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【GIANT】サイクルパンツのすすめ!2019年7月11日

皆さんはサイクリングするときにパット付きのサイクルパンツは履いていますか?

ひと昔前はレースする人向けの『本格的』なウエアと認識されがちで、レーサーパンツを略して「レーパン」と呼ばれたりしていましたが、最近ではスポーツバイクでの、お尻のトラブル(圧迫と摩擦)を避けるための無くてはならない必需品と認知されている方が増えてきていると思います。

先ずは、サイクルパンツとはどのような物なのか、解説いたします。

大事な機能は2つ、①股の保護②パフォーマンスの向上です。

①股の保護

スポーツバイクの多くに付いている薄くて硬いサドルに初めて跨ったら「お尻痛い!」と感じた方は多いと思います。

余談にはなりますが、何故スポーツバイクのサドルは硬いのか?と言いますと、腰がフワフワせずにしっかり車体と固定することでペダリングの回転の安定性を高めるためです。安定性が高まると効率が良くなります。効率が良くなるとより速いスピードが出せたり、またはスピードが一緒ならより少ない力でペダルを回すことができます。

その硬くて薄いサドルとお尻の間にクッションをいれる入れる行為が『サイクルパンツを履く』ことなのです。

サドルとお尻の形が完全にフィットするケースはあまり多くないと思います。クションを挟むことでお尻とサドルのフィット感を高め、圧力を分散させる狙いがあります。

それと、初めての方には抵抗があるかもしれませんが、サイクルパンツは直履きします。これは下着やズボンの縫い目や硬い生地で股の皮膚を傷めないようにするためです。例えば1分間に90回転のペダリングを2時間続けたとしますと、1万回以上サドルと股が擦れることになってしまいます。これだけの摩擦にさらされているとすると、サイクルパンツを履かずに皮膚が剥けたり腫れたりしてしまうのは当然かもしれません。

この摩擦の低減効果は、股とサイクルパンツのパッドが密着して動かないほど効果は高まります。サイクルパンツにはパンツタイプとビブタイプがありますが、股ずれに悩んでいる方でしたら多少値は張りますが肩紐があるビブタイプがオススメです。股ずれは起こったことが無く単に股への圧迫を軽減させたいのでしたら、スパッツタイプが価格もお手頃ですしお手洗いも済ませやすいです

②パフォーマンスの向上

これはずばり空気抵抗の削減と動きやすさの確保です。

例えばプールで泳ぐ際に、競泳用の水着と普段着に近い短パン形状の水着でどちらが水中で動きやすいでしょうか?体にフィットした競泳用の方のはずです。それと同じことが自転車でも言えます。

ハーフパンツでスポーツバイクに乗ると前方から受けた風が裾口から入ってモコモコ膨らんだ経験はありませんか?これはパラシュートみたいに空気のブレーキが常にかかっている状態ですよね。せっかく頑張って空気抵抗に抗ってペダルを漕いでいるのに、ウエアで常にブレーキがかかっているのはもったいないと思います。

汗をかいてくると綿などのパンツだと裾が太腿に張り付いてペダリングの妨げになる事もあります。サイクルパンツは一切腿の動きを邪魔しないのでよりペダリングに集中できることでしょう

 

ここまでサイクルパンツの長所を上げてきましたが、短所は無いのか?というと、少なからずあります。

それは見た目です。自転車歴が長い方はもう慣れているとは思いますが、水着やスパッツの様な形状で人が居るところに繰り出す事は初めてだと勇気がいるかもしれません。要は慣れの問題ですが、どうしても気になる方には、普段着の中にインナーサイクルパンツを履くという方法もあります。

 

仙台店で取り扱っているインナーサイクルパンツはジャイアントではなくパールイズミですが、サイクルパンツと同じ厚さのパッドが入っていますので股の保護にとても役立ちます。

下着としての用途なので蒸れにくい様にメッシュ生地が使われています。距離が短い通勤通学などでしたらお尻の摩擦が気になる前に目的地に到着できそうなので、股の圧迫が緩和できるインナーパンツの利用は手軽で良いと思います。

ジャイアントでは6500円~18000円のサイクルパンツをご用意しております。→こちらからウエアのページに飛べます。

ご来店の際などはスタッフにウエアの着方や種類なども是非お尋ねください。ご来店お待ちしております!

 

スタッフ 横山