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サイクリング日記#4.5 ツール・ド・おきなわに行ってきました!レース編2022年12月3日

こんにちは!
スタッフ金田です。
前回に引き続き先日出場した「ツール・ド・おきなわ」について綴っていきます。
前編はこちらから
レース中は写真を撮れることもなく文字多めです。悪しからずご容赦ください。
参考までにレース参加時の私のプロフィールは…
体重:55㎏ / FTP(GARMIN自動検出):295w(PWR=5.36w/kg) / 不動峠:10’40(10月下旬時点)

市民210kmのレース通過後、何か指示があったわけではないのですが、
ぞろぞろと自転車を起こして隊列ができていきます。

隊列は先頭が動き出すと道の駅の外に出てスタートラインまで動き、
流れが落ち着くとスタートの号砲が鳴りました。

 

ツールドおきなわ公式HPより 140kmコース図

 

レーススタート後は2km程度パレード走行し、6kmほど海岸沿いのコースになります。

この区間で大外から前に前に動いていきます。

この時すでに集団のスピードは45km/h。

200w(3.64w/kg)前後なのにこのスピード…160人の大集団の凄さを感じました。

海岸線区間が終わると早速ツールドおきなわの難所の一つである
長い「TdO普久川ダムの登り」に突入していきます。

1kmほど登ったところで集団の先頭に位置できました。

筑波山の不動峠をSTRAVAでローカルレジェンド(90日間で36回)になるくらいには登ったので、
この登りは難なくクリアです。

 

17分58秒, Ave 24.2km/h, Ave 274w(4.98w/kg)

 

何度かローテーションで先頭を引きましたが、ペースに対して努力度は高くありませんでした。

(「レース楽しいな」補正はあると思いますが。)

 

その後は下り区間に入っていきます。

3分56秒, Ave 50.6km/h, Ave 58w(1.05w/kg)

 

下る前に「みなさん安全に下りましょう!」と声がかかりました。

(誰かが「私明日仕事あるので安全に」と呼応し、あやうく「僕も明日授業なので!」と口すべらしそうに。)

沖縄に来る前からネット上で前回大会(2019年)やそれ以前のレースレポートを読み漁ったので、
下りでは「70~80km/h」「高速コーナーでの落車は毎年何件かある」ころと事前情報として知っていました。

そんなこんなで下りに対して構えていたものの、前日のコース下見で
「これ筑波山よりもカーブがそこまでクイックじゃないな…カーブの緩い表つくばスカイラインくらい?」
と感じていました。

 

実際下ってみるともちろん集団内にいたりそこそこの勾配だったりでスピードは出るのですが、
しっかり車体を傾け、外側の足で突っ張り、コーナー前に適切にブレーキを掛ければなんてことはありません。

自分のコントロール能力を超えない無理のないスピードで、膨らまず、無理に攻めなければ安全に下れます。

一つの個人的テクニックとしてサイコンのナビ表示を使い次に来るコーナーの曲がる方向・角度・距離を
把握できるとなお安心です。(あくまでチラ見程度ですが)

 

ダムの下りを終えるとアップダウン区間が始まります。

この時点で2人がそれぞれ単独で集団から飛び出していました。

私は第1集団(Pelotonっていうんですかね?)の先頭でローテーションを回していましたが、
どこかの登りでパッと後ろを見ると「あれ1人…?」状態になっていました。

下りでも集団が追い付いてこなかったので、「行ってやろう」と思い、
まず1人捕まえてその後の「Tdo奥の登り」で先頭の人に追いつきました。

(ここからが今回の最大のハイライト…!)

10分34秒, Ave 23km/h, Ave 266w(4.8w/kg)

 

逃げている方(仮にAさんとします)に合流すると開口一番に「来てくれてよかったー」と。

少しの会話を挟み「体重が軽いから下りは遅いです。」と伝えると、
平坦はAさんが多めにその後の登りは私がメインで引くということに決まり、
下り~平坦区間に入っていくと2人で高速巡行です。

そうです。逃げたんですよ。初ロードレースで。

11分15秒, Ave 45.2km/h,  Ave 241w(4.38w/kg)

 

いやー、速かったです。Aさんが45~47km/hで引き、自分の時は43~45km/hくらいで。

Aさんはいかにもロードレーサーといった体格で、大きいふくらはぎに横に分厚い太もも。
先頭交代して後ろについてもある程度のパワーで踏まないとついていけません。

 

時折、コミッセールバイク(審判バイク)から「後ろの集団と差は50秒」と告げられましたが、
この平坦区間では差はほんの少しですが開きました。平坦で大集団に少し差をつけたんですよ。

ローテを回しながら、コミッセールバイクから情報を聞きながら、
「すごいロードレースしてる。きついんだけど楽しい。」と。

そんな一方で確実に足のエネルギーは削られていき…。

 

平坦区間が終わると2回目のダムの登りがやってきました。

さあ引くぞと思った途端…バァアンという激しい感触が左ハムストリングスに。

攣りました…。攣ってしまいました。すぐに止まりひとまず攣りをどうにかします。

Aさんは状況を察したのかそのまま登っていきました。(引くつもりだったのにスミマセン…。)

どうにかこうにかしているうちに約1分差ついていたメイン集団(50人くらい?)に抜かれ、

その10数秒後に片足ペダリングでスピードに乗せ、左のクリートをはめて再スタートしました。

 

集団からこぼれてきた人を捉えていきましたが、
集団に追いつけるわけもなくここで沖縄での勝負は終わりました。

結局2回目のダムの登りは20分27秒で1週目より2分半遅れました。

1分半くらい止まり単走であることを考えればそこそこ耐えてはいます。

 

その後はただひたすら単独走で、戦う敵は他の出走者ではなく脚攣り地獄。

まさに自分との戦い。(違うそうじゃない。)

 

基本的には抜かしていく一方でしたが、市民100kmの先頭集団に抜かれたり、
2、3回集団にジョインしたりしてゴールまで歩を進めます。

100kmを超えてからはもうとにかくあらゆるところが攣って、
登りでパワーをかけたら四頭筋が攣って、
登り終わって気を抜いたら外側広筋が攣って、
挙句の果てに下りで外側の足で突っ張っていたらふくらはぎが攣ったりともう…涙目です。

 

何とか最後の登り“も”2,3回くらい攣りながらクリアし
新コースを下ってラストのストレートに。

 

前後に人は少なく誰かと競うという感じではありませんでしたが、
気持ち的に最後はゴールスプリントしたいじゃないですか。

 

ハムストリングスの攣りが「こんにちは」しかけましたが、
最後はスピードを上げて無事?ゴール。

結果は↑の通りで、何とかリザルト1枚目で終われました。

また一緒に出走した仲間も落車などの“大きな”トラブルはなく終われました。

 

ゴール後のお立ち台?で

(脚は力んでいるわけではなく、ただただ攣りそうになっているだけです)

 

レース終了、宿に戻りシャワーを浴びて荷物をまとめ帰路につきます。

前編で自転車を受け取った配達営業所に自転車を再度預けに行った時には
名護港-那覇泊港のフェリーの乗り込み終了5分前。

なお、配達営業所-名護港は約3km。間に合うはずもなくきらめて少しお金のかかる高速バスで。

「ん?少し遅れてね…?フライトに間に合う?」となり途中下車してモノレールに乗り換え、
保安検査場の最終受付20分前に何とか到着。

私は外せない授業のために先に帰るのでここで延泊する仲間とお別れ。

ほんとに疲れていたのでしょう。

「さようなら沖縄…。」と思って目を閉じた次の瞬間、成田空港に着陸していました。

降りると夏の気配などとっくにない初冬の千葉。

逆?マトリョーシカ作戦で着こみ、家に到着したのは0時を少しまたいだ深夜。

6時半のアラームをかけておやすみなさい。

これにてツールドおきなわ参戦記終了です。

(ちなみに自転車は5日くらいで沖縄から帰ってきました。)

 

さてロードレース初心者が日本最大級のロードレースに参加して、
攣り地獄や特にレース後のバタバタなど反省すべきことは多くあり、
特に補給をしっかりやって「逃げ」なければ
最後の方まで先頭に残れていたのではないかと考えられ非常に悔しいです。

 

自戒としての今回の反省を簡単に上げるなら

・旅行計画は早めに立てる。(バタバタする。飛行機代など無駄にお金がかかる)

・計画的に定期的に補給する。(レースの高揚感と流れでその場で考えられず忘れる。)

・自分のキャパシティーを超えたことはしない。(調子にも逃げにも乗らない)

・準備の時点でレースは決まっている。(特に補給計画やその準備)

あたりでしょうか。ご参考にしてください。

 

さて2回にわたってツールドおきなわについて綴ってきました。

次の目標はロードレースではないものの、楽しみなレースが控えているので頑張りたいと思います。

 

長丁場のブログでしたがご覧いただきありがとうございました。

 

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