ジャイアントストア高松

»トップへ

【第12回石鎚山ヒルクライム】スタッフよしだのライドレポート【TCR ADV SL 0】2024年9月30日

こんにちは、ジャイアントストア高松店のスタッフよしだです。

 

この度、9/8に愛媛県上浮穴郡久万高原町にある石鎚山を舞台に開催された「第12回石鎚山ヒルクライム」に参加してまいりました。今回はそちらのライドレポートを、新型TCR ADVANCED SL 0ブラックラバの所感とともに書いていこうと思います。といっても他の方が書かれているレポートとは比較にならないくらい浅い内容ですので、お気軽に目を通していただければと思います。。。

 

前日の17時まで仕事をしてから松山のホテルへ宿泊し、翌日3時に起床。シャワーを浴び、ご飯を食べてから出発しました。

ご飯は前日から炭水化物を多めに取り、行きの車内でも和菓子やおにぎりを食べて栄養補給。走行時間は1時間弱のイベントですが、しっかり食べると元気が出るのでよく食べるのがルーティーンです。

 

会場に到着したのが朝6時過ぎ。もう運営の方々はせわしなく動いており、ありがたい限りでございます。支えて下さっている方のおかげでこのイベントができていることを忘れずにいたいものです。

さて、到着した際の気温は23度とかなり肌寒く、おなかが冷えないように一枚多く服を着て対策しました。天気予報では一日晴れ予報で最高気温も30度越えと恐ろしくハードでホットなライドになるのではと戦慄しました。。。

暑さを考慮して今回はドリンクボトルを計2本積み、片方にはアミノ酸入りのドリンク、もう片方には頭からかぶる水をそれぞれ400mlと200mlだけ用意しました。新型TCRもボトルを2本積んだ際の空力が最適化されるような設計になってるので、最初の平坦で少し楽ができるかなという算段もありました。登りも空力が大事と言われ始めているので、あながち間違いではない選択だったのかなと。。。自信はありません。

 

 

当日のスタート前にはアミノサウルスのジェルエリート04を、第二区間前にジェルエリート03を摂取しパワーを出し切れるように補給も考えました。

 

 

スタッフよしだのマイブームはEAAです。運動中に定期的な摂取をすることで高強度の運動の継続がキモチ楽になった気がします。あくまで気がするだけなのであとは気力ですが。。。03はカフェインが入っているので「ここぞ!」というときに食べるのがおすすめです。

 

アミノサウルスを食べて開会式を終え整列し、いよいよ出走30秒前というところでスタートの号砲によく似た破裂音が。どうやら偶然、野生動物除けの装置が作動し大きな音が出たみたいです。そうしたプチトラブルもありながら無事スタート。写真はActcycのうどん様が撮影・公開されたものを使用させていただきました。ありがとうございます。

先頭を行くのは招待選手のヴェロリアン松山所属、森海翔選手。2年前の年代別でもこの人にボコボコにされました。

 

最序盤、誰かがついてきてくれるだろうという今考えれば変な誤算で思いっきり踏みまくり後ろを見ると誰もついてこず。。。チームジャージを着てしゃしゃり出ただけの目立ちたがりになってしまいました。お恥ずかしい限りでございます。。。そのあと普通に吸収され、無駄に足を使っただけになりました。パワーメーターのログを見ても無残に吸収された跡が残っています。。。

 

そこから小規模なアタックなどもありつつもほとんど集団はばらけることもなく(ハイペースになり集団が一直線になったりはしましたが)、鳥居を超え、本格的な登坂へ進行していきます。

ここで超ハイペース組とハイペース組、落ち着いたペース組の3グループくらいに分かれたかと思います。私は落ち着いたペース組からハイペース組のちょうど間くらいの一匹狼のような位置取りで登っていきます。ハイペース組から落ちてくる人を数人かわしつつ登っていくのですが、アップ不足と前述の最序盤での消耗により第一区間ではうまくパワーが出せませんでした。しかしながら、後ろに付いてくださった方のおかげで頑張ろうと気持ちを保てたのと、TCRが持つ軽量性や剛性のおかげで不調でも第一区間の自己ベストタイムを更新することができました。結果、第一区間は27:07というてっぺんクラス4位のタイム(招待選手除く)でゴールしました。

ちなみに後ろにいた方がアクションカメラで動画を撮影・公開されており、わたくしの後ろ姿を堪能して頂ける動画がYouTubeにアップされているようです。興味がある方は覗いてみてください。ものの見事に動画後半のほとんどを僕のお尻が占めてしまっています。申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

動画はこちらから

 

休憩区間では見知った方々とお話ししつつ休憩して足を休めます。カラッと晴れていていい天気でしたが標高は高いので、気温が意外と低く体は少し冷えましたが、逆にちょうどよく足を回復させられたと思います。前述のカフェイン入りのアミノサウルスを摂取して第二区間に臨みます。

 

第二区間では先頭の超有力選手たちに合わせてスタートしました。もちろん離されていくので、自分のペースで淡々とペダルを回していきます。

第一区間が長いアップになってくれたおかげか、第一区間よりもいい感触で踏み続けることができ、一時は先頭集団に追いつきそうなところまで行けました。(先頭の方々は僕の本気と同じペースでけん制しあっていただけだったみたいですが。。。)

 

 

石鎚山をバックにオールスポーツ様が写真を撮ってくれました。ありがとうございます。参加された皆様、写真の注文期限が過ぎると割高な代金になってしまうので購入希望の方はなるはやで注文するといいでしょう。こうしたいい写真を撮ってもらえるのもイベントのいいところですね。

 

この時の心拍数は大体180bpm、私の安静時心拍数が31~33bpmですのでかなりきつい心拍数ですが、カフェインでのブーストや調子も上がっていたことでペースを維持し続けられました。

 

赤線が第一区間。青線が第二区間。どちらも平均ケイデンスは95rpmとかなりいいペースで回せています。

 

ラスト100mの看板を見てサドルからお尻を持ち上げ、最後のダンシングで出し切りました。自分的にかなりいいタイムになったんじゃないかと思い、タイムがどうだったか下山までドキドキ。。。

 

 

パワーメーターの出力から何とか出し切った感が伝われば。。。

 

結果、第二区間は22:22とてっぺんクラスで3位(招待選手除く)と満足いくタイムでゴールできました!

去年のタイムが23:43でしたので、1分21秒の短縮です。とてもうれしいと同時に、第一区間でもっと頑張れたんじゃないかという反省の気持ちが混ざり合った何とも言えない感情でした。。。

 

頂上ではてっぺんクラスで共に頑張った方々としばし談笑。ゴール後のこの時間、とっても好きです。

山の神ことGOKISOのゲストライダー森本誠様ともお会いし、記念撮影させていただきました。GOKISOのホイールは宇宙開発のための技術をふんだんに使ったハイエンドのハブ・ホイールでして、私もいつかは所有してみたい憧れのホイールです。

 

GOKISO森本様、お写真ありがとうございます!

 

全体の総括としては、目標の50分切りを達成できたことはとっても嬉しいですが、まだまだタイムが伸ばせる余地がたくさんあるのも事実です。こんなにいいバイクに乗って今回のタイムが限界なわけがないと思うので、次回はもっとタイムを縮めたいと思います。特に第一区間ではあまりにも調子が悪かったので反省ですね。

 

会場で同じバイクのユーザー様と出会うことができ、非常にうれしい気持ちになりました。こういった出会いがあるのもイベントのいいところですね。

 

 

実際にイベントでTCR ADVANCED SL 0を使った感想ですが、このバイクに本当に救われたなという気持ちでいっぱいです。2月末に左股関節を負傷し、5月末まで満足に乗ることができずトレーニング期間が3か月ほどしかない中でこの結果を出せたのは間違いなくバイクのおかげです。

 

ペダル込みの重量が6.7キロという事もあるのですが、何より踏んで気持ちよく進んでくれるパワー伝達の高さを感じました。海外プロ選手のルーク・プラップ選手が言っていたように、ホイールとフレームの調和・相互作用による抜群の加速感や登坂での速度維持のしやすさなどを素人ながらに感じることができたと思います。第二区間の勾配が緩くなるところではすぐさま速度が上がり、登坂でも車体重量の軽さと剛性でひらひらと上っていくことができました。ただ、下山や休憩区間では硬さをあまり感じさせないところが不思議なバイクです。本気で踏むと本気で答えてくれる本気のバイクに、緩く乗ると緩さに合わせてくれる楽なバイクにというとっても懐の深いバイクだと感じています。

 

以上、第12回石鎚山ヒルクライムへの参加レポートByスタッフよしだでした。
拙筆を長時間お読みくださりありがとうございました。

石鎚山ヒルクライムはタイムを求めて頑張るのもいいですし、会場の出し物を楽しんだり、おもごや石鎚山の景色を見ながら楽しむライドイベントとしても参加できるお祭りのようなライドイベントです。ご興味のある方はぜひ来年は参加してみましょう!

ジャイアントストア高松
よしだ