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【ロードバイク】リムブレーキのロードバイクもあります2023年2月20日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

MTBには15年以上前から標準化されていますが、

この5年程でロードバイクやクロスバイクにも、

搭載モデルが増えてきた『ディスクブレーキ』

最近では当然の様に選択肢に入るディスクロードも、

登場し始めた頃のことを思い出してみますと、

「ロードバイクには要らないでしょ」

「車体が重くなる」

「落車の際、ブレーキローターで怪我をする(かも)」

などなど。拒絶反応的な意見もありました。

それから月日は流れまして。

ロングライドなどのサイクルイベントや、

軽量バイクが活躍するヒルクライムレースでも、

ディスクロードを目にする機会が増えました。

実際に最新のディスクロードに乗ってみると、

これがまたよく走るんです。

リムブレーキロードでは味わえない様な、

重心の低さから生まれる独特な安定感があり、

山道の下りなどでは利点しかありません。

ワイドリムに25C以上のタイヤも組み合わせると、

様々な路面状態で安心感のある制動力を発揮します。

リムブレーキロードでは少々ヒヤッとする様な、

悪条件下でライドを経験したことがあれば、

この安心感は羨ましくなります。

リムブレーキの場合。

数十分続くような長い下りでは手も疲れますし、

天候によっては操作自体に気を使いますからね。

フレームやホイール周りの剛性も高く、

吸いつくように曲がっていくその感覚は、

ディスクロードならではの乗り味です。

私も試乗車を乗るたびに、

「次に購入する機会があればディスクロードかな」

と、以前よりも感じることが多くなりました。

フレーム自体がディスクブレーキに最適化され、

高性能なタイヤや関連製品が登場した事も、

登場初期の懸念点が少なくなった要因です。

ただ、その副作用といたしまして。

リムブレーキロードは製品展開が少なくなり、

もはやレッドデータのような扱いに。

加えてリムブレーキ用の新型フレームや、

そこに関わる部品のモデルチェンジも減り、

最新機材を求めるサイクリストにとっては、

選択の幅そのものが狭くなっています。

※クロスバイクやアルミロードバイク。

エントリーグレードのカーボンロードでは、

リムブレーキモデルもお選び頂けます。

 

ところがですよ。

そういった最新ディスクロードに試乗後、

愛車のリムブレーキロードに乗りますと。

「まだしばらくはこのバイクでいいな」

と感じる自分もいるんですよね。

ポジションから部品構成まで、

自分専用の1台に仕上げているとはいえ、

こちらもまたよく走ってくれます。

ディスクロードが増え始めてまだ5年ほど。

それよりも遥かに長い歴史の中で、

何度もモデルチェンジを繰り返してきたのが、

現在のリムブレーキロードです。

そういった目線で見てみますと、

リムブレーキロードは熟成されていて、

高い完成度が備わっている製品とも言えます。

リムブレーキ本体についても、

細部の仕様変更で性能が上がりました。

コンポーネントメーカーが展開する製品については、

10年前のモデルと現行ではその性能は別物。

制動力が強化されており、雨天時の不安も軽減。

ブレーキレバーを引いた際の動きも軽くなりました。

さらに。

ディスクロードに比較すると、

1台あたりのパーツ構成は若干シンプル。

以前ほど大きな差にはなりませんが、

車体全体の軽量化をしやすい点は健在です。

ハンドル周りの重量に大きく影響する、

レバー本体の重量も油圧ディスク用よりも軽量です。

そういった細かい違いもございまして、

実際にディスクロードで7kgを切ろうとすると、

結構大変だったりします。(とくに予算)

ディスクロードとはまた一味違う、

ヒラッとした様な軽い乗り味も魅力です。

また、専用パーツ類をはじめとして、

1台あたりの価格も若干抑えることができます。

値上げラッシュな時代にもちょっとだけ、

強い味方になっております。

とはいえ、すでにディスクロード全盛時代ですし、

リムブレーキロードについては、

今後フルモデルチェンジの機会は一層減るでしょう。

 

と、いうことで。

今現在、GIANTのロードバイク製品展開より、

魅力的なリムブレーキロードをご紹介致します。

TCR ADVANCED SLフレームセット

¥473,000(税込)

2023年モデル製品展開のなかで唯一、

最上級グレードに属しているリムブレーキロードです。

フロントフォーク+フレームの合計重量は、

ディスクブレーキ仕様と比較して-10g

価格の方もディスクブレーキ仕様に比較して、

若干お求めやすい設定になっております。

愛車のリムブレーキ率が高い当店スタッフの間では、

いつも話題にあがる製品の一つだったりいたします。

至高の1台を望むリムブレーキユーザーとしては、

今こそ、魅力を感じる製品です。

なお、2023年モデルは若干の在庫がございますので、

お取り寄せも可能となっております。ぜひお早めに。

 

TCR ADVANCED 2 KOM

¥308,000(税込)

こちらはエントリーグレードのTCR

同等グレードのディスクブレーキモデル、

TCR ADVANCED 2 DISC KOMと比較しますと、

カタログ記載の重量で-400g

さきほどのADVANCED SLと同様に、

最新のフレーム形状を採用しており、

言うなれば、リムブレーキTCRの最終進化版。

エントリーグレードとは言いましても、

フレーム本体は一つ上のADVANCED PROと同じで、

異なるのはフロントフォークの仕様のみ。

後々カスタマイズ次第で7kg以下に仕上げるなど、

ライダーと共に成長することもできる1台です。

 

「リムブレーキのカーボンロードを選びたい」

今回はそんな方に向けたご紹介でした。

 

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