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【CADEX】BOOSTサドルに交換しました。2021年11月28日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

この度、普段から乗っているTCRのサドルを交換致しました。

今回はその作業の様子をご紹介します。

ご自身でサドル交換をする際や、

サドル位置を再調整する際に。

ご参考にして頂ければ幸いです。

 

まずは使用していたこちらのサドル。

CONTACT SL FORWARD の調整位置を計測します。

計測の際に使用するこちらのスケール。

ライディングスタイルに合わせて、

UPRIGHT・NEUTRAL・FORWARDの3種類から形状を選択する、

GIANT独自のサドルフィッティングシステム用スケールです。

スケールの幅は8ommです。

なお、こちらのスケール。

販売用の商品はございませんが、

厚紙などで代用(自作)することができますよ。

この写真のように、

フィッティングシステム対応サドルのパッケージにも付属します。

今回はこの位置を基準にハンドルからの距離と、

クランク軸の中心からサドル座面までを計測します。

なお、サドル形状が大きく変わる為、

サドル座面の角度は計測せず、暫定的に調整します。

後ほど、実際に走行してみて角度の調整を行います。

シートピラーのボルトの緩めてサドルを取り外します。

固定ボルト(写真手前のボルト)には、

グリスを塗っておくのがおすすめです。

続きまして。

新しく組み付けるサドルをシートピラーに装着。

サドルのレール部分がしっかり乗っている事を確認します。

レールが斜めに乗っていたり、浮いていたりすると、

固定する際に破損やゆがみの原因になります。

まずは、固定ボルトを軽ーく締めて、

サドル高さとハンドルからの距離を計測位置に合わせます。

サドル本体がグラつかず、

且つレール位置を移動できる程度に締めるのが、

作業をスムーズに行う際のポイントです。

レール記載の目盛り、

固定位置MAXラインを超えないように気を付けて下さい。

固定ボルトの隣にあるボルトで、サドル座面の角度を調整します。

時計周りに回しておくと、

固定ボルトを締めた際、サドル前方が下向きに。

半時計周りに回しておくと、

固定ボルトを締めた際、サドル前方が上向きになります。

【角度調整ボルトを回す→固定ボルトを締める】

この作業、なかなかの微調整を必要とするため、

いい感じの角度が出るまでトライ&エラーを繰り返します。

最後に固定ボルトを本締めする際は、

シートピラー側に設定されている締付トルクにて、

しっかり固定します。

CADEX製品マニュアル参照☛CADEX Manuals

トルクレンチを使って締付トルクを確認しましょう。

CADEX BOOSTサドルのようにカーボン製レールを採用する場合。

締付トルクが弱過ぎor強過ぎたりすると、

レール破損につながるため、気を付けてください。

(TCR純正シートピラーは、最大10N・mです)

あとは実際に何度か走行してみて、微調整を行います!

時間をかけて、自分好みのセッティングを見つけるのも、

スポーツバイクの楽しさです。

 

さてさて。

今回、満を持して愛車へ投入したCADEX BOOSTサドル。

この記事を書いている段階で数日ほど使用致しましたが、

なかなか良きサドルです。

もう少しこのサドルで乗り込みましたら、

使い心地についてもお話させていただきますね。

 

ジャイアント/リブストア今治