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新しいシューズで走ると気分も上々。MACHA PRO HV のご紹介です。2021年3月6日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

前回はシューズの履き替え時期と、

GIANT製シューズについてお話いたしました。

👉シューズの買い替え時とGIANT製シューズ

 

幸いにもサイズ選びの問題をクリアして、

この度、新しく履き始めたシューズがこちら。

Liv MACHA PRO HV

なぜLivモデル?

と思った方は前回のブログをどうぞ。

今回はこのシューズの製品紹介も交えながら、

実際に履いて走ってみた感想のお話です。

尚、シューズの基本的な仕様については、

GIANT SURGE PRO HVも同じです。

こちらのシューズが気になる方にも、

ご参考にして頂ければ幸いです。

 

それでは。

早速、いつもの通勤ライドで履いてみた後、

休日の100kmライドにも出掛けてみました。

途中でクリート位置の微調整も行いながら、

この日は大三島を中心としたルートをサイクリング。

しまなみ海道の中でも、

大三島外周は私のお気に入りルートの1つです。

平坦路と坂道のバランスが絶妙で、

外周以外には鷲が頭山などのヒルクライムルートも。

ルートのバリエーションがとても豊富です。

この日は久しぶりの晴天。

この天気の下、新しいシューズで走ることは、

それだけでも気持ちがいいものです。

向かい風や登り坂も、なんだか軽く走れるから不思議です。

そういえば思い出しました。

ビンディングペダルを初めて購入した際も、

同じ気持ちで走り回りましたっけ。

スニーカーでペダルをこいでいた時に比べて、

より一層、走る事が楽しくなったのを覚えています。

一通り走り終えた後にちょっと寄り道。

ここで、深煎りの珈琲を飲みながら、

「そういえば走行後の疲労感が以前よりも少ないぞ」

ということに気が付きました。

 

疲れにくくなった理由その1

【ザラザラ生地】

踵のこの部分。

写真だとその感触は伝わりませんが、

灰色の部分にザラザラ生地を配置しています。

別の何かに例えるとすればサメ肌?

もしくは・・・・

ねこの舌?

(毛づくろいの為にザラザラしているのだそう)

このザラザラ生地が生み出す摩擦に加えて、

初代SURGEよりも深くなったヒール形状が、

シューズと足、そしてバイクとの一体感を高めます。

この一体感が高まると、

ペダリングに集中できる為、疲労軽減に繋がります。

シューズと足のフィット感を高める、

このザラザラ生地。

ひとつだけ欠点をあげるとすれば、

ソックスの生地が傷みやすい点です。

以前、他メーカー製シューズを履いていた時のこと。

同様の生地を採用するモデルを所有しておりましたが、

合わせて使うソックスの寿命は短かった記憶があります。

 

疲れにくくなった理由その2

【ソール剛性】

これまで履いてきたGIANT製シューズの中でも、

ソールの硬さ(剛性)は一番高いと思います。

以前に使用していたCONDUITを含めて、

カーボン製ソールを採用するモデルと比べても、

踏み込んだ際のかっちり感が強くなりました。

このソール剛性。

ガチガチに硬い方が良さそうにも思いますが、

そこも難しいところ。

硬いほど脚への反発力が強くなる為、

長時間のライドでは疲労の原因になる場合があります。

実はわたし自身、

ソールが極端に硬いシューズは、どちらかと言うと苦手。

この写真。

かなり前に履いていたシマノ製ハイエンドシューズです。

プロライダーが実際に使用するものと同じ仕様の為、

ソール剛性の高さは、まさしく折り紙付きでした。

走りはじめで脚も元気な時や、ヒルクライムレースなど。

ソールの硬さを活かせる場面では大変満足していたのですが。

ゆっくりとしたペースで走るロングライドや、

連泊で出掛けたロングツーリングの際には、

「もう少し柔らかくてもいいな」と思う事はありました。

プロライダーが使用するモデルという点は、

MACHA PROやSURGE PROも同じですが、

高いソール剛性を備えていながら、

疲労感がとても少ないのは不思議です。

その理由は…

 

疲れにくくなった理由その3

【独自のシューズデザイン】

GIANTとLivのロードシューズには、

従来の高剛性ソールが抱える欠点を補うために、

一部のモデルに独自のデザインを採用しています。

 

『ExoBeamアウトソール』

一般的な形状を採用するシューズと、

SURGE(MACHA)のアウトソールを比べてみます。

全体を硬いソールで覆うシューズに対しまして、

MACHA PROやSURGE PROは、

土踏まずの辺りのソールがとても狭くなっています。

この部分を横から見てみるとご覧のとおり。

まさにBeam(はり)のような形状ですね。

 

『 ExoWrapアッパー』

中央部分のソールが狭い為、

アッパー生地を下側から広く配置しています。

アッパーをBOAシステムで締め込むと、

土踏まずを引き上げるよう足を包み込みます。

この土踏まずの部分。

インソール(中敷き)には、付属のパッドを装着します。

ハイアーチタイプとローアーチタイプ。

足の特徴に合わせて、

厚さの異なる2種類のパッドを選びます。

スタッフ川村は、

ハイアーチに少し加工を施して装着しています。

 

▪️ExoBeamアウトソール

▪️ExoWrapアッパー

この2つのデザインを組み合わせる事で、

ペダルを踏み込む方向には高い剛性を発揮。

足首や膝の負担になる方向に力が生じる際は、

シューズが負担を吸収することで、疲労を軽減します。

こちらの写真は初代SURGEのソール形状です。

現行モデルのデザインコンセプトは、

初代SURGEから引き継いだものですが、

ずばり!

その使用感はまったくの別モノとなりました。

初代の作りの甘さを徹底的に見直したことで、

とても履きやすいシューズに進化しています。

如何でしょうか。

その独特な見た目だからでしょうか。

ちょっと手を出しにくい製品に思われている(気がする)、

GIANTとLivのハイエンドシューズですが、

実際に使ってみると良い意味で普通のシューズです。

今お使いのシューズから履き替える際や、

はじめてのビンディングシューズに。

選択肢の1つとして、

一度お手に取って頂ければと思います。

 

 

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