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【ロードバイク】DEFY ADVANCED PRO シリーズ2024年12月1日

11月30日からの冬季通行止めを前に、今年最後のUFOラインに行ってきました。こんにちは。今治店スタッフの川村です。

春から秋まで今年も沢山楽しませていただいた、四国が誇る山岳ルートのひとつ。シリアスレーサーでも競技出身でもないスタッフ川村にとっては、日々のルーティンで行うライドとは一味違う、特別な達成感を得られるサイクリングの1つです。

今治の自宅から往復すると180㎞、獲得標高は2000mに迫るロングライド。真剣に走ると終盤はそれ相応に疲労が蓄積します。そのあとの超回復で身体のパフォーマンスは上がりますが、さすがに翌日は頭がスッキリなのに身体は少し重い感覚になります。いまの愛車TCRは気に入っていますが、そこは本来スピード至上主義のレースバイク。速さと距離を追い求めるなら、時にはコンフォートゾーンの外側に思い切って踏み込む必要があります。

新型TCRやPROPELが登場する際に、「前作比で快適性が数%向上」という案内を見かけると思いますが、それはもちろんレースバイクとしての枠の中で見た場合の性能ですからね。例えばレーシングカーと、日常やドライブで乗る自家用車では求められる性能が違うのと一緒です。

これはわたし自身の経験とそれによる偏見かもしれませんが。長年レースバイクに乗ってサイクリングをしていると、多少ハードな乗り味も徐々に当たり前になってきます。サイクリングは不思議なものでして、初心者の頃にめっちゃキツく感じた経験も、繰り返すと徐々に満足できる水準が高くなっていくんですよ。それはライドの内容そのものだったり、機材の性能だったりする訳です。剛性と軽さ、速さを突き詰めたレースバイクは、その性能をよりダイレクトに感じる為、「もっといいバイクに乗ったら速くなる」というイメージがしやすい点があります。

(2010年頃の愛車TCR ADVANCED SL)

ずばり、私のように「23cのクリンチャーやチューブラーに7~8barが当たり前」と言われていた世代の機材を経験している方。どんなに乗り味がハードでも、「ロードバイクってそういうものだから」という、バイアスが掛かっていませんか? これを聞いて「ハッ! 自分がそうかも…」と感じましたら。次の愛車候補には新型DEFYなど如何でしょうか。

ホビーサイクリストにとって特別なライドをもっと快適に、長距離ライドの終盤まで速く走れるカーボンロードバイク。エンデュランスロードDEFYの人気グレードが入荷しています。

DEFY ADVANCED PRO 0

¥836,000(税込)
color:インターステラ

フレームサイズはSサイズです。

普段はTCRのハイエンドフレーム「TCR ADVANCED SL」に乗るわたしですが、ここ1年のあいだに何度か新型DEFYに乗ってサイクリングをする機会がありました。

【ロードバイク】新型DEFY ADVANCED PROに乗ってみました

【スタッフのサイクリング】快適で速いDEFYに乗ってしまなみ海道弾丸往復してみました

今回ご紹介するADVANCED PROと、上位グレードにあたるADVANCED SLの両モデルをしっかり走らせてみた上で、新型DEFYを一言で表現致しますと…

「ロングライド好きの心を鷲掴みするロードバイク」

レースバイクよりも遥かにコンフォートゾーンが広く、かつ十分なスピードを備えた走りに魅了されます。

ワイドタイヤとディスクブレーキに最適化された新設計フレームは、ペダルを踏み込んだ際のだるさを感じることもなく、出だしから巡航速度域まで、まるで路面を優しく撫でるようにバイクが進みます。

【ここで豆知識】

新型DEFYに限らず、最新のディスクロード全般に共通するのが空気圧セッティングの重要性です。フレームやホイールの剛性が増し、リムとタイヤがワイド化した最新規格のロードバイクでは、タイヤの空気圧を上げ過ぎるのはNGです。あまり空気圧を上げてタイヤを硬くすると、場合によっては旧世代のリムブレーキバイクよりもじゃじゃ馬になります。レースモデルやエンデュランスモデルに限らず、最新規格のディスクロードはしっかりタイヤを動かす(適度に潰す)ことで、本来の走行性能を発揮する設計になっているバイクが多いです。

リムブレーキロードについても私が乗る第9世代TCRのように、リムブレーキ仕様最終盤あたりのフレームやホイールについては、先述と同様の空気圧セッティングを前提とした設計になっている製品が多いです。フレーム側のタイヤクリアランスが28cまで対応するようなモデルにその傾向があります。

さて、新型DEFYにお話を戻しまして。

程々に上体を屈めたエアロポジションから、リラックスしたポジションまで対応する程よいフレームリーチは、乗車時間が長いほど身体が馴染む印象です。

トレンドのフレア形状を採用したカーボン製ドロップハンドルは、ブラケット部分400mmに対してドロップ部分420㎜を採用しています。

新型TCRなどに装備されている、よりレーシーなブラケット370mmのタイプよりも、様々な場面でハンドリングに対する安心感があります。

舗装がヒビ割れていたり、アスファルトが捲れて波打った路面でも、しっかりとペダリングに集中する事ができる直進安定性は、ライド全体の速さに直結する快適要素のひとつです。普段レースバイクに乗るとき、どれほど無意識のうちに僅かなハンドリング修正で労力を費やしているのか。この新型DEFYに乗るとそれがよく判ります。先代、先々代のDEFYシリーズが販売されていた頃と比べてしまいますと、新型DEFYは決してお求めやすい価格では無いのは確かですが、乗ると思わず顔が緩んでしまうロードバイクです。

また、搭載コンポーネントの違いにより、価格を抑えたDEFY ADVANCED PRO 2も現在展示中です。

DEFY ADVANCED PRO 2

¥517,000(税込)
color:プリズマティックヘイズ

フレームサイズはSサイズです。

写真では伝わりにくいですが、陽の当たり具合によって少し青みが増す、どこか有機的な要素を感じさせるカラーリングです。

トップチューブに施されたグラデーションも魅力的です。

どちらの車体もお早めに納車が可能です。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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