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室内で愛車に乗って運動をしませんか?2020年4月16日

こんにちは。「家の中で何か打ち込めることを探そう。」

そう考えて、人生初のギターに挑戦している今治店スタッフ川村です。

現在、世界中で猛威を振るっているコロナウイルス。

1人のサイクリストとして、何よりもこの土地で生活するものとして。

サイクリングのしかたについても全員で考える必要があります。

関東、関西、四国と過ごしてきたこれまで通り、

15年以上続けている自転車通勤という習慣に変化はありませんが、

休日のサイクリングについては、

頻度、時間、コース、など今の状況を考慮しながら出掛けています。

と言いますか、この一か月はほとんど出掛けていません。

 

今、サイクリングを含めて、どんなことに気を付ければ良いのか?

各サイクリング情報サイトや海外を拠点とする選手の方々が情報を発信しています。

新型コロナの状況下、自転車にどう乗ればよいのか、乗るべきでないのか?

(シクロワイアード掲載記事)

 

そういった事も踏まえまして。

私自身、久しぶりによく晴れた休日を迎えた場合でも、

屋内でローラー台を使用して自転車に乗る頻度が増えています。

 

GIANTでは3種類の固定式ローラー台を展開しています。

CYCLOTRON MAG

¥20,000(税抜き価格)

価格を抑えたエントリーモデル。

私が初めて購入したローラー台もこのモデルでした。

ユニット内にある磁石の磁力によって、回転抵抗を発生させます。

手元のレバーで負荷を段階的に調整します。

つぎにご紹介する上位モデルよりも負荷が軽めなので、

「とりあえず気軽な運動で」という方にはお勧めです。

 

CYCLOTRON FLUID ST

¥35,000(税抜き価格)

パワートレーニング等の高負荷にも対応する本格派モデル。

私が現在使用しているのはこのモデルです。(正確には廃版モデルのFLUD)

オイルの抵抗で回転抵抗を発生させます。

回転数により負荷を自動調整します。

エントリーモデルのMAGよりも、回転全域で負荷は高めです。

ヒルクライム等、登坂時のペダリング負荷により近い感覚を得られます。

 

CYCLOSMART

¥126,000(税抜き価格)

直接フレームを固定するダイレクト方式モデル。

アクティブ渦電流式ブレーキという仕様のとおり、

電源を使用して回転数に合わせて負荷を自動調整します。

先にご紹介した2台と異なり、後ろタイヤが擦り減らない点も特徴です。

 

現在、新型コロナウイルス感染拡大防止の為に、レースはもちろん、

通常のトレーニングライドが制限されている環境下において、

世界中の選手や一般サイクリストが積極的に導入している、

これらのトレーニング機器。

どちらかと言えば「本格的にロードバイクに乗る人が使うもの」

というイメージも強いですが、

MTBやクロスバイク、ミニベロでも使う事ができます。

(お乗りの車種で使用可能かどうかは、各製品の仕様をご確認ください。)

室内で愛車に乗り、実走に近い感覚でペダルをこぐことが可能な為、

これまでも悪天候などでサイクリングが出来ない日や、

お仕事などで忙しい日々を送る方々のトレーニングパートナーとして。

スポーツバイクに乗り始めると、ほとんどの方が一度は興味を持つアイテムでした。

 

ですがやっぱりローラー台というと、

「室内は景色が変わらなくてつまらない」

「乗ってもすぐ飽きる」

というイメージを持たれている方も多いはず。

それはごもっともです。

サイクリングの本当の魅力はアウトドアにあります。

こちらの写真は昨年6月ごろの四国カルスト。

スタッフ川村はこんな景色の中を走ることが一番好きです。

その為に日頃から走って練習しているといってもよいでしょう。

(この写真は一昨年のGSCCチャレンジライドの様子です)

もちろん、GSCCライドなどで皆さんと一緒に走ることも好きです。

ですが、今は我慢の時です。

 

国内におかれましても、

各地域の外出自粛要請の有無に関係ないところまで来ています。

だからといって家の中で何もしないで居ると体力はどんどん低下します。

さらに。

しっかり栄養を摂り、よく眠り、適度な運動をすることで、

身体の免疫力を高めることもできます。

(疲れている時には、静かに身体を休めることも大切です。)

 

ローラー台に本格的なトレーニング要素を求める方は、

トレーニングメニューをもとにパワーメーターなどを使用すると、

景色が変わらない室内でも集中できます。

スタッフ川村の場合。

40分まででしたらパワーメーターと音楽で集中。

比較的軽い運動強度で長めに乗る場合は、テレビで映画を観ます。

世の中には数時間ローラー台に乗ることができる猛者もいるそうですが、

30分間で十分にいい汗を掻くことができます。

と言いますか、

真夏のサイクリング並みに大量の汗を掻きます。

 

そこで注意点その1

ハンドル周りやフレーム周りに、

なるべく汗が付着しないようにしましょう。

ボトルケージ台座や前変速機、

アルミ製やカーボン製のフロントフォークコラムも、

コラムスペーサーの隙間に大量の汗が染み込むと、

いつの間にか中身が「塩工場」と化します。

最悪、固着してしまいます。

その下にあるヘッドパーツと呼ばれるベアリング類は、

塩害でボロボロになってしまいます。

変速レバーやブレーキレバー内部にある金属部品の腐食にも注意が必要です。

そうならないように専用スエットカバーの利用をオススメしますが、

無い場合はタオルなどを代用すればOKです。

この辺りは工夫次第です!

普段、ローラー台で乗っているだけだから大丈夫と思わずに、

外出が可能な時には愛車の定期点検にお持ちください。

必要な個所には注油とグリスアップを致します。

また、日々のセルフメンテナンスについてのご質問にもお答えします。

 

ご来店の際は最新の店舗情報をご確認くささい。

今治店 新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力をお願します。

※現在、レンタサイクルについては利用を中止しております。

また、今後は営業時間等にも変更がございます。

 

身体のメンテナンスも大切です。

ローラー台に乗る前、乗っている最中は、

水分補給をしっかり行いましょう。

まだ気温の低い日があるこの季節。

無意識に生活していると水分摂取量も少なくなりがちです。

(コロナ対策で頻繁に水などを飲むという予防がありますが。)

積極的に水分補給をしていないと、

ローラ台とはいえ、軽い脱水症状になります。

脱水状態での運動は身体に大きな負担がかかります。

電解質を中心にバランスの良い水分補給を心がけましょう。

 

公道を走ることで生じる様々なリスク。

例えばパンクや落車はもちろん、

万が一の事故などを心配すること必要が無いことも含めて、

今こそ、ローラー台サイクリングも積極的に取り入れて頂きたく思います。

 

最後に。

ローラー台は室内で効率よく運動が出来る機器ですが、

忘れていけないことがあります。

それは、

自転車をコントロールする為のテクニックを習得しにくい点です。

特に固定式ローラー台を使用する場合ですと、

道路を走る際に必要な動作、危険を回避する為に必要な判断力が退化します。

お住まいの地域や環境によって難しいケースもありますが、

近くの広場などでも出来る、8の字走行などの練習がお勧めです。

自由にサイクリングへ出掛けられるようになった時、きっと役に立ちます。

出来る事に取り組んで、今を乗り越えましょう。

 

ジャイアント/リブストア今治