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【製品紹介】2026年モデル TCR Advanced 0 -豆知識もあるよ-2025年9月15日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。今回はTCR Advancedシリーズに新しく追加されました、シリーズ中トップグレードとなる1台について、ちょっとした豆知識を交えてご紹介します。

TCR Advanced 0

¥550,000(税込)
color : アルパイングリーン

【豆知識】

オールラウンドレーサーとして長年ご愛好いただいておりますTCRシリーズですが、2010年代までラインナップしていたアルミフレームモデルはContendシリーズに統合されまして、現在はカーボンフレームモデルのみを展開しています。最新のTCRに対する設計思想は、高品質のカーボンフレームでないと表現することが不可能という、開発者の強い意向が反映されているそうです。

ちなみにこの写真の状態がフレームとフロントフォークです。商品としては「フレームセット」と表記しています。ここに様々な部品が装着されて、走行可能な状態で販売されているものを完成車と呼びます。

フレームは「Advanced SL」と「Advancd」の2種類、装備されているフロントフォークの違いで全3グレードに分かれています。フレームのグレードと完成車の見分け方について少し解説します。

◇ Advanced SL

その性能の全てはレースで勝利するために。フレームおよびフロントフォークに使用する素材から製造工程、それによって生み出される走行性能に至るまで、以下2つのグレードとは一線を画す、まさしくトップオブトップのグレードです。完成車として搭載されるホイールやコンポーネント類も、すべてが上位グレードの製品にて統一されております。

◇ Advanced PRO

最高の軽さと剛性を誇るAdvanced SLのフロントフォークを装備して、軽さと剛性、快適性、コストパフォーマンスにも優れたAdvancedフレームの走行性能をブラッシュアップした中間グレードです。バランスの取れた乗り味から、シリアスレーサーからホビーサイクリストまで、幅広い層から人気を得ているグレードです。完成車としては全モデルにカーボンリムホイールを標準装備するほか、コンポーネントはシマノ105からアルテグラ、さらに2026年モデルではDURA-ACEと、非常に幅広いパッケージを取り揃えています。

◇ Advanced

フレームとフロントフォークに使用するカーボン繊維やレジンなど素材の最適化により、幅広い層のサイクリストが扱いやすく感じる乗り味が魅力です。完成車については、ライダーの成長に対応する拡張性も備えたパッケージとなっています。なお、2026年モデルではコンポーネントにシマノCUESやシマノ105を採用するほか、新しくカーボンリムホイールを標準装備するモデルが登場しました。

完成車になりますと、各フレームの後ろに「Advanced SL 1」や「Advanced PRO 2」「Advanced 3」といったような数字が付きます。これらの数字は標準装備されているコンポーネントやホイールといった、パーツの違いを示しています。この数字が小さい程より高性能なパーツを搭載するモデルということになります。余談ですが、GIANTとLiv以外のブランドでは、グレードに対する数字の扱い方が逆になっている場合もありますよ。

ここからは製品紹介に戻りましょう。

【TCR Advanced 0の特徴】

『SLR 2 40 ホイール』

このTCR Advanced 0には、同グレードの完成車としてはじめてカーボンリムホイールを標準装備しています。ロードバイクの走行性能はフレームとホイール(とタイヤ)で、そのほとんどが決まると昔から言われています。その概念はディスクロードバイク全盛となった現代においても変わりません。

ホイールの性能は高速域での空力とヒルクライムでの軽快さ、バイクのコントロール性にも影響を与える、数あるアイテムの中でもかなりの費用対効果を期待できるパーツです。このSLR 2 40 は、上位グレードのホイールと同じカーボンリムを採用し、ハブとスポークの仕様変更を施した製品となっています。要約しますと、下のグレードに装備されているアルミリムホイールよりも、すごく軽くて速いということです。

『シマノ105 Di2』

優れた変速性能、操作性、メンテナンス性によって圧倒的なシェアを誇る、シマノの電動変速コンポーネントを標準装備しています。こちらは長年に渡って多くのサイクリストに愛用されてきました、シマノ105の電動変速仕様です。

ときどき耳にする「10年前のハイエンドモデルの性能は現代のミドルグレードと同等」とはよく言ったものでして、シマノ105 Di2は歴代の上級グレードパーツからテクノロジーを受け継ぎ、電動変速の魅力をより身近にしてくれる新世代のコンポーネントです。

レバーユニットの変速ボタンとディレイラー本体をBluetoothによって接続するシマノDi2は、近年増えているケーブル類の内装化にも貢献します。物理的なシフトケーブルを必要としない電動変速システムは、従来のコンポーネントにあったケーブルの摩耗や劣化に起因する変速不良も皆無となります。ヘビーユーザーはもちろん、ライドの頻度が少ない方にとっても、交換を要する消耗品が1つ減る点はメリットです。

さて、今回も製品の仕様やグレードについてご紹介して参りましたが、どんなバイクであろうとたくさん乗ってみてはじめて伝わる魅力や楽しさもあります。また、走り続けることで理解が深まるのもサイクリングの醍醐味です。バイクをご購入いただきましたら、まずは走ることの楽しさを味わって頂けますと幸いです。

 

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