ジャイアントストア富山
超級山岳ライドイベント2025年6月6日
こんにちは。スタッフ平本です。
5月31日
翌日に控えた、とあるイベントに参加するために富山を出発しました。
かの有名な峠を登るそのイベントには、坂好きの自転車乗りが集まるのだとか…
そのイベントの名は… 皆様ご存じ「富士ヒル」
ではなく「THE PEAKS」!!
富士ヒルはエントリー峠なるものを越えられなかったので、
同日開催の「THE PEAKS」にエントリーしました。
実は昨年の8月末にも同イベントの「R16 妙高」に参加しております。
その時の様子もブログを書いておりますので、興味のある方は下記からご覧ください。
➡【休日サイクリング】山岳コースのイベントに参加してきました!前編
➡【休日サイクリング】山岳コースのイベントに参加してきました!後編
さて、始まりは前回同様「黒い封筒」から。
今回の開催地は群馬県草津町。
『The PEAKS Round 17 渋峠(154km/4,989m up)』
白根山の方面へ上り、長野県の高山村役場へ
折り返して再び白根山、そこから国道最高地点「渋峠」を登って
もう一度、高山村方面をへ下り、折り返して草津町に戻ってくるルートです。
しかし、雪崩の危険性があり、国道292号線が条件付きの開通になったため、一部コースが変更になりました。
通常であれば開催中止になるような状況ですが、
コース変更で対応してくださった運営スタッフの方々には頭が上がりません。
変更後のコースはこんな感じ。
最初は野反湖方面へ往復、高山村役場へ向むかい、折り返して
渋峠→平床駐車場→渋峠→草津町というコースに変更
変更に伴い、154km/4,989m up → 164km/5,087m upに。
冬の期間、外では自転車に乗れておらず、室内でzwiftばかりだったので、
長時間ライド、100㎞超えのライドはもちろん久しぶり。
勢いでエントリーしたけど結構不安です(笑)。
5/31
前日に受付を済ませ、ゼッケンカードや参加賞を貰います。
草津を訪れるのは初めてなので、ちょっとだけ観光をしてから宿に戻ってゆっくり休みます。
6/1 4:30
車検(前後ライト、ベルのチェック)を済ませて、リストバンドを受け取ります。
5:30 順次スタート
スタート時点では雨は降っておらず、雲はあるけどチラチラ太陽が顔を出すような天気。
ちなみに、今回はTCXで参加します。
7:00 27km CP1到着
登りの途中で雨が降り始め、CP1に到着時もそこそこの雨。
上下レインウェアを着て、補給をして出発。
スタート地点がCP2になっているため、来た道をそのまま戻ります。
8:30 54km CP2
CP2はスタートした時は降っていなかったものの、戻って来た時は雨。
エイドステーションにもなっているため、ここで温かいスープを貰って身体を温めます。
時間はピッタリ。計画した通りに走れており、脚もしっかり動いています。
次は白根山方面へ登り、万座三差路を左におりて、高山村役場がCP3です。
白根山方面へ淡々と登って行きます。
高度が上がるにつれて気温が下がるのはもちろんですが、この日は徐々に雨風も強くなり始め、
そこそこのパワーで登っているのにどんどん身体が冷えていきます。
身体が完全に冷え切り、震えが止まらず、手もかじかんで上手くブレーキがかけられません。
この日は寒さ対策で、
ロングスリーブジャージ+ジレ+ウィンドシェル+レインウェア上下+冬用グローブ
で挑みましたが、想像を超える悪天候には全く意味をなさず。
10:30 登りきって少し下った辺り。
万座三差路の少し手前の飲み物だけのエイドで休憩。
THE PEAKSは回収車などはないので、この先の高山村役場まで下った場合、
そこでリタイアしても自力で戻ってこないといけません。
そもそも役場まで無事に下りきれるのか?など、色々と考えましたが、
この状況で残り100km/2600m upを走り切るのは無理と判断しました。
ここで無念のDNF
66km/2440m up
自分の体調と相談して諦める判断をすることも、サイクリストの必須能力の一つということで。(笑)
手足の感覚が戻るまで少し休憩していましたが、同じように考えてここでリタイアする人が続出。
この先、万座三差路方面に下った方々も途中で引き返してくる方が多く、
下りきった高山村役場でリタイアする人もかなり多かったようです。
11:40 スタート/ゴール地点
なんとか下ってスタート/ゴール地点まで戻ってきました。
半分くらい下った辺りからは晴れており、スタート/ゴール地点もこの通り(笑)
今回はリタイアが続出し、500人弱の参加者のうち時間内にフィニッシュしたのは6人だったそうです。
スタート前からコース変更があったり、悪天候が災いしたりと色々ありましたが、
開催、サポートをしてくださった運営スタッフの方々ありがとうございました。
80km/2440m up
脚は残っているだけに不完全燃焼ではありますが
動けなくなってから諦めるのでは遅いので仕方ありません。
「撤退の判断は早めが吉」という教訓を得たライドでした。
という事で今回はここまで。
ゆっくり温泉に入って身体を温めてから帰路に着きました