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グラベルライドでカレーを食べました。2020年11月28日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

多くの方々でしまなみ海道も賑わった11月末の3連休。

その連休最終日にお休みを頂いていた私は、

またまたシクロクロスバイクのTCXに乗って、

晩秋のグラベル林道ライドに行ってきました。

今回のルートは…

「林道寒風大座礼西線」

高知県吾川郡いの町と土佐郡大川村に位置して、

寒風山や笹ヶ峰、平家平といった山々の中腹を通る林道です。

総延長30kmに迫る殆どが、土と砂利で構成された未舗装路です。

まずは国道194号線の新寒風山トンネル高知県いの町側から、

側道に進みます。

尚、愛媛県西条市側からのルート、西条市道加茂24号線は、

路肩崩落により通行止めとなっています。

 

ローカルサイクリストにはお馴染みの瓶ヶ森林道、

通称「UFOライン」に向けて10kmほど舗装路を登ります。

この写真の位置まで登る少し手前に、

林道寒風大座礼西線への分岐があります。

谷を挟んだ先に見える山々。

その中腹をトラバースする道が今回の林道です。

(よ~く見るとガードレールが見えます)

遠くからは平坦に見えますが、

実際には、急な登りと下りを繰り返しています。

瓶ヶ森方面との分岐から先。

はじめの1kmほどは舗装路が続きますが、

ヘリポート広場を過ぎた辺りから未舗装になります。

 

実はこの林道を走るのは2度目。

この日の10日ほど前に、同じルートを走行しています。

前回との大きな違いは、装着したタイヤサイズです。

急勾配に加えて距離もそれなりにあるこの林道。

大きな石や溝によってガレた区間も多く、

もともと使用していた32CのGAVIA FONDOでは、

非常にハードなグラベルライドになりました。

走行後の疲労感はなかなかの具合で、

翌日は身体のあちこちが筋肉痛に…。

そこで。

今回は40Cのグラベル用チューブレスタイヤに交換。

このTCXに装着できる最も太いタイヤサイズとなります。

(GIANTにはこのサイズのタイヤが展開されていない為、

今回は他のタイヤメーカーから選択しました)

ボリュームのあるタイヤと低空気圧セッティングにより、

悪路での走破性と快適性向上を狙います。

尚、今回は空気圧を2.8barに調整しています。

長距離のグラベルライドでは疲労を軽減して、

走りに余裕を持たせるセッティングも、

安全なライドに不可欠です。

 

前日に雨が降っていた事もあり、

所々に泥濘みや水溜りがあるものの、

路面の変化を楽しみながら進みます。

前回と同じ道を走っていても、

タイヤに余裕があると楽しさも増します。

下り坂での安定感に加えて、

登り坂でもタイヤの空転を抑えられる為、

余計な体力を消耗せずに済みます。

下の方に国道194号線と道の駅木乃香がみえます。

見晴らしがよい点もこの林道の魅力です。

林道全体の半分辺りまできたところで、

お昼ご飯の時間になりました。

本日のメニューはカレーライス。

とは言いましても。

こんな場所にカフェやレストランなんてありません。

お湯を沸かして、

インスタントカレーご飯を準備します。

お湯を注いだ後。

致命的な失敗に気がつきました。

 

カレーを食べるのにスプーンはおろか、

お箸も忘れていました。

仕方がないので、

インスタントコーヒーのマドラーを駆使して、

食べることにします。

これ。「食べている」というよりも、

どちらかと言えば「飲んでいる」に近いですね。

昔から、カレーは飲み物とはよく言ったものです。

さて。

カレーとコーヒーブレイクを済ませて後半区間へ。

途中、短い舗装路区間を通過して再びグラベルへ突入します。

ゆったり走行しているように見えますが、

路面の凹凸に対応しながら高負荷でペダルをこぐ為、

想像以上にトレーニング要素も含んでいます。

同じ時間、舗装路をロードバイクで走行する際と比べて、

1.5倍ぐらい体力を使っている感じです。

下りのカーブでは、

轍の縁も利用してグリップさせます。

常に先の路面状態を見て、ルートを判断します。

前回よりもアグレッシブに下り坂を楽しみながら、

平家平登山口との分岐まで下ってきました。

この分岐を右へ。

ここからは比較的きれいな砂利道が続きます。

途中、深めに掘られた水切り溝に気を付けながら、

とても気持ちのよいペースで下ります。

途中、「銚子の滝」を通過して、

しばらく進むと県道に合流します。

ここから木乃香温泉方面まで10kmほどペダルをこぐと、

新寒風山トンネルを起点に1周したことになります。

 

 

今回のルート。

短いダッシュを60分間繰り返すような、

シクロクロス競技を目的に設計されたTCXよりも、

REVOLTなどの長距離グラベルを得意とするバイクの方が、

より一層楽しめるのではないかと思います。

 

 

本格的な冬がやってくる前に。

また林道ライドに行けたらなと思う一日でした。

それではまた次回。

 

ジャイアント/リブストア今治