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いまさらですがPROPELのご紹介2016年10月21日

GIANTのエアロフレームロードバイク、PROPEL。2017年モデルの展示が今治店にもございます。

ご覧頂けるバイクはシマノ105搭載のPROPEL ADVANCED 2

 

ここ最近、ロードバイクのフレームデザインでトレンドの1つとなってるエアロダイナミクス=空気抵抗への対策。

一般的なロードバイクが走行する際に前に進む力に対して、失速させる力「走行抵抗」となる要素は

回転部品やタイヤと路面の摩擦抵抗よりも、空気抵抗による部分がかなりの割合を占めるそうです。

これはロードバイクに乗っている人の「身体」が受ける部分とロードバイクの「車体」が受ける部分があります。

エアロロードバイクは車体が受ける空気抵抗をなるべく減らすための「工夫」を施したモデルです

 

今も昔もエアロタイプのロードバイクに共通する特徴の1つは、進行方向からバイクを見たときの「薄さ」です。

これはおもに進行方向からの向かい風をフレーム後方へと、なるべくスムーズに流すことが目的になっています。

もちろん、ただ薄くするだけでは強度が落ちてしまいますので、他のロードバイクフレームに比べて

各部フレームパイプは縦方向に幅広い形状をしています。

ここまでは大体のエアロロードバイクの共通点。

ですが、

ここから先がポイントです

各メーカーが長い開発期間を費やして創り上げる近年のエアロロードバイク。

そんな中でもPROPELがデビューと同時にグランツールなどでも活躍する事が出来た理由。

それはフレーム各部分に施された

独自の設計やパーツに秘密がございます。

まずは、特徴的な専用ブレーキ。

「SPEED CONTROL」という名のブレーキです。

通常のロードバイクに搭載されるキャリパーブレーキはその形状や取り付け位置の問題で、

どうしても空気の流れを乱してしまいます。

対してSPEED CONTROLは前方から見た際にフロントフォークの後部、

シートステイ後部にスッキリ収まるようなデザイン。

これにより前方から来る空気の流れを乱すことなく、後方へと受け流します。

ブレーキ本体のしくみはMTBやクロスバイクに多く使用される「Vブレーキタイプ」とほぼ一緒ですが、

ロードバイクに使用するブレーキレバーと細めなタイヤでも扱いやすいように専用チューニングされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこちらのブレーキ部品、初登場から徐々にマイナーチェンジしているんです。

ボディ形状や細かいネジ類などのパーツを最適化することで整備性も大幅に向上しています。

実際に使用してみると、ブレーキの効き以外で普通のキャリパーブレーキとは僅かですが感覚の違いはあります。

ですが、数時間走行すればとあっと言う間に慣れてしまうぐらいの差です。

 

独特な形状のダウンチューブやシートチューブ周りも注目です。

PROPELはサイクリングボトルを搭載した状態を想定してエアロダイナミクスをデザインしているそうです。

ちなみに風洞実験(風を起こして色々計測する施設)を行う際には

ペダリング動作が出来るマネキンをバイクに乗せて行っていたそうです

実際にロードバイクを使用する場面で、どれだけの効果があるかをしっかりと考えたデザインになっているのですね。

そしてシートチューブのこの部分。

昔のエアロフレームは20cや23cなどの細いタイヤ以外では、フレームに干渉してしまうなんてこともありました。

PROPELは25cのタイヤを使用することも想定されているので大丈夫です。

これでTCRやDEFYに比べると少しだけ気になる乗り心地もタイヤでカバーできます。

走行性能に関わる部分のジオメトリーも、TCRとほぼ同じものを採用しております。

それにより直線だけでなくコーナリングや上りも下りも機敏にこなせるエアロロードに仕上がっています。

そこまでのものが

「実際のところサイクリングで乗って効果があるの〜?」と思ってしまいますが、

PROPELが開発される際に、注目したのは時速40km前後でも空気抵抗に対する効果を発揮出来る点。

これは平均45km/h以上で走りコンマ1秒を争うようなレースでなくても、

ロードバイクに慣れてきた方々が行う日頃のライディング中にも現実味がある速度域ではないでしょうか。

見た目以上に扱い易いエアロロードバイク、PROPEL。

ぜひ店頭でご覧くださいませ。

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