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【スタッフのサイクリング】天空の隠れ里にある棚田へサイクリング2025年6月20日
たい焼きの安納芋餡、とくに焼きたてホヤホヤはやばい。こんにちは。今治店スタッフの川村です。あれって食べている時に油断すると熱々の芋餡が溢れ出てきて、どえらい目に合いますよね。カスタードよろしく、小豆餡よりも柔らかい餡には皆様もご注意を。
さてさて、早速ですが今回のサイクリングはこちら。愛媛県大洲市の肱川沿いに山道をドッキングした55kmのルートを走ってきました。もうマジで山だらけ。
この日は「白滝公園」からライドをスタートしました。何度か近くを通るたびにその存在だけは認識していましたが、正直「ふーーん、滝か」という印象でした。これは大変失礼いたしました。
それこそ小さな町のはずれによくあるような、なんかチョロチョロっとした水量のカワイイ滝だと思うなかれ。周囲の雰囲気を含めて、想像していた以上に迫力のある滝でした。これは是非とも別の機会にしっかり散策してみたいところです。
白滝公園をスタート後、まずは肱川の下流に向かって進みます。
海沿いの国道に出ましたら双海方面へ進みまして、途中で「肱川あらし展望公園」に続く道へ。
「あふたぬーーーん」
あっ、ちなみにわたし。この日は朝活で亀老山を6本登ったうえでのアフタヌーンライドとなります。このサイクリングを終えたら1日の走行距離は88kmとなりまして、獲得標高は2100m越えです。今日ももってくれよ、おれの膝。
そして念のために申し上げておきますが、今回のルートを設定したのはうちの人です。
虚無となった富士ヒル参加以降、回復に向かっている膝の具合を確認しつつ、淡々と標高を上げていきます。ケガからの回復期はトレーニングの強度と頻度、そして休息のバランスにより一層気を付けることが大切です。
「えっ、棚田めっちゃ先やん…」
この看板にある「棚田」こそが今回の目的地です。よーくみると小さく8.5kmと書いてありますね。
余談ですが「肱川あらし」についてちょっとだけ補足を。秋から春にかけての早朝、肱川の上流部にある大洲盆地で醸成された冷気が霧を伴い、山から海へ川沿いに吹く強風と相まって海に向けて一気に流れ出します。これを「肱川あらし」と呼ぶそうです。
ひとまずどのあたりに棚田があるのか? マップのサテライト画像を確認してみますと…
「うーーーん…」
\TANADA/
「これか!」
棚田へ続くこの道。登りごたえについては言わずもがなですが、一部区間を除けば「濡れた路面」「落ち葉」「落石」「陥没」というタフコンディション上等な道がひたすら続きます。
この路面状態を見ただけでも、人によってはロードバイクで踏み入ることを躊躇するでしょう。
わたしの場合、どちらかと言えば好物の部類に入る道です。
6kmほど登ると山の尾根にほど近い道となり、勾配自体も少しだけ緩くなります。そして…
木々に囲まれて鬱蒼としていた景色が一変、高原の初夏を思わせる気持ちの良い風が吹き抜ける場所へ。
「樫谷棚田」
標高は約500m、平均斜度20%の場所に257枚の棚田が広がります。5月〜6月に水が張られて、ご覧のように美しい景観を作り出します。
田んぼの畦による直線と曲線が山の景色に溶け込み、その素晴らしい風景に思わずため息が出てしまいます。
これほどの山奥に立派な棚田をつくり、お米を育てるなんて。開拓当時から現代に至るまで、どれほどの時間と労力を必要としたのか。頭が下がる思いです。
田んぼは生き物たちのゆりかごでもあります。
なお、この樫谷棚田では保存活動といたしまして、棚田オーナー制度や棚田トラストを実施しております。詳しくは樫谷棚田保存会様のホームページをご確認ください。
「にゃルテグラ」
棚田鑑賞のあとは再び狭い山道を進みます。そう、ここはまだルートの序盤です。
写真中央の奥に見えるのが大洲市街です。この先は左側に見える山を越えていきます。
道が狭く荒れた路面コンディションが続くため、常に余裕を残したペースで走行しました。
長い山岳区間を抜けて矢落川沿いの道に入りますと、先程までとは一転して道幅が拡く、路面状態もおおよそ良好な道路になります。
大洲市街に向けて緩い下り勾配となる川沿いを快調に進み、今治店GSCCライド「道の駅スペシャル」でもお馴染みの肱川沿いルートにて、白滝公園まで帰ってまいりました。駐車場でお話していただいたご近所の方、ありがとうございました。
なかなかに走りごたえのある今回のルート。私が乗るTCRのようなレースモデルよりも、もう少しボリュームのあるタイヤを履いたエンデュランスロードや、グラベルロードなどで走っても良さそうでしたね。ご興味のある方はぜひ訪れてみては如何でしょうか。
それではまた次回のサイクリングで。
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