ジャイアントストア今治
【メンテナンス】ビンディングシューズの裏側をときどき見ていますか。2021年1月8日
ペダルをこぐ際の効率をグッと高めてくれるビンディングペダル。
ロングライドやヒルクライムなど。
本格的なライドにも興味が沸いてくると、
欲しくなる定番アイテムの1つです。
お読み頂いている皆様の中には、
すでにご愛用されている方も多いかと思われますが、
いま履いているビンディングシューズの裏側。
ときどき見ていますか?
とくにオンロード用ビンディングペダルをお使いの方。
ペダルとシューズを連結する「クリート」と呼ぶ部品は、
消耗品です。
ペダルに着脱するだけでしたら、
極端にクリートを摩耗することも少ないですが、
信号や一時停止の際、トイレや休憩に立ち寄る際など。
クリートが地面に接することで、徐々に擦り減ります。
新品と比べてみると、その差は歴然です。
【使用前】
【使用後】
まだまだ使えそうにも見えますが、
使用中に「?」と感じ始めたら、早めに交換をしましょう。
くれぐれも。
こんな状態なるまで使うことはないように。
クリートの状態を目視で確認する以外にも、
次のような症状を感じていたら、
クリートの消耗を疑ってみましょう。
①最近、ペダルへの着脱がうまく出来ない
クリートが摩耗して薄くなると、ペダルをキャッチしにくくなる他、
登り坂でのダンシングや、こぎ出し時に引き足を強く使った際、
不意にシューズがペダルから外れてしまうこともあります。
②コンビニなどの床でよく滑る
そもそも。
オンロード用ビンディングシューズは、
地面を歩くことなどは、ほとんど想定されていません。
その為。
滑りやすく、足場の不安定な場所を歩く際は注意が必要です。
シマノのクリートの場合。
青や黄色、赤など色の付いた部分が擦り減り、
台座の黒い部分が露出してくると、
タイルなどの床でより一層滑りやすくなります。
(当店の床もかなり滑ります)
店内を普通に歩いているときに「おっと!」となると、
なかなか恥ずかしものです。
うっかり転んでしまった日には、身体もメンタルもやられます。
そうなる前に交換をしましょう。
また、
クリートを保護するクリートカバーを使用するのもお勧めです。
②ペダルを踏みこんだときに音が鳴る
「ペダルをこぐと足の辺りから軋み音がする」という場合。
クリートの摩耗が原因となっていることも多くあります。
また、摩耗以外にもクリート取付けボルトが僅かに緩んでいたり、
ビンディングペダルのバネ部品が錆びついていたりすると、
音がすることもあります。
③足首やひざへの負担が増えた気がする
消耗したクリートを使用していると、
シューズをペダルに装着した際、「ガタつき」が生じます。
ここで念のために。
新品のクリートもペダルに装着した際、
そのクリートの種類によって若干の「あそび」があります。
シマノのオンロードサイクリング用ビンディングペダル
SPD-SLに使用するクリートの場合。
【青色はつま先を中心に2°】
【黄色はつま先を中心に6°】
そして写真はございませんが、
【赤色は0° → あそび無し】となっています。
これらのもともと備えられた「あそび」と、
消耗による「ガタつき」はまったくの別物です。
不要なガタつきが多くなると、
ペダリング時に足首やひざの負担になる場合があります。
【豆知識】
SPD-SLをご購入頂く際、ペダルに付属するクリートは黄色です。
ビンディングペダルが初めての場合ですと、
最初は6°のあそびによって脚への負担も少なく感じますが、
クリート位置の調整が定まり、ペダリングスキルも上達してくると、
6°のあそびに違和感を感じる場合もございます。
その際には、青色のクリートに交換をしてみましょう。
最後に。
このページをご覧いただき、クリートを新しく交換された際。
一度使用後、ボルトの締付を確認しましょう。
新品のクリートはシューズ裏面への「あたり」が出てきますと、
ボルトの締付が緩むこともあります。
ボルトが緩むとクリートがずれてしまい、
シューズをペダルから外すことが出来ず、
転倒することもあります。
気をつけましょう!
ジャイアント/リブストア今治