ジャイアントストア今治
【スタッフのサイクリング】しまなみ海道のその先へ。2022年9月2日
最近、スーファミを購入いたしました。
こんにちは。今治店スタッフの川村です。
エアコンが効いた部屋でゲームをしておりますと、
なんだか、小学生の頃の夏休みを思い出します。
夏休みといえばそう、『宿題』ですね。
ちょうどこの日は8月31日
まだ終わっていない宿題に気が付いて、「やばい…」となった小学生もいたはず。
わたしもこの夏の宿題を終わらせるべく、先週に続いてロングライドに出かけて参りました。
私の中でこの夏の宿題となっていたルート。
『トリプル海道』
(グーグルマップより)
最近、私が勝手にそう呼んでいるこのルート。
◇愛媛県の今治と広島県の尾道を結ぶ
『しまなみ海道』
◇広島県の尾道から呉を結ぶ
『さざなみ海道』
◇広島県の呉から愛媛県の岡村島を結ぶ
『とびしま海道』
この3つの海道をぐるっと周る、
走行距離180kmぐらいのルートになります。
この夏、どこかのタイミングで走ろうと思いつつ、
地図を見ながらイメージを膨らませておりました。
行くなら今日しかないでしょ! ということで、朝8時半にスタート。
まずは尾道を目指して、しまなみ海道を走ります。
なお、この日の予定ルート終盤、
とびしま海道の岡村島から今治までフェリーに乗船します。
このフェリー、岡村港から今治港行の最終便出発は16:15
これに乗り遅れると….
翌朝まで今治港行のフェリーがありません!
つまり、もし乗り遅れてしまいますと、
折り返して180km走って戻るか、
宿が見つからなければ野宿が確定致します。
翌日は出勤なのでこれは何としても避けたい!
一応、18:05出発の大三島宗方港行きもありますが。
岡村港まで180㎞走ってきたあとに、大三島南外周を経由して帰るのは過酷すぎる。
さてさて。
無事に日帰りで走破することは出来るのか?
走ったことのない区間もありますが、まあ、なんとかなるでしょう!
先週は往復した『しまなみ海道』
前回に比べて風は弱いものの、蒸し暑さは先週よりハード。
踏み過ぎてオーバーヒートしないように、ペースコントロールしながら進みます。
それにしてもいい天気ですね~。
生口橋の入口はこちらですよ。
生口橋を渡り因島へ上陸。
ここで、前回ご紹介していなかった絶景&激坂をご紹介。
因島のメインルート途中にある「白滝山」の入口。
白滝山頂上には五百羅漢像が並び、
眼下に因島大橋を眺める絶景&激坂ポイントです。
ぜひチャレンジしてみて下さいね。
向島に上陸、因島大橋を下から観察。
とても綺麗なトラス構造です。
この日はサイクリングをされる方も少なめ。
向島の港へ向かう途中、レンタサイクルに乗った方に追いつきました。
「ガチャガチャガチャ…」
変速操作にかなり戸惑っている様子。
ギア操作、初めてだと難しいですよね。
「左手の親指の位置にあるレバーを押して下さい」
「今度は右手の親指のレバーを押してみて下さい」
僭越ながら、アドバイスさせて頂きました。
そんなこんなで向島の渡船乗り場に到着。
ちょうど尾道港に向けて出発したところでした。
この渡船は約10分間隔で往復しているので、ゆっくりストレッチをしながら待ちます。
しばらくして戻ってきた渡船に乗船。
料金は¥110です。
そうそう。
この尾道水道の渡船には、もう一つ航路がありまして、そちらは自動車も積載できる船になっております。
こちらの航路は尾道駅よりも少し東側に到着します。
今回乗船した渡船は尾道駅の正面に着きます。
ここまでだいたい2時間半。
「ウオーミングアップはこれぐらいにして、そろそろ本番と行こうじゃないか」
ここから呉市までの区間が『さざなみ海道』
「呉まで75km」
まずは国道2号線で三原市へ。
この路線、長ーい貨物列車をよく見かけます。
三原市から先は海沿いの国道185号線へ。
ちなみにこの日。
しまなみ海道までとはうって変わって、尾道からはずーーっと向かい風。
そして、日差しも強く蒸し暑い。
途中のコンビニに立ち寄り、
ドリンク補充と冷却用の氷を購入して、身体のオーバーヒートを抑制します。
三原市の「竜王みはらしライン」
過去にはローカルなヒルクライムレースも開催されて、当店のスタッフ南も参加しておりました。
【スタッフレポート】ヒルクライムレースに初挑戦してきました!
総延長は短いですが、かなり登りごたえのあるルートです。
あ、もちろん今日は登りません。
海岸沿いから少し離れて、小さい登りを越えるところで竹原市に入りました。
ここから先、サイクリングでは未体験の区間に入ります。
竹原市に入ってすぐの場所のあるこちらの港。
忠海港からは大久野島を経由して大三島の盛港へフェリーが運航しております。
大三島側の港とは違い「うさぎ推し」が強い!
なぜ、うさぎ推しなのか?
よろしければ、以前訪れた際の様子もご覧ください。
ちなみに、このトリプル海道ルート。
途中でショートカットする方法もありまして、
この忠海港から大三島に渡るフェリーのほか、
三原市の須波港から生口島に渡るフェリー、
安芸津港から大崎上島に渡り、大崎上島から大三島の宗方港に渡るフェリーなど
いくつかバリエーションがございます。
並行しているJRで輪行という手もありますね。
当然、今日の私はショートカットはいたしません!
アスファルトが割れている箇所も多く、これまたバンピーで跳ねまくる。
じりじりと脚の余力は削られていきます。
そろそろソフトクリーム休憩を入れたいなぁ~、と思っていたところで、竹原の道の駅を発見。
「キャンベルぶどうソフト」が推しのようでしたので、迷わず注文しました。
コーンの先までぎっしりソフトクリームが詰まって、非常に食べ応えがあるソフトクリームでした。
竹原の古い町並み散策も魅力的でしたが、あまり時間の余裕はないため、また次の機会に。
『さざなみ海道』の名前から、ずっと海沿いを走るイメージがありましたが、
竹原から呉までの区間は大半が内陸寄りのルートとなります。
当然、ペースが上がらない坂道も増えます。
いや、さざなみ海道とはいったい?
再び海沿いに戻ってきた所で橋が見えてきました。
「やったー!とびしま海道の入口だ!」と勘違いしてはいけません。
これは別の島に渡る橋です。
もう少し先に進むと、呉市に入りました。
またまた登りを越えて、ようやく見えてきたこちら。
とびしま海道の入口交差点です。
安芸灘大橋の料金所に到着。
自転車と歩行者は西側の歩道を無料で通行できます。
戦艦大和が建造された場所はもう少し西側。
すでにかなり体力を消耗していましたが、はじめて通った安芸灘大橋の景色。
風も気持ちよくて、少し元気が回復しました。
ここから岡村島までは30kmほど。
フェリーの時間が射程内に入って一安心。
安芸灘大橋の爽快感もつかの間、下蒲刈島に入った途端に登り坂。
さらに、このとびしま海道。
島の外周路は真っ平な道がほとんどですが、とにかく日陰が少ないのでめっちゃ暑い。
岡村島まで7つの島々を渡りますが、橋の前後にはそこそこな坂道が待っています。
登りはとにかく耐えて、平坦路はそこそこで流す走りを心がけます。
いや〜、とびしま海道ってこんなに疲れたっけ?
やっぱりトンネルは涼しくて快適~。
豊島大橋からの坂道。
「ふぉぉーーーーー!」
この爽快感はたまりませんね。
そしてまた、橋までの登り坂。
それにしても、この日だけでいくつの橋を渡ったことか。
海が近く見えるのは、とびしま海道の魅力です。
おや、あのループ橋には見覚えがあるぞ。
大崎下島の『一峰寺公園』
以前、クロスバイクでとびしま海道へ訪れた際、ヒルクライムにチャレンジしました。
その時の様子はこちらをご覧下さい。
【クロスバイク】街乗りだけではもったいない。GRAVIERでいろんな道を走ってみました。
私の残りライフはわずかなので今日は登りません。
この大崎下島を過ぎると、岡村島はすぐそこです。
橋の上で広島県から愛媛県へ。
約7時間ぶりに愛媛県へ帰って参りました。
岡村港の少し手前には、『ナガタニ展望台』というスポットも。
ここも超弩級の激坂です。
とびしま海道の展望ポイントについては、こちらの記事もどうぞ!
そして、無事に岡村港に到着。
さっそく乗船券を購入します。
ほぼ予定通り、所要時間7時間半で到着。
フェリーを待つ間、ファンタグレープで一息。
「ぷはーっ!」
16:15発の最終便に無事乗船。
1時間ほどフェリーでまったり過ごします。
引き波のあたりをぼーっと見ていると、
トビウオが飛ぶ瞬間が見れることも。
来島海峡大橋の下を通過。
流石にこれだけ走ってくると、その感動もひとしおです。
馬島の宿泊施設「GLAMPROOKしまなみ」
グランピングコテージのその丸い姿。
地球連邦とティターンズの可変MAに見えるのは、私だけでしょうか。
そんなこんなで今治港へ到着。
ここから来島海峡大橋の入口、糸山まで戻って完走の記念撮影。
いやー、今日も頑張りましたよ。
今回のサイクリング、いかがでしたか?
やり残した夏休みの宿題と称して挑んだ、日帰り180kmロングライド。
やりきった感はここ最近でナンバーワン!
私の中での疲労度ランキングも1位に輝きました。
その要因は次の2つ
【風向きと暑さ】
さざなみ海道が追い風だったらだいぶ余裕があったと思います。
誰ですか、途中で尾道店に立ち寄った際、
「多分、追い風だから余裕ですよ」なんて言っていたのは…
はい、私です。
【フェリーの時間】
この点はスタートを今治港にすることで、
時間へのプレッシャーも薄れるのでお薦めです。
そもそも。もっと早くスタートすればいいだけなんですけどね。
今度同じルートを走ることがあったら、
一泊二日ぐらいのペースで美味しいものを食べて、途中で観光や散策をしながら走ってみたいです。
それではまた、次回のサイクリングで。
ジャイアントストア今治
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