ジャイアントストア今治
【ロードバイク】GJ-35 LTD -GIANT JAPAN35周年記念モデル-2024年11月17日
こんにちは。今治店スタッフの川村です。先月ご案内をしておりましたGIANT JAPAN35周年記念モデルが当店にも入荷致しました。
【GIANT JAPAN 35周年記念モデルとキャンペーンのお知らせ】
今回は実物の写真をご覧いただきつつ、現在のロードバイク界隈ではなかなか貴重な要素を満載する、この超軽量アルミレーシングモデルをご紹介していきます。
GJ‐35 LTD
¥220,000(税込)
color:ホワイト
※国内限定350台
「GJ」はGIANT JAPANの略
「35」周年
「LTD」はリミテッドエディション
通常ラインナップとは異なり、特徴的なモデル名を冠するこのロードバイク。先述の製品発表でもご案内しました通り、超軽量アルミ合金フレーム技術「ALUXX SLR」を使用して、第10世代となったカーボンレーシングモデルのイメージに近づけた1台です。
クロスバイクのESCAPEシリーズや、同じくアルミロードのCONTENDシリーズに使用されるアルミ合金フレーム技術よりも、さらに贅沢に手間とコストを掛けて製造されるのがALUXX SLRのアルミフレームです。フレーム素材として優れた重量剛性比を実現するアルミ合金を使用して、目的とする性能に合わせてフレーム各部を構成するパイプの断面形状と厚みを精密に調整。これによってフレーム未塗装XSサイズで1010gを実現しています。
フロントフォークにはTCR ADVANCEDと同スペックのフルカーボンフォークを採用。
カーボンフレームと見間違えるほど、滑らかに仕上げられた溶接部分も所有欲を掻き立てます。そして、実は弊社においても知る人ぞ知る魅力がALUXX SLRの乗り味です。同じくALUXX SLRを採用した歴代バイク達に共通するのが、肉厚の薄い超軽量アルミフレームの独特なバネ感と、カーボンフレームとはまた異なった質感のペダリング剛性が最大の魅力です。ロードバイクによるサイクリング歴をある程度重ねていきますと、ついつい「カーボンフレーム至上主義」になりがちな傾向もございますが、そんな方にもぜひ乗ってみて欲しいのがALUXX SLRです。
DEFYやTCRのADVANCEDグレードと共通のCONTACT AEROLIGHTステムを採用して、ハンドル周りのケーブル類を内装化しています。
加えてヘッドチューブの中央部分をシェイプすることで、走行時に影響が大きい前面の空気抵抗に配慮されています。
ダウンチューブとヘッドチューブのロゴにはホログラム加工を採用しています。
ステムトップキャップには「ラッシュマーク」による限定デザインをあしらっています。
フレームジオメトリーもなかなか粋な設計をしています。トップチューブやヘッドチューブ、ヘッドアングルはレースモデルらしい数値を採用することで、より深い前傾姿勢をとる為のセッティングや、レースモデルらしいクイックなハンドリングを追求しています。
それに対して、リアセンター部分はTCRよりも長く、エンデュランスモデルのDEFYより短い設計となっています。
コーナリングやダンシング時などはフロント周りのクイックさを活かしつつ、若干長めに設定したリアセンターによって自然な直進安定性も両立した乗り味が想像できます。車体全体でバランスを取りつつ、ペダリングにしっかり注力することが出来る。あまり良い例えでは無いですが、ハンドルから手を離した状態でもサドルやペダル、後輪でバランスをとりやすいといった感じでしょうか。この手のフレームは非常に扱いやすく、乗って楽しいバイクに仕上がる印象があります。
従来モデルよりも短めのフォークコラムで出荷されている点も、ちょっとした推しポイントです。
参考までにこちらはTCR ADVANCED 入荷時のフォークコラム部分。この余ったコラムが長過ぎると、ハンドル位置を下げるためのセッティング変更を行う際、追加でコラムカット作業やブレーキ、シフトケーブルの長さ調整などが必要となることが、私としてはちょっとした懸念点なんです。以前に新型TCRのインプレッションでもご紹介しましたが、レースバイクではある程度ハンドル位置を下げて、前傾姿勢でしっかりペダルを踏む方が安定感が増します。
そして、GJ-35 LTDには流行りのフレア形状ドロップハンドルを標準装備しています。370mm幅のブラケット位置には、エアロポジションでの操作性を意識した傾き具合で、シマノTIAGRAのSTIレバーが装着されています。
このSTIレバーで操作するブレーキキャリパーは、もちろん同グレードの油圧式ディスクブレーキ仕様です。
クランクセットは完成車向け製品の定番PRO WHEEL製です。TCRのKOMシリーズと同じく、アウター50Tインナー34Tのチェーンリングを採用しています。
フロントディレイラーにはシマノ105を装備しています。
※TIAGRAのSTIレバーに対してシマノ社が推奨する組み合わせではないですが、実際の変速動作については組み立て時に確認済みで、目立つ様な問題はありませんでした。これはケーブル内装化に伴うフルアウターケーブル仕様に対応する為のアッセンブルですね。
リア変速はシマノTIAGRAの10スピード。トップギア11T、ローギア34Tという、一般的なライドにおいては満足できるスペックです。
ホイール固定方式はディスクブレーキに最適化されたスルーアクスル規格です。現状もっとも勢いがある最新カーボンホイールへのアップグレードも可能です。じつはこのモデル。台数限定ではございますが、アルミロードとしても近年では希少なバリュー価格を実現する為に、ホイールやタイヤには大幅な性能向上の余地が残されています。
標準装備されているのはおよそ2世代前のアルミリム内幅17mmの完成車用ホイール。
そこに25Cのクリンチャータイヤを装着しています。フレーム本体は非常に軽量なものの、完成車を持ち上げた際に手元へ伝わる重量感の大半は、この足まわりに集中しています。その分、重さを活かした安定感がある為、初めてロードバイクにお乗りいただく場合は安心感も得られるでしょう。対しまして、すでに軽量バイクでガンガン走っている方がセカンドバイクとしてお求めいただく際は、内幅22mmあたりのワイドリムに25Cや28Cの軽量チューブレスタイヤを履かせて乗って頂きたいところです。フレーム本体に最新規格を満載するGJ‐35 LTDは、このカスタムだけでも性能が大幅に上振れする筈です。
標準装備されているパーツ類の中でも、良い意味で以外だったものがサドルです。
GJ- 35 LTDのみに装着されていて、単体での販売がないこちらのサドル。ご覧のとおり実測値206gとなかなかの軽量サドルです。ちなみにTCR ADVANCEDシリーズに装備されているAPPROACHサドルが310g で、TCR ADVANCED PROシリーズに装備されているFLEET SLサドルが220gです。ライダーとのフィット感やペダリングのしやすさなど、重量以外の要素も非常に大切なのがサドルですが、やはり軽さは魅力ですよね。
クッション部分をシンプルに貼り付けた構造で、先述の製品と比較してもベース部分がしなやかな印象です。
さて、長くなりましたがここまでお読みいただき頂きありがとうございます。GIANT JAPAN35周年を記念するアルミロードバイク「GJ-35 LTD」のご紹介、如何だったでしょうか。
価格、スペックともに潜在能力の高さを感じさせる台数限定モデルですので、早くも各サイズで残り在庫数が僅かとなっております。お求めの際はぜひお早めにご検討を頂けますと幸いです。
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