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ペダルをこいで坂道を登ってみよう。@ 亀老山2021年5月16日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

当店のブログにも時々登場しておりますが、

皆様は「亀老山」という場所をご存知でしょうか。

しまなみ海道近辺にお住まいの方や、

訪れた経験のある方はご存知かと思います。

亀老山の標高は307m。

それほど高い山ではないものの、

眺望の良さから多くの方が訪れる場所となっています。

展望公園駐車場まで続く舗装林道は2.7km

クルマでしたら5分程で登れます。

狭い山道のため、

運転に苦労される方もチラホラお見掛けしますが。

しまなみ海道の中でも定番の観光スポットとあって、

一昨年までは大型の観光バスもよく見かけました。

 

もちろん。

自転車で亀老山に訪れる方も沢山いらっしゃいます。

自分でペダルをこいで登ると感動も一入です。

こちらは数年前のお写真。

またいつか、揃ってサイクリング出来る日が来るといいですね。

 

今回は、

「ペダルをこいで坂道を登ってみよう」

と題しまして。

亀老山の登り坂へチャレンジする際、

頂上まで走りきる為のポイントをご紹介します。

内容的にローカルなネタではございますが、

「坂道を登りきりたい!」という方にも、

ぜひご参考にして頂ければ幸いです。

 

まずはじめに。長い登り坂を走る際、

大切なポイントは以下のとおりです。

・登り始めから頑張り過ぎず、呼吸は深く。

・蛇行せずにゆっくり真っすぐ走る。

・顔を上げて目線は先へ。

・身体で勾配の変化を感じとる。

さらにもう1つ。

どうしてもキツイ時は休憩を入れる。

ぜひ意識してみて下さい。

それではさっそく参りましょう。

亀老山は林道入口からしばらく急勾配が続きます。

この勾配がきつい直線区間を過ぎるまで、

焦らず落ち着いてペダルをこぎます。

その日の身体の調子に耳を傾けるように、

軽めのギアをなるべくゆっくり回します。

これがとても大事です!

軽いギアだからといって回転を上げ過ぎますと、

頂上まで持ちませんよ~。

 

ロードバイクやクロスバイクなど。

車種ごとの特性や体力、

熟練度によって個人差もありますが、

登りきることが一番の目的の場合。

『蛇行せずに、真っすぐ走れるのぎりぎりの速度』

を意識してみて下さい。

ペダルの回転を上げ過ぎて浅く早い呼吸をしていると、

身体は酸欠になってしまいます。

意識して深く呼吸をするのがポイントです。

ここで。どうしても、

「左右に大きく蛇行しないと登れない」という方へ。

身体を坂道に慣れさせて、乗車技術を向上させるために。

もう少し勾配の緩い坂道を利用して、

ゆっくり、真っすぐに走る練習を繰り返してみましょう。

このように線がペイントされている坂道があると、

自分が真っすぐ走れているのか分かり易いですね。

(濡れている時は滑りやすいので気をつけて下さいね)

低速でフラつかずにペダルをこぐ練習は、

体力を無駄に消耗しないようにするほか、

安全に走って頂く為に非常に役立ちます。

 

勾配のきつい区間を過ぎて、

見晴らしの良いヘアピンカーブへ差し掛かると、

少しだけ勾配が緩くなります。

(この写真の場所から少し先です)

ここまで多少の余裕をもって登れたという方は、

おそらく、頂上まで走りきる体力はお持ちです。

すでに脚も呼吸も辛いよ~という方。

ここで急に止まらず、

もう少しだけ、次のカーブまでペダルをこいでみましょう。

はじめのうちは休憩を入れつつ、

徐々に登れる距離を伸ばしていきましょう。

この区間を過ぎますと、また急勾配が現れます。

地図上ではずーと登りっぱなしの山道にみえても、

このような勾配の変化が必ずあります。

坂道の苦手な方の多くは、常に顔が下を向いていて、

ハンドルやタイヤばかりを見ていることが多いです。

あまり下ばかりを見ていると、

気付かないうちに蛇行していたり、

勾配変化に合わせてギアを変えるタイミングも遅れます。

きつい坂道でも、少し先の景色を見るように意識します。

 

この先も勾配の変化を繰り返して登っていきます。

そして。

残り0.5kmの看板を過ぎますと、

大きく広がる絶景への感動と、

登坂による疲労感が入り混じる、

亀老山最大の難所に突入します。

頂上までの500m、その殆どが急勾配。

ここまで登れた方でしたら、

あとは自分を信じてペダルをこぐのみ!

無理なラストスパートはせず、

登ってきたペースを乱さないように。

まずは登りきることが一番の目的です。

登りきる手前の展望テラス周辺とカーブでは、

クルマや自転車を運転されている方が、

景色に釣られてよそ見をしていることも…。

キープレフトを常に意識して、油断せずに走行しましょう。

入口から頂上まで、

歩かずにペダルをこいで走行する場合。

まずは25分~30分が目安になると思います。

(すべて歩くと45分~50分かかります)

ここを登ることが出来ましたら、

色々な場所へサイクリングに出かける際の自信にもなります。

最後に。

帰りの下り坂を走行する際は、

対向車や自転車を押して歩いている方などに、

十分に気をつけて走行してくださいね。

怪我や事故なく無事に帰ってきた時が、

本当のゴールです。

 

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