ジャイアントストア今治

»トップへ

【スタッフのサイクリング】まだ行ったことの無い場所へサイクリング。2021年10月3日

はじめて走る道ほどワクワクするサイクリングはないと思います。

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

今回は四国八十八霊場

第60番札所『横峰寺』へ行って参りました。

ローカルサイクリストやお遍路に詳しい方はご存知でしょう。

横峰山の標高750mにある横峰寺。

わたくし、てっきり「横峰山」と思っておりましたが、

山号は石鈇山(いしづちさん)でした。大変失礼を致しました。

そこに至る道はまさに修行の路。

狭く険しい激坂としても有名とのこと。

そんな道を登り、横峰寺に参拝することで、

何かと忙しい日常をリフレッシュすることが今回のテーマです。

自宅を出発して今治市内をサクッと通過。

あの遠くに見える山々のどれかが横峰山。

心地の良い少し涼しい風を切りながら、

国道194号線に入ります。

そして、スタートからおおよそ45kmの地点。

国道194号線加茂川沿い。

見慣れた商店さんでエネルギー補給を済ませて、

この少し先を右の道へ進みます。

ここを右に曲がらず真っすぐ国道を進みますと、

新寒風山トンネルやUFOラインに向かうルートです。

緩い勾配を登っていくと黒瀬ダムが現れました。

ダム湖の上流に向けてペダルをこいで行くと、

なんだか目を引く建物が現れます。

「この先、一体どんな伝説が待ち受けているというのだろうか?」

ここを直進すると石鎚山登山の玄関口へ。

横峰寺は右へ進みます。

ここから急に道幅が狭くなり、

漂う空気にどことなく秘境感が増します。

途中で小さな料金所があり、お話を伺うと、

「ここからキツイ山道で1時間半かかりますよ」とのこと。

なるほどなるほど。

もしも私がサイクリング初心者でしたら、

おそらくこの一言に怯んでしまいそうですが。

これまで多種多様な山道を走ってきた経験をもとに、

「実際は30分ぐらいかな~」と判断。

料金所を通過すると、しばらく渓流沿いの急勾配が続きます。

おおよそ10%前後の勾配でしょうか。

ちなみに今回。スタッフ川村は、

「アウターギア縛りの修行」を己に課しております。

(前ギアの大きいギア、後ろギアは大きいギアを封印)

渓流沿いの直登区間を抜けると、

勾配が緩くなったりキツくなったりの繰り返し。

下山の際にこんな写真を撮ってみました。

頂上まで2kmほどの所にあるヘアピンの内側。

まるで、大阪と奈良を結ぶ有名な酷道

「暗がり峠」に迫る印象でした。

 

(私も暗がり峠はアウターギアで登れません!)

そんなこんなで、

この日の修行を乗り越えて無事に頂上駐車場へ。

登って来る途中で薄々気が付いておりましたが、

駐車場からは徒歩で山を少し下り、本堂へお参りします。

ロード用シューズにはちょっとハードな道のり。

こんなときはクリートカバーを持参していると、

クリートの摩耗を多少軽減できるのでお勧めです。

あいにく、この日は持参していませんので、

そろりそろりと、靴底を労りながら歩きました。

そして。

5分ほどで横峰寺が見えてきました。

山の上にあるお寺の雰囲気は良いものですね。

1000年以上も前にこんな山の上にお寺を建造するなんて。

ありがたやありがたや。

参拝後は駐車場まで再び歩いて登ります。

売店では、かき氷(マスカット+練乳)をいただきました。

野生の鳥と戯れ、途中で写真を撮りながら下山することに。

と、下山途中でこの日はじめて遭遇したサイクリスト。

なんだか見慣れた製品を纏っているなぁと思った瞬間。

私の姿に気付いて「え!川村さん?なんで!」という反応。

いや、私もこれには大変驚きました。

実はこちらのお方。

先月まで弊社(の本社)に勤務していた方でして、

数日前から有休消化を利用して、

四国八十八所を自走でお参りしているとのこと。

この数時間前には今治店へお立ち寄り頂いたそうで、

まさかこんな場所で私に遭遇するとは!となった訳です。

「そうだ。横峰山へ行ってみよう」という、

完全な思いつきで訪れていた私自身。

まさかまさかの出会いでした。

おそらく。

「四国の山でサイクリング中にツキノワグマに遭遇する」

これと同じぐらいの奇跡です。

このありがたーい出会いに感謝して、

私ももう一度登って、本堂へお参りすることに。

いやー、不思議なことはあるものです。

その後は2人で軽快に山を下り、

次の路へと進む背中を見送りつつ、帰路へと着きました。

 

これは偶然か必然か。

ここに新たな伝説が生まれました。

ときどき、こういったサプライズがあるのも、

サイクリングの魅力なんですよね。

普段は同じ場所を走っているという方も。

いつもとは違うはじめての道へ。

ワクワクするサイクリングに出掛けてみませんか?

きっと、何処かで不思議な出会いがあるかもしれません。

それではまた次回。

 

ジャイアント/リブストア今治

―ジャイアント/リブストア今治ではFacebookInstagramでも情報を発信しています―
普段ブログではお伝えしきれない、日常の店舗風景や、
スタッフのRIDE LIFEなどもUPしていますので、ぜひご覧下さい♪