ジャイアントストア今治
より一層の安心感。新登場のGAVIA ACもお勧めです。2017年9月30日
2017モデルから登場したロード用チューブレスレディータイヤGAVIA。
2年目を迎えて新たにラインナップに加わったモデルが、
今回ご紹介させて頂くGAVIA AC です。
昨年からGAVIA SLR(2018年モデルのGAVIA RACE0)を使用するスタッフ川村。
通勤ライドや休日サイクリングを通じ、
オンロードでは初体験でもある
チューブレスタイヤの魅力を感じています。
GAVIA RACEにもこれといって不安な要素は
ございませんが、タイヤ交換のタイミングに合わせて
新登場のGAVIA AC0を装着してみました。
RACE 0とAC 0、スペック上では2つの共通点がございます。
①タイヤのしなやかさに関係するケーシングは170TPI
②グリップ力や転がり抵抗に影響するタイヤの材料は
シリカベースのデュアルコンパウンド
これだけをみるとタイヤに溝が有るか無いかの
違いだけにも思えます。
GAVIA RACE0とAC 0には違う点がもう一つ。
重量
GAVIA RACE 0 255g
GAVIA AC 0 307g
52gと僅かではありますがAC0の方が重くなっています。
(それでも従来のロード用チューブレスタイヤの
スペックに負けない軽さです。)
タイヤの表面を指で強く押してみるとRACE 0に比べてAC 0には
タイヤの厚みと柔らかさを感じます。
おそらく溝を設けるためトレッドに
厚みを持たせた事が影響しているのかと思います。
この違いはどのような効果を発揮するのしょうか。
まずは乾いた路面を走行してみました。
するとRACE 0とAC 0の走行感が少し違うことがわかりました。
(空気圧は前後ともに6.Barのセッティングで比較します。)
漕ぎ出しやダンシング、連続するコーナリングの場面では
RACE 0の方がキビキビと走ります。
路面から伝わる感触からもタイヤの軽さ(薄さ)を感じます。
対して、
AC0では路面を捉える感触に皮一枚の厚みと柔らかさが伝わってきます。
乾いた路面を走行した感想としては、
RACE 0は軽さとグリップ力を活かしたクイックな走りが得意に感じます。
AC 0はタイヤ表面の柔らかを活かすことで安定感を増しているように感じます。
つぎに、
GAVIA ACはウェットコンディションでの走りが気になるところ。
All Condition=ACのGAVIAはどれぐらい違うのでしょうか?
AC 0を装着後、雨の日にサイクリングへ出掛けてみました。
晴れた日にはあまり気にしないような路面の凹凸も、
タイヤのグリップが低下する状況では若干神経質にもなります。
AC 0は路面の細かい凹凸をタイヤの表面で包むような印象を受けました。
ちょっとしたきっかけでヒヤッとする事もある雨の路面コンディション。
RACE oの軽くてクイックな走行感よりも、
AC0がもつ安定感は走行時の不安要素を軽減してくれます。
雨の日は刺さりものを拾いやすくなり、パンクも多くなります。
GAVIAシリーズは小さい穴であればシーラント液で塞がります。
加えて、
AC 0のタイヤの厚みは安心感を高めてくれます。
最後に2タイプのGAVIAで走行して感じた部分をもとに、
それぞれのタイヤをお勧めしたいケースをまとめてみました。
GAVIA RACE
・普段のサイクリングでもなるべく軽い走行感のタイヤが好み。
・ヒルクライムレースやクリテリウムレースに使用したい。
・溝が無いトレッドパターンが好みの方。
GAVIA AC
・丸一日走るロングライドやツーリングなどを走る。
・ゴツゴツとした舗装の荒い道路や雨でも安心感が欲しい。
・溝付きのトレッドパターンが好みの方。
「チューブレスを試してみたいけど、扱うコツなどが複雑そう…。」
そんな方にも安心してご利用頂けるように、
次回はGAVIAシリーズの装着作業とお取り扱い方法についてご紹介させて頂きます。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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