ジャイアントストア今治
【スタッフの実験】ビンディングペダルを使うと速くなるの?2022年6月18日
こんにちは。今治店スタッフの川村です。
スポーツバイクに乗り始めると欲しくなるもの。
そのうちの一つがこちらではないでしょうか?
そう、『ビンディングペダル』です。
このペダルと合わせて使用するのがこちら。
『ビンディングシューズ』
ビンディングペダルの種類に合わせて、
シューズも大きく分けて2種類あります。
それぞれの特徴や乗り方との相性については、
ちょっと長くなるので今回は割愛させて頂きます。
なお、ジャイアントストア二子玉川店のブログにて、
判りやすく紹介されておりますよ。ぜひご覧ください。
ビンディングを使用することで期待できる効果は、
どのタイプにも共通しております。
普通のスニーカーでペダルをこぐ場合に比較して、
より効率的に力を伝える事が出来るほか、
走行中、身体とバイクの一体感を高めます。
サイクリング初心者から上級者まで、
ライドの経験値を問わず。
ビンディングペダルの恩恵を受けることができます。
(停止や発進の際、多少の慣れも必要ですよ)
では、果たしてどれほどの効果があるのか?
導入する前に気になっている方も多いでしょう。
そこで。
「ビンディングペダルを使うと速くなるのか?」
・ランニングシューズ&フラットペダル
・ビンディングシューズ&ビンディングペダル
それぞれの条件でヒルクライムのタイムを比較します。
実験の舞台は当店ブログでもお馴染みの亀老山。
そして、使用するバイクはこちら。
買い物からヒルクライム、ロングライドに至るまで。
その見た目からは想像できないほど、
幅広いライドシーンで活躍中のミニベロTEN
私は普段からフラットペダルで乗っております。
ランニングシューズ&フラットペダルでのタイムは、
以前、4月のブログでご紹介致しましたこちら。
10’50″
ペダルとシューズが違うだけで、
どれほどの影響がタイム、そして身体に現れるのか。
これほど判りやすい実験は他に無いでしょう。
今回の目的はタイム計測。
歩行時の快適性などは無用ということで、
使用するペダルとシューズはこちら。
ロード用ビンディングペダル
【シマノSPD-SL】
ロード用ビンディングシューズ
【MACHA PRO 2022】
ミニベロTENにこの組み合わせで乗る人は、
今回の私ぐらいではないでしょうか。
多分ですけど。
で、私のコンディションの方はと言いますと、
率直に申し上げて、それほどよくはありません。
春から5月GWの忙しさも影響したのでしょうか、
実はオーバートレーニング症候群を未確認で進行中。
慢性的な疲労感はだいぶ軽くなりましたが、
この1か月ほど、思うように踏めておらず。
今回の企画は私自身の身体の試験走行も兼ねています。
※熱心なサイクリストほど気を付けたい、
この症候群についても近いうちにご紹介します。
現状の力不足、ビンディングでカバーできるのか?
いざ、実験開始です。
スタート直後の急こう配区間。
フラットペダルのときに比べて明らかに異なるのは、
使っているギアの位置です。
最大は15%に迫るこの区間。
フラットペダルの時は軽めのギアを選択して、
回転数を上げることで対応しておりました。
今回は前回よりも3枚ほど重いギアのまま、
序盤の急こう配区間をクリア。
登り坂におけるビンディングの効果は絶大です。
ここで、サイクリストの姿が見えて参りました。
一気に追い抜き、自分自身を奮い立たせます。
「なに!ミニベロだと!?」
普通の外観をしたミニベロに、
サイクルジャージとビンディングシューズ。
私の姿は色々と情報が多過ぎて、
追い抜かれた瞬間、困惑されたでしょうね。
勾配が緩い区間を通過しまして、
再び10%ほどの急こう配区間に入ります。
やはり、いまいち加速に伸びが無い。
「今日に限ってやけにTENが遅く感じる」
「セカンダリータービン止まってるんじゃねえか?」
気持ちを奮い立たせて、ペダリングに集中します。
登り坂なのできついのは当然なのですが、
いまの自分にとって、この強度はかなりの苦痛。
もしもフラットペダルでしたら、
このあたりで気力が尽きていたかも…。
ですが、ここで諦めたら企画倒れもいいところ。
長年積み重ねてきた経験で不足分をカバーします。
まったく余裕はないものの、
前回とほぼ同じペースで残り1kmを通過。
最後の底力に期待して、
残り500mからゴールまで続く急勾配区間へ。!
沿道のギャラリーの方々の声援を受けて、
ペダルを踏みます!
「諦めたらそこで終了ですよ」
そんな声が聞こえた様な、聞こえなかった様な。
調子が良い時はここからもう一段、
気持にギアが入り追い込みが掛かるのですが。
やはり、どうにも力が入りきらず。
どうにかゴール。
肝心のタイムはといいますと、
10’56”
前回の計測から6秒落ちでした。
タイムだけを見ると効果があったのか、
どうもわかりにくいですね。
でも、肝心なのはその中身です。
もしも、フラットペダルで走っておりましたら、
いまの調子では11分にも届かなかったかと。
そのぐらいキツく感じるヒルクライムでした。
また、靴底の柔らかいスニーカーに比べますと、
走行後、脚の筋肉の張りも少なく、
余計な力を使わずに済んでいる事を実感しました。
速く走るだけでなく、ロングライドやツーリングでも、
ビンディングペダルの効果は期待できます。
さて、今回の実験は如何でしたか?
本音では前回から30秒ぐらい短縮して、
「ビンディングペダルって凄いじゃん!」
みたいな流れを狙っていたのですが…
また調子の方が戻って参りましたら、
再チャレンジしてみようと思います!
ジャイアントストア今治
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