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【CADEX】新作タイヤ CADEX Aero Cotton Tire2025年5月11日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。CADEXがラインナップするレーシングタイヤの中で、ロードバイクの「速さ」に直結する性能を高バランスで備えたCADEX Aero Tireをベースに、最新規格のタイヤ幅と新規コンパウンド、そして高品質なケーシングを採用した製品が追加されました。

CADEX Aero Cotton Tire

¥15,100(税込)

ラインナップ
700×28C (278g)
700×30C (305g)

以下、当店での重量計測結果になります。

◇ 700×28C (291g)

◇ 700×30C (295g)

それぞれ入荷した商品よりランダムで計測

なお、タイヤは製品の特性上、重量には±5%程度の個体差を生じる場合があります。

かねてよりコットンケーシングを採用する他社製レーシングタイヤを運用してきた、Team Jayco Alulaとの共同開発により誕生した当製品。耐久性が求められる石畳クラシックから、グリップ性能が試される雨の山岳レース、純粋なスピードが成績を左右するタイムトライアルと、常に過酷な条件下で性能を発揮するために開発された生粋のレーシングタイヤです。

新規素材も採用するCADEX Aero Cottonについて、ここでは注目ポイントをご紹介します。

「注目ポイントその1」

320TPIコットンケーシングの採用

ケーシングはタイヤのなかでも骨格とも言える部分です。おもに細い繊維を束ねたシート状のもので、タイヤの内側を構成しています。ケーシングには走行中の荷重を受け止めつつ、タイヤ形状を保つための強度に加えて、クッション性やトラクションの向上に欠かせない適度な柔軟性も必要とされます。後述でご紹介する『コンパウンド』や『トレッド形状』も、走行時の快適性やグリップ力、転がり抵抗の低減に影響を与えますが、それらをタイヤにとって理想的な条件の下で機能させるにも、ケーシング自体の性能向上はとても重要なファクターとなります。

そんなケーシングの性能を比較する際には、製品に記載されている「TPI」という数値がひとつの参考になります。表記されているTPI数値が大きいほど、細い繊維をより緻密に束ねたケーシングを採用しています。そして、軽量性・快適性・トラクション性能に優れる「速い」レーシングタイヤのほとんどがそれに該当します。

例えば…

GIANT Gavia Course 1
700×28C(395g)
¥6,600(税込)
Casing:60TPI

GIANT Gavia Course 0
700×28C(335g)
¥9,350(税込)
Casing:170TPI

CADEX Race
700x28C(315g)
¥11,000(税込)
Casing:170TPI

CADEX Aero
700×25C(290g)
¥12,100(税込)
Casing:170TPI

CADEX Race GC
700x28C(279g)
¥12,100(税込)
Casing:240TPI

ご覧のとおり、弊社製品のTPIを見比べてもその違いがわかります。

ケーシングの重ね方や配置、積層枚数によっても製品の特徴が変わる為、ときに例外となるタイヤもございますが。TPIの異なる同じサイズのタイヤを使用して、ホイールとバイク、空気圧セッティングを同条件で乗り比べた場合。TPIの低いタイヤほど路面の細かいギャップを拾うたびに、「ドコドコッ」「ゴツゴツッ」とした硬いフィーリングがタイヤを通じて伝わってきます。これに対してTPIの高いタイヤは、そういった細かい振動をしなやかに吸収することで、ザラついた路面においてもトラクションに優れ、路面に対する追従性が格段に向上するのが一般的です。

また、CADEX Aero Cottonは製品名のとおり、ケーシング素材にコットンを採用しているところがポイントです。一般的なタイヤに採用されているナイロンをベースとしたケーシングと比較して、コットンケーシングは製造コストこそ掛かりますが、それと引き換えに極めてしなやかなタイヤを作ることができます。路面を包み込むような感覚で軽く滑らかに転がるその感覚は、ライドの質を追求するサイクリストを虜にします。これはバイク全体の剛性が高くなり、より強力な制動力を発揮するディスクロードとも相性がよい組み合わせです。

「注目ポイントその2」

新コンパウンドの採用

路面に対するグリップ力、転がり抵抗、耐摩耗性にも影響を与えるのが、トレッド部分に使用するコンパウンドです。

◇ CADEX Race GC
(RR-Sコンパウンド)

◇ CADEX Aero
(RR-Aコンパウンド)

CADEX RACEのRR-Sコンパウンドに対して、転がり抵抗を15%低減しているのがCADEX AeroのRR-Aコンパウンド。そして今回のCADEX Aero Cottonには、新開発されたRR-S 2コンパウンドが導入されています。これを前述の320TPIコットンケーシングと組み合わせることにより、ベースモデルのCADEX Aeroに対して、転がり抵抗を30%低減しています。

「注目ポイントその3」

ワイドリムにマッチするサイズ

CADEX Aero Cottonでは28Cと30Cの2サイズをラインナップします。CADEXのロードホイールセットに採用されている内幅22.4mmのワイドリムをはじめ、近年のワイドリムに合わせたタイヤ幅をピックアップしています。はじめにご紹介しましたとおり、双方の重量差はごく僅かですので、装着するホイールのリム内幅とのマッチング具合や、普段よく走るルートの路面状況、乗り味の好みなどでお選びいただきますと幸いです。

今回はここまで。使用感についてはまたの機会にご紹介します。

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