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【スタッフの自由研究】定番のオンロードモデルを乗り比べてみました2025年9月7日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

今年も7月から毎月第2,4土曜日に開催中の今治店朝活ライド。しまなみ海道の大島「道の駅よしうみいきいき館」を集合場所として、「亀老山」をヒルクライムする、自由参加型のモーニングライドでございます。

この朝活ライドにて、当店のスタッフ島田はクロスバイクとアルミロードバイク、カーボンロードバイクを毎回乗り換えながら、それぞれの走行性能や乗り味について比較をしてきました。

今回はその感想をスタッフ島田にインタビューしてみましたよ。ロードバイクやクロスバイクのご購入を検討されている方や、車種ごとにどのような特徴があるのかなど、ぜひ参考にして頂けますと幸いです。

まずはじめに、検証するライダーの初期情報としまして、スタッフ島田が所有するバイクと参考までに亀老山と石鎚山ヒルクライムのベストタイムもご紹介します。

【愛車データ】

◇ ロードバイク
GUSTO レンジャーディスクスポーツ
ホイールセット : CADEX 42 Disc
サドル : CADEX AMP

◇ クロスバイク
Escape RX2 Disc
タイヤ: 25Cに変更済み

【亀老山ヒルクライム】
Best Time : 12′06″
バイク:GUSTO
(2024/4に記録)

【石鎚山ヒルクライム】
Best Time : 1:09′52″
バイク:GUSTO

【バイクの比較レポート】

※条件を揃えるためにスニーカー&フラットペダルを使用しています。なお、レポートは走った日の順となっています。約1年ぶり(そもそもサイクリングが久しぶり!)の亀老山ということで、回を追うごとに運動強度に慣れている部分もタイムに影響しています。

クロスバイク

Escape RX 2 Disc

亀老山ヒルクライム Time : 14′47″

【スタッフ島田の感想】

所有しているクロスバイクEscape RX 2 Discで、なおかつクロスバイクに乗って初めて挑んだ亀老山ヒルクライム。ロードバイクでのヒルクライムと比べて1番辛かった部分は、ペダリング負荷が上昇した時に感じるポジションの窮屈さでした。ロードバイクよりもハンドルが近く高いため、登りなどでペダルをしっかり踏む際に上体を抑え込もうと余計な筋力を使ってしまうため、背中から腰に負担が生じてしまい、ヒルクライム中盤以降はほとんど痛みとの闘いでした。こうした長い登りはペースをグッと抑えて、軽いギアでゆっくり登るほうが、アップライトなクロスバイクに合っていますね。その反面、平坦路は30km/hぐらいまでのペースなら余裕をもって走行することができます。実は今回、最後に比較したアルミロードバイクのContendよりも、走りに軽快さがあった点は予想外でした。

 

カーボンロードバイク

Defy Advanced 2

亀老山ヒルクライム Time : 14′31″

【スタッフ島田の感想】

勾配のきつい区間(10%以上)になってくると、ペダルを踏む脚に重さを感じました。ペダリングをしっかり受け止める剛性感は脚にも伝わってきますが、標準装備のホイールやタイヤといった足まわりの重量に加速を削れてしまう印象でした。その反面、平坦路については一度巡航速度に乗れば30km/hあたりの走行でも余裕があります。乗り心地については非常に良かったので、ホイールやタイヤのカスタマイズで加速性能を補うことができれば、今回のようなヒルクライムでも軽快に走れそうな気がします。

 

カーボンロードバイク

Propel Advanced 2

亀老山ヒルクライム Time : 13′48″

【スタッフ島田の感想】

平坦路も登りも総合的にみて1番感触が良かったのが、意外にもこのエアロロードPropelでした。車体の重さ自体は感じますが、Defy Advanced 2でネガティブに感じた加速時の重さはそれほど無く、ヒルクライムでは勾配変化以外の要素で失速する印象は少なかったです。しっかり踏めばそのぶん前へ進む楽しさがありました。さすがに乗り心地はDefyよりも硬いですが、TCRにそれほど劣らず。平坦路の巡航速度維持については、今回比較したバイクの中でも最強です。

 

カーボンロードバイク

TCR Advanced 2 KOM

亀老山ヒルクライム Time : 13′45″

【スタッフ島田の感想】

平坦路も登りもバイクの軽さを常に感じました。先に乗ったPropelに比べると、ペダルのダウンストロークで少し力を溜め込んだあとに加速する印象です。高めのケイデンスを意識すると、ヒルクライムでもバイクの軽さを活かして速度を高めることができました。乗り心地、軽快さ、速さのすべてがよい意味でバランスの取れた乗り味でした。

 

アルミロードバイク

Contend 2  (シマノ105仕様)

亀老山ヒルクライム Time : 14′28″

【スタッフ島田の感想】

平坦路から登りまで今回乗り比べたバイクの中で1番加速が重く感じました。この日は「もしかして自分の体調が悪いのかな?」と疑いながら走りました。平坦路では快適に走れる速度域は25km/hあたりまでの印象で、自分の所有するロードバイクや今回乗ったカーボンロードに比較すると、前方に風よけとなる人がいても30km/hを維持するのはかなりきつかったです。そう考えますと、乗車姿勢の違いを除けば、クロスバイクのEscape RXは非常に優秀な走行性能を備えていることも分かりました。ビンディングペダルの使用や、フィッティングで効率よく走れるようにすれば、もう少し快適に走れそうです。

さて、いかがでしたか? わたしもインタビューをしながら、「うん、確かにそうだな」「それは意外だったかも」というところがあり、それぞれのバイクが備えている特徴をあらためて客観的に認識することができました。ありがとうスタッフ島田。

【亀老山バイク別ラインキング】

1位 TCR Advanced 2 KOM
Time : 13′45″

2位 Propel Advanced 2
Time : 13′48″

3位 Contend 2  (シマノ105仕様)
Time : 14′28″

4位 Defy Advanced 2
Time : 14′31″

5位 Escape RX2 Disc
Time : 14′47″

スポーツバイクには、お店の周辺を数分間試乗するだけではわからない要素もたくさんあります。今治店では事前に試乗予約をしていただきますと、通常よりも長めの試乗にもご対応します。また、レンタサイクルをご利用いただきますと、カーボンロードやアルミロード、クロスバイクといった車種を5時間以上お乗りいただくことも可能となります。どちらも合わせてご利用くださいませ。

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