し、まさに世界が一変!
あまりの明るさに、Low Beamモードに戻してしまいたくなるほどです(笑)
ざっくりまとめると、
-
HL2600
✅ 照射範囲が均一で、街中でもLowモードで安心して走れる
✅ 対向者に配慮しながら、明るく照射できる
⚠️ 照射範囲外は暗く感じるため、こまめにモード切替を活用するとベスト
付属するリモコンやDi2ボタンでの操作が便利!後ほど解説します。 -
HL1800
✅ 中心部を強く照らし、周囲に向かって拡散する配光
⚠️ 眩しさが強く、街中では取付角度に注意が必要
それぞれ特徴的なライトであることがわかりますね🔦
HL2600は周囲に配慮しつつ、自身の安全を確保し、
夜道の走行に安心感をプラスしてくれます🔦
2. 🔦ヘッドライト 兼 モバイルバッテリー🔋
今やスマホがないと困るシーンが多々ありますよね。
サイクリング中に限っただけでも、目的地検索、写真・動画撮影、キャッシュレス決済、
位置情報の共有、身分証機能、緊急連絡などなど…スマホはなくてはならない存在です。
そんなスマホのバッテリー問題をサポートしてくれる、モバイルバッテリー機能が搭載されました!
ロングライドへ出かける際、心配性な私は必ずといっていいほどモバイルバッテリーを携行していたので、
これは大変魅力的な機能😀
まずは今まで持ち歩いていたライト+バッテリー+充電ケーブルの総重量を計測してみると…

-
RECON HL 1800
-
モバイルバッテリー 13,000mAh(46.8Wh, input 5V2A, output 5V3A max)
-
充電ケーブル
この3点で453g(ほぼペットボトル1本分)。
「安心料」として目をつぶっていましたが、数字で見るとやはり重い…。
次にHL2600へ切り替えたところ、

-
RECON+ HL 2600
- 充電ケーブル
2点で329g ! 124gの軽量化ができました。
1gあたり35円で軽量化できる計算になるので、かなりの高コスパ!
少しでも軽量化したいバイクパッキングの旅やロングライドでは、この重量減は大きなメリットです。
次に、モバイルバッテリーとしての性能を、電流電圧チェッカーを用いてチェック🔋
まずは、従来使用していたモバイルバッテリーでスマホを充電してみました。

「4.8V / 1.5A」で充電されていることを確認。
購入後3年ほど経過していますが、さすが大手ブランド。まだまだ現役です。
つづいてRECON+ HL2600へ切り替えて充電したところ…

「4.9V / 2.1A」 の出力を確認⚡
使用ケーブルによる許容電流量の違いも大きいと思いますが、
大手ブランド製のモバイルバッテリーと比べても遜色なし🔋
バッテリー容量も 10,000mAh と余裕があり、1Dayライドの予備電源として安心です😉
最後に、ライト本体への充電速度も検証📝
65W出力の急速充電器と100W入出力対応ケーブルを使用したところ、

5.1V / 2.9Aで充電されていることを確認できました。
環境次第で充電時間を大幅に短縮できそうです😉
「重量のある荷物を1つ減らせる」という選択肢は、
数字以上に快適さをもたらしてくれます✨
3. テールライトとサイコンの連携機能

今作の目玉機能のひとつ、テールライトやサイコンと連携。
今までは前後それぞれのライトで点灯/消灯操作を行わないといけなかったところ、
ヘッドライトの点灯/消灯に合わせてテールライトも同時に点灯/消灯させることができたり、
サイコンの記録を開始/終了と同時にライトを点灯/消灯させることができるんです😲
自転車に乗る際の一連の動作を文字にすると一目瞭然👀
乗車前点検とは別に、
- サイコンの電源をON(ボタン長押し)
- Di2を起動(スイッチをカチカチ)
- パワーメーターを起動(クランクをクルクル回す)
- スピードセンサーを起動(ホイールを回す)
- ヘッドライトをON(スイッチ長押し)
- テールライトをON(スイッチ長押し)
- サイコンの記録開始(スタートボタンを押す)
簡単に書き出しただけでも、出発までにこれだけの動作が待ち構えています。
ですが、HL2600とTL150をペアリングし、サイコンとHL2600もペアリングしている状態であれば…
- サイコンの電源をON(ヘッド/テールライトが起動)
- Di2を起動
- パワーメーターを起動
- スピードセンサーを起動
- サイコンの記録を開始(ヘッド/テールライトが点灯開始)
7つの動作が5つに省略!
たった2つ、と思うかもしれませんが、これが地味~に便利な機能で、
一度使うと、ナシの生活には戻れません…
でも、対応するサイコンを持っていない…
という方もご安心ください👍
ヘッドライトに付属するリモコンと、
テールライト(TL300R/300/150)をペアリングしておけば、
ライド中であっても手元で一括操作が可能なのでご安心ください✨
*RECON+ HL1200はサイコン/テールライトとの連携機能は省略されています。ご注意ください。
ちなみに、HL2600とペアリング可能なテールライト、サイクルコンピューターは…
- 後方から接近する車両を検知するレーダー機能付きモデル「RECON+ TL 300 R」
- レーダー機能を省いたシンプルモデル「RECON+ TL300」「RECON+ TL150」
- ライトをコントロールすることができる機能を搭載したサイコンとの連携(GARMIN製EDGEシリーズ,Wahoo製ELEMENTシリーズのサイクリングコンピューター等)
上記以外のサイクリングコンピューターとは動作確認を行っておりませんが、
ペアリング可能なセンサー一覧に「ライト」という項目があるサイコンでしたらペアリングすることができる可能性が高いです✌
さらに!
Shimano製12速Di2システムをご利用中であれば、
「FRONT SHIFT NEXT」機能を活用すると、もっと便利に!👏
フロントディレイラーの操作(アップ/ダウン)を1つのシフトスイッチで行うことができるようになるため、
これにより1つ余ってしまうDi2のスイッチをライトのモード切替に割り当てることができるんです🔦
ライトに付属するリモコンを使用する必要がなくなるので、ハンドル回りもスッキリ🎵
ちなみに私は左側STIレバーのザラっとした表面のスイッチをライト操作用に割り当て、
以下の様な設定をしています。
-
短押し:点灯(Low Beam – High)と、点滅の切り替え
-
長押し:ライトの電源ON/OFF
「ライトの点け忘れ」を防ぐ安全面のメリットが大きく、
一度使うと手放せなくなる連携機能です😉
番外編 ① ⚠️ ライト出力と取付角度に要注意 ⚠️
いくらアンチグレアとはいえ、角度が上向きすぎると眩しさは強烈。
どれくらいの取り付け角度で対向車(人)の視界を奪うかテストしてみました📝
-テスト方法-
壁から2.5m離れてライトを点灯し、
眩しく感じた時点でカットオフラインが地上からどれくらいの高さにあるか計測

カットオフラインが地上から50-80cmほどの高さになるように取付けると、
対向車(人)への眩しさを軽減しつつ視界が確保できる角度であることが分かりました📝
なお、市街地ではLow Beam – Mid(800lm / 6時間)、
Low Beam – Lowモード (500lm:10時間)で十分な明るさを確保できます。
逆に明るすぎると周囲との明るさの差が大きくなり、
照らしているところ以外が見えづらくなってしまうのでご注意を😲
「出力と角度の最適化」が快適ライドの鍵ですね✍
番外編② 🔍GIANT製ライトの名称について🔍
GIANTから発売されているライトの名称には、一定のルールが存在します。
まずはシリーズ名として「RECON(リーコン)」または「Numen(ニューメン)」が付きます。
その後に続くHL(ヘッドライト)は前方用、TL(テールライト)は後方用を意味します。
さらに、数値は最大光量(ルーメン値)を表しています💡
そして、名称に「+(プラス)」が付いたモデルは“機能強化版”を示しています。
つまり、今回ご紹介させていただいた「RECON+ HL2600」は、
・「RECON」シリーズの
・「機能強化版ヘッドライト」で
・「最大2600ルーメンの明るさ」を備えている
という意味になります🔦
このルールを知っておくと、
GIANT製のライトラインナップ全体を見た時にも性能や用途の違いが把握しやすくなりますよ😉
新機能満載で大変便利になったRECON+ HLシリーズ、ぜひ店頭にてお試しください🔦✨
皆様のご来店、お待ちしております!
ジャイアントストア聖蹟桜ヶ丘
東京都多摩市関戸2-43-1
042-311-2121
定休日:火曜日・水曜日
営業時間(平日):11:00~20:00
営業時間(土日祝):10:00~19:00
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