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【メンテナンス】そろそろ、タイヤ交換の時期ではないですか?2019年5月29日

ロードバイクやクロスバイクで使用されるタイヤの交換時期を、

皆様はご存知でしょうか?

「そもそも、どうなると交換なの?」

それを見極めるポイントは2つ。

摩耗の具合と、劣化によるひび割れ具合です。

・タイヤの摩耗は、走行距離が増すごとに進行します。

・タイヤの劣化は、時間の経過と共に進行します。

 

まずは、摩耗の具合について。

西日本では、タイヤが「ちびる」とも言いますね。

←かなり摩耗していますね。

←ほぼ新品の状態です。

表面に溝があるタイヤ、オフロード用のブロックタイヤは、

摩耗の具合がわかりやすいですね。

では、

←新品のスリックタイヤです。

ロードバイクやクロスバイクに多く使用されるスリック(溝無し)タイヤでは、

どこを見ればよいのでしょうか。

まず、見て頂きたい部分がこの小さな丸い窪みです。

ESCAPE RXやCONTENDのスリックタイヤには、1本あたり4か所に配置されています。

これが摩耗具合を判断する為のスリップサインです。

(タイヤメーカーによって配置される数は異なります。)

↑ここまで摩耗してきたら、早めの交換がオススメです。

タイヤの摩耗が進むと、徐々に窪みが浅くなっていきます。

さらに、タイヤを触ってよく見ると、

中央付近が新品時と比べて平らになっていませんか?

(スリップサインの無いタイヤは、この方法で判断します。)

↑前輪のタイヤ

↑後輪のタイヤ

わかり難い場合には、前輪のタイヤで見比べてみましょう。

後輪のタイヤは前輪よりも早く摩耗する為、変化もわかりやすいです。

摩耗して薄くなったタイヤは、耐パンク性能が低下するのもはもちろん、

乗り心地の良さも低下します。

↑このタイヤには金属片が刺さっていますが、   タイヤが新しい為、貫通していませんでした。

 

つぎはタイヤの経年劣化、ひび割れについてです。

「最近ほとんど乗っていなかったし、タイヤは使えるでしょ?」

という方も要注意です。

ゴムを主原料とするタイヤは、日光や熱、光などで劣化します。

(置いておいた輪ゴムが切れやすくなるのと同じです。)

タイヤの種類や車体の保管状態にもよりますが、

およそ1年を過ぎると、ひび割れや硬化が目立ってきます。

劣化の進行したタイヤは、グリップ力も低下します。

前輪のタイヤは、              摩耗よりも劣化の進行が早いケースが多いです。

カーブを曲がるときはもちろん、ブレーキで停まる際にも、

路面を捉えるタイヤのグリップ力は非常に重要です。

極端にひび割れた状態では、バースト(破裂)するリスクも….。

 

今回はタイヤの消耗についてお話しましたが、

チューブや空気を入れるバルブ周りも劣化します。

 

チューブのパンクだけであれば、

たとえ出先であってもチューブ交換やパッチ修理で対処も可能です。

ところが!

経験上、タイヤのトラブルは大変な目に合います( ;∀;)

人里離れた山奥で、前後のタイヤトラブルが起きると、

ちょっとしたサバイバル体験になります(^^;)

 

休日のサイクリングへ出掛ける前や、日々の自転車通勤時にも。

空気を補充する際に、少しだけタイヤの状態も確認してみましょう。

 

 

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