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※追記あり【豆知識】Recon+シリーズ -シマノDi2と接続してみました-2025年7月14日

こんにちは。今治店スタッフの川村です。

さっそくですが。各種新機能を追加して、旧Reconシリーズからの大幅アップデートを実現した、GIANTの充電式ライト「Recon+」シリーズ。皆様、お手にとって頂きましたでしょうか?

満を持して登場したこちらの新製品。フロントライトとリアライト、そしてRecon+専用のワイヤレス式コントローラー (フロントライトに付属))をペアリングすることで、リモート操作に対応するほか。Recon+本体に搭載されているBluetooth機能を使用することで、Garmin Edgeシリーズと接続ができることが製品ホームページにて紹介されています。

Garminとのペアリング方法

そして、今回こちらでご紹介するRecon+シリーズの活用方法が、Garmin Edgeシリーズとのペアリング機能を利用して、さらにシマノDi2コンポーネントとも連携させるというお話です。

こちらの機能を活用していただきますと、シマノDi2のレバーユニットにあるボタンを使用して、Recon+シリーズのライトON/OFFやモード切替を行うことができるようになります。これ、めっちゃ便利です。

同様にBluetoothでのペアリング機能を搭載する幾つかの他ブランド製品では、すでに実用化されている機能です。今回のペアリング手順についても、おおよそ同じ内容となっております。

一応試してみましたが、Recon+シリーズとシマノDi2コンポーネントだけを直接ペアリングすることはできません。

7/21 追記今回の検証ではGarmin Edge1030plusを使用しています。また、公式動画ではEdge1050を使用しています。そのほか、Edgeシリーズの中には、Recon+との接続がうまく機能しないケースが見受けられるようです。(今のところ原因についは不明) また、今回のDi2接続機能はオフィシャルの機能ではなく、Bluetoothを利用した検証となります。

それではペアリング方法について、順番にご紹介していきます。なお、Garmin EdgeやシマノDi2側の詳しい取扱い方法については割愛させていただきます。ご必要に応じて、各製品の取扱い説明書等と合わせてご活用頂けますと幸いです。

【今回使用した製品】

◇ Recon+シリーズ

◇ Garmin Edgeシリーズ 
(Di2対応モデル)

◇ シマノDi2コンポーネント
(Bluetooth通信対応モデル)

◇ シマノE-TUBEアプリ
(スマートフォン、またはタブレット)

まずはGarmin EgdeとペアリングするRecon+シリーズ、シマノDi2コンポーネントを搭載しているバイクを準備します。

続きまして、Garmin Edgeの「設定」から「センサー」を選択します。

複数ある選択項目から「ライト」を選び、Recon+をペアリングします。ちなみに近くに複数のセンサー類があると、複数の識別番号が表示されて、そのうちどれが対象となるライトなのか判りにくくなりますのでご注意を。

続いて、選択項目から「Di2」を選び、Garmin Edgeを使用するバイクのシマノDi2コンポーネントとペアリングします。

それぞれのペアリングが済みましたら、スマートフォンもしくはタブレットにインストールした「シマノE-TUBEアプリ」と、シマノDi2コンポーネントをペアリングして、Recon+を操作するためのボタンを設定します。

有線式Di2コンポーネントを使用されている場合には、仕様によって手順が少々異なります。

今回は105 Di2を搭載しているバイクを使用しております。

105 Di2のSTIレバー「ST-R7170」 には、片方に「X」ボタンと「Y」ボタン、計2つのボタンがあります。

左レバーのボタンは、通常ですと「X」ボタンがフロントシフトアップ、「Y」ボタンがシフトダウン操作に割り振られています。ひとまず、今回は「X」ボタンをGarminとRecon+の操作に使用します。選択欄をスクロールして、4つある「D-FLY Ch.」のいずれかを選択します。

が、お察しの通り、このままですとフロント変速はシフトダウンしかできなくなってしまいます。

そこで、選択欄の中にある「FRONT SHIFT NEXT」を「Y」ボタンに設定します。

こちらのモードを選択すると、1つのボタンで「アウターギア→インナーギア」または「インナーギア→アウターギア」という変速操作が可能となります。

なお、STIレバー本体がアルテグラDi2やデュラエースDi2の製品になりますと、ブラケットフード上部には「Aボタン」が追加されます。

そちらを変速操作などに使用していない場合には、ここに「D-FLY Ch.」に割り振るという選択肢もあります。

STIレバーのボタン設定が完了しましたら、シマノE-TUBEアプリとのペアリングを終了して、Garmin EdgeよりDi2ボタンの設定を行います。

設定中に表示されるこちらの項目。「×」は「いいえ」、「✓」は「はい」という意味を示します。

「ライト」を選択します。

先程のシマノE-TUBEアプリにて、任意のボタンに設定した「D-FLY Ch.」を選択します。

今回はDi2ボタンを1回押しでライトOn/Offの操作、長押しでフロントライトのハイ/ロー切り替えなど、モードの切り替えができるように設定しました。

それでは、さっそく試してみましょう。

「ポチッとな」

「こいつは便利!」

ワイヤレス操作なので少々のタイムラグこそありますが、これでSTIレバーから手を離さなくてもライトの操作ができるようになりました。走行するシチュエーションによっては大きなメリットになりますね。

フロントライトに付属するRecon+専用リモートスイッチでも同様の操作はできますが、スイッチ押す際にはSTIレバーから手を離さないといけませんからね。乗り方によってはこの差は意外と大きいでしょう。

【おまけ】

「左シフターのバッテリーが虫の息だぜ」

今回のペアリング操作を行う際、左STIレバー(ST-R7170)のバッテリー残量が著しく低下していることが判りました。ペアリングしているDi2コンポーネントの状態を伝えてくれるなんて。Garmin Edegシリーズ、恐ろしい子。

今回のST-R7170のように、無線式を採用するDi2用STIレバーの場合、レバー本体にバッテリーを搭載しております。

\コンニチハ/

使われているのは3Vのリチウム電池、通称「ボタン電池」です。ST-R7170の場合、「CR1632」というボタン電池をレバー片側につき2枚使用します。

ちなみに、アルテグラのST-R8170とデュラエースのST-R9270については、レバー片側につき1枚のCR1632を使用しています。

「ぐぽーんっ」

「Garmin EdgeもシマノE-TUBEアプリも使ってません」という場合であっても、「X」ボタン「Y」ボタンの同時押しでバッテリー残量の確認ができます。完成車でご購入いただいた方の中にも、ディレイラーを動かすためのバッテリーはいつも充電しているけど、STIレバーのバッテリーは1度も確認したことが無い!というケースは多く見受けられます。ご購入から1年以上チェックしていない方はご注意くださいませ。

ということで、今回のお話はいかがだったでしょうか。Garmin Edgeシリーズ、シマノDi2コンポーネント、Recon+シリーズをお持ちの方はぜひお試しくださいませ。

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