ジャイアントストア今治
【クロスバイク】 ESCAPE RX1 クロスバイクかロードバイクか?で迷われている方にも。2020年4月6日
突然ですが。
この写真の自転車は何という車種でしょう?
正解は…
「クロスバイク」です。
そんなの当たり前じゃん!
というお声も聞こえてきそうですが、
実は意外と多いものは、
「ロードバイク」という回答だったりします。
初めてスポーツバイクに触れる方ですと、
まず、ママチャリよりもタイヤが細い。
そして、変速ギアが沢山ついている。
などの特徴から、
普通の自転車じゃない=ロードバイク
という捉え方になっているようです。
余談ですが、
日本でクロスバイクと呼んでいるこのスポーツバイクを、
海外では「ハイブリットバイク」などと呼びます。
当店レンタサイクルの英語案内にもそう記載しております。
日本でハイブリットと呼ぶと、
電動アシスト自転車と混同される事もありますが。
では次に。
こういった形のハンドルがついた車種は?
という質問になるとどうでしょう。
こちらについては「ロードバイク」という回答が圧倒的に多いですね。
ロードバイク=ドロップハンドル
とてもわかりやすいです。
ですが!
中にはフラットハンドルを採用しているロードバイクもあります。
当社でも約10年前、FCRという人気車種がありました。
私、スタッフ川村が初めて購入したロードバイクもこのモデルでした。
さらに。
「競輪選手が乗っている自転車」という回答も。
これについては、長年ロードバイクでサイクリングをされてきた方は、
聞かれた経験がある方も多いのではないでしょうか?
競輪選手がレースで乗っている自転車は、
「ピストバイク」もしくは「トラックバイク」という、
また別の車種になります。
車体の外見だけではわからない、
それぞれ目的に合わせて車種も異なるのが、
スポーツバイクです。
前置きがだいぶ長くなりましたが、
今回はクロスバイクESCAPE RX1のご紹介です。
ESCAPE RX1
¥110,000(税抜)
車体重量9.9kg
このクロスバイク。
本体価格と車体重量のみをご覧頂くと気付くことがあります。
それは、
同価格帯のアルミロードバイクと、
ハンドル以外の要素が被っているということです。
例えばこちらのロードバイク。
CONTEND 1
¥100,000(税抜)
車体重量9.6kg
この2台。
ロードバイクとクロスバイクのどちらを購入するかで迷われているお客様には、
見た目以外の違いが分かりにくく感じているのではないでしょうか?
では。
価格と重量、ハンドル形状の違いなど以外にどの部分が異なるのでしょう?
それは….
「走行感」です。
例えば、
・ペダルをこいだ際のスムーズな加速感
・路面の凹凸を越える際の乗り心地や安定感
・安定感のあるコーナリング
などなど…。
走行中に体感できるスポーツバイクの要素について、
そのほとんどがフレームの設計で決まります。
スポーツバイクのフレームは、
その車種が使用される条件を想定して設計されています。例えば、
舗装路でより速く、遠くへ走り続ける為に生まれたロードバイク。
元々はロードレースという競技の為に生まれた車種で、
多い時には200km近く走行して、ゴールまでの速さを競います。
コースには合計で標高2000mを越えるような登り坂があったり、
カーブが連続する険しい下り坂もあります。
そんな道を誰よりも速く、
走り切ることを目的に設計されたロードバイクのフレームは、
他のスポーツバイクと比較をすると、
走る為に必要な性能を最優先に設計されています。
さらに。
長時間、様々な道を走り続ける為に、
快適性と操作性を追求したハンドル形状が、
ロードバイクに採用され続けてきた「ドロップハンドル」です。
それならば、
クロスバイクのフレームはどんな条件を想定しているの?
クロスバイクの種類によって細かな特徴こそ異なりますが、
市街地からサイクリングロードといった走る環境、
さらには乗る方の体力や熟練度も含めて。
日頃の幅広い場面において、多くの方が扱いやすく設計されています。
ロードバイクと乗り比べた際にもっとも分かりやすい特徴の1つとして、
停止状態からペダルをこぎ出す際や、低速走行中の安定感がございます。
交差点などによるストップ&ゴーが多い市街地では、
この低速時にふらつきにくい特徴が、「乗りやすさ」に繋がります。
自転車は車輪の回転がゆっくりになる速度ほど、
バランスをとる事が難しくなる乗り物です。
先にご紹介したロードバイクの場合、
レース向きやロングライド向きといったフレームによる差はあるものの、
上記のような場面で低速走行をすることが苦手です。
ハンドサインを出す時など、最初は片手を放すことも難しく感じるはずです。
時と場合によってはそれ相応の熟練度も必要とします。
その為、
ほぼ毎日ロードバイクに乗っている当店スタッフでさえも、
街中などでクロスバイクに乗る機会があると「快適!」と実感します。
お昼ご飯にちょっと外出、
という時はクロスバイクに乗って出かけます。
敢えて触れておりませんが、
街中で買い物をしたり、多くの荷物を運んだり。
そういった場面+市街地で低速走行する場合には、
利便性を含めるとママチャリ、もしくはシティーサイクルが最も優れています。
今でこそスポーツバイクに乗る今治店スタッフ川村も、
高校生の頃はママチャリで往復20kmの自転車通学もしていました。
隣町まで魚釣りに行くのもママチャリでした。
なのですが…
スポーツバイク特有の軽快な走りを知ってしまうと、
圧倒的に優れたママチャリの利便性さえもかすれてしまうから不思議です。
とは言いましても、
街乗りにおいて、ロードバイクには少しだけ扱いにくい場面もあります。
買い物などで駐輪する場所であったり、
車体に取り付けるアイテムにも制約があったり…。
下の写真のようなサドルを掛けて使用するサイクルラックの場所に、
キックスタンドを装備したママチャリなどが駐輪されていると、
「おおっと!?」なんてことも多々ございます。
そんなときにこそ!
ロードバイクの軽快さに安定性と利便性を付け加えた車種、
クロスバイクがジャストフィットします。
そのクロスバイクの中でも、
ロードバイクに近い走行感を備えたモデルこそ、
ESCAPE RXシリーズです。
「ロードバイクのように軽快に走りたいけど、
あのドロップハンドルがちょっと…。」という方や、
「ロードバイクのようにサイクリングをしたいけど、
キックスタンドや泥除け、カゴや荷台も付けたい。」
という方にジャストフィットすること間違いなしです。
セカンドグレードのESCAPE RX2はMTB向けの変速ギア部品が採用されていますが、
RX1の変速ギア部品には、ロードバイク向けのものが搭載されている点も特徴の1つです。
この仕様にはどんな意味があるのかと言いますと。
MTB向けのギア部品と比較した際、ロードバイク向けのギア部品は、
高い速度で走行する為に必要となるギア比、
いわゆるペダルのこぎが重たいギアに余裕があります。
ギア部品の重量がわずかに軽くなるという点もございますが、
走行時にそれほど大きな影響を与える差はございません。
走行する際にもっとも体感できる部分は、このギア比の違いです。
オンロード向けクロスバイクの中でも、
少しだけ異才を放つESCAPE RX1
初めての愛車選びの際には、
ぜひこちらのモデルもご検討くださいませ。
ジャイアント/リブストア今治