ジャイアントストア高知
GIANT Eバイク「ESCAPE RX E+」ユーザーになって1年半。2020年7月22日
「ESCAPE RX E+」ユーザーになって約1年半になります。
ちょっとした感想です。
ロングライドのサイクリング大会に使ったり、ポタリング、お買い物、
「RX E+」の可能性をいろいろと、楽しみながらテストしています。
今回は、久しぶりにイベントの下見を兼ねて、走ってみました。
暑い日だったので、涼しい山奥へ。
且つ、「ESCAPE RX E+」の力が発揮できるコースを選びました。
高知市内から、幾つか山を越えて、嶺北地区までの往復。
というところではないでしょうか。
様々な条件で、バッテリーの持ちは変ってきます。
今回は、体重差のある息子も連れて行きました。
同じ「ESCAPE RX E+」XSサイズ、フル充電です。
一部、林道を走ります。
ある程度、走行ラインを選ばなければいけませんが、
ゆっくり走れば、「RX E+」でも大丈夫でした。
遠くに、高知の街が見えます。
空気が澄んでいるときは、太平洋も見えます。
いつもは、走るぞ!と気合を入れないと、ここまで来れませんが、
「ESCAPE RX E+」では気軽に来れました。
楽ではありますが、それなりの坂道なので、
ロードバイク、マウンテンバイクと同じように、
自転車に乗って来た達成感はあります。
達成感は、他のバイクと何ら変わりはありませんでした。
二番目の峠を越えます。もう街は見えなくなりました。
「ESCAPE RX E+」なら、どんどん山奥へ行けます。
大容量のバッテリーならではです。
今日はすべて、アシスト力の強いスポーツモードで走ります。
バッテリーが空になるまで走り切るつもりです。
更に山奥へ進みます。山が険しく、斜度もきついです。3番目の峠越えです。
バッテリーは、半分になりました。
少し不安になりますが、帰りのコースは、下りと平地、峠が一つなので、
冷静に考えると、バッテリー残量は大丈夫という計算です。
ですが、お腹が空いてペースダウン。自分のバッテリー計算が甘かったです。
峠を越え少し下ると、棚田の景色が広がります。嶺北地区です。
改めて眺めてみると、なかなか良い景色です。
日本、里山!という感じです。絵を描きたい気分になりました。
暑い中、農家の方が、あぜ道の草刈りをしていました。
風情のある景観も、地元の方の努力の上に成り立っているものと感じます。
有り難く眺めながら、ゆっくりと下ってゆきました。
川に出ました。吉野川です。
ここは四国の真ん中ですが、川沿いに150kmくらい走れば徳島市。
フル充電なら、ここから徳島まで行けそうです。
高知で川を見ると、つい太平洋へ流れ込む川をイメージをしてしまいます。
が、この川は、紀伊水道ですね。
川原で遅い昼ご飯。
ごはんにカレー、缶詰、飯ごう、ガスバーナー、
お菓子に非常食、雨具や修理道具、ファーストエイドキット。
E-BIKEの安心感から、結構、詰め込んで来ました。
フロント周りの小物入れ。スマホやカギ、メモ帳などを入れています。
かなり便利なので、サイクリングにはオススメです。
ハンドルには、角のようなバーエンド。
100km近くを走るサイクリングではよく使います。
のんびり系ロングライドでは、いつもこのサドルに変更しています。
お尻が痛くなりにくいタイプ。
当店では、9割以上のお客様がこのサドルで改善されています。
小学生の時から使っている飯ごう。底が薄くなっていましたがまだ使えそうです。
もっと凝ったお昼ごはんとも思いましたが、すでに15時。
帰りのバッテリーより、時間の方が気になり始めました。
のんびりした休憩は、次回にしようと思いました。
「ESCAPE RX E+」Sサイズ。
*リアキャリアはシートポスト固定タイプ。
シートポストはカーボン仕様なので、アルミ製のものに変更しています。
体重+装備で、約70kg、総重量が増すとバッテリーの消費量も上がります。
しかも、スポーツモード。平均速度は15km、常にバッテリーを消費している速度です。
今回は、バッテリーが、一番消費しやすい条件で走っているとも言えます。
こちらは、XSサイズ。
体重+装備で、約50kg やはりバッテリー消費量は少ないようです。
どんな結果になるか楽しみです。
夕暮れ。
自転車での帰路。なんとなく子供のころを思い出します。
ラスト1時間は、車体に標準装備のライトも使用。
更にバッテリーを消費。
帰り着いた時は、完全に夜になっていました。
バッテリー残量7%、息子は30%
今回は、バッテリーを使い切ることができませんでした。
もう一つ、峠を越えるとバッテリーが空になる感じです。
バッテリーを使い切るには、登りの平均速度を上げるか、もう少し距離を走ることでしょうか。
逆に、走行モードを、ノーマルやエコモード等に切り替えながら走ると、
もっと距離を走れるわけです。
前回は、走行モードの切り替えを多用し、
高知市内から嶺北地区を周って140km、残量3%で走ることができました。
いずれにせよ、普通にサイクリングするには十分なバッテリー容量です。
(今回のデータ)
走行距離 90km
累積標高 1345m
平均速度 15km
走行モード スポーツモード
走行時間 6時間
バッテリー使用量 93%(体重+装備=約70kgの場合)
バッテリー使用量 70%(体重+装備=約50kgの場合)
■1年半、使ってみた感想
とにかく、バッテリー、モーター以前に、自転車としての性能が高いということ。
乗り始めが平地なら、うっかり電源を切ったまま走っても違和感ありません。
走っている最中に、「あっ、電源入れるの忘れてた!」ということもよくあります。
また、下りやコーナーでも安定感があります。
Eバイクはよく、バッテリーやモーターの性能が問われますが、良いEバイクの前提条件として、
まず、それらを乗せるバイク自体の性能がどうか、ということがかなり重要だと思いました。
電源を切った途端、乗れたもんじゃないよ!というEバイクは、Eバイクとは言えないように思えます。
それはもはや、電動アシストバイクではなく、電動バイク(オートバイ)ではないでしょうか。
以前、Eバイクは、運動にならないのではないか? というご意見もありました。
実際使ってみると、私は運動量が増えました。
坂道も気軽に走れますから、もうちょっと走ってみようかな、という気にさせてくれます。
坂がきつくて、敬遠していたコースも、この機会に行ってみよう!という感じ。
結局、長い距離・時間を乗ることもしばしばです。
また、あまり体調がすぐれない時でも、
「Eバイクだからまぁいいか、乗ってみよう」
という感じで、乗る機会が増えました。
また、サイクリングコースの企画や下見には最適です。
走りに余裕ができるので、走りながら周りを観察することが楽になりました。
コースの下見では、走るだけでなく、その土地の特色や面白い所を見つけることも重要です。
写真を撮り、メモを取り、どうガイドするかを考えたりします。
また、お客様の落車、体調不良など、もしもの時に備えて、搬送計画も考えなければいけません。
疲れてくると特に山間部では、誰しも余裕がなくなり、
走行中には頭が下がり、目の前の路面しか見ていないことが多々あります。
コース上の面白い所を見逃してはもったいないです。
「あれ、そんなのありました?」という感じですね。
そんな下見には、大変重宝している「ESCAPE RX E+」です。
道端にあった小さな古びた看板。
普通なら見落としてしまいそうな感じでした。
Eバイクで余裕があったからこそ、気づくことができたのだと思います。
この下の沢に、きれいな淵がありました。
やはり余裕があると、いろんな発見ができて面白いなぁと感じました。
看板の内容は面白くはありませんが、考えさせられる内容ですね。
今でも時々思い出します。
何か教訓のような、現代人へのメッセージのようなものを感じてしまいます。
ちょっと哲学した小休止でした。
今回のサイクリングでは、
「ESCAPE RX E+」を利用したことにより、
いろいろと小さな発見がありました。
棚田を眺め景観について考える自分。
絵を描きたいと思った自分。
四合淵を見て思いにふける自分。
息子の体力が上がっていて驚いた自分。
そして、
飯ごうの底が薄くなっていたこと。
取るに足らぬ小さなことですが、
日常では、こういうところが面白いのではないでしょうか。
ロードバイクとは、また違った楽しみ方でした。
ロードバイクなら、そもそも、荷物になる飯ごうなんか、持参しなかったことと思います。
また、面白い所を見逃したり、思いにふける時間もなかったことでしょう。
この「ESCAPE RX E+」で、
ぜひ、あなた自身の喜びを見つけてみてください。
あなたの人生がさらに豊かになることを願っています。
上り坂での小休止。
この場所が分かる方。
かなりのヒルクライムマニアですね。
私の伝えたいことが、上手く表現できている動画がありました。
参考にぜひご覧ください。
https://www.giant-bicycles.com/us/power-your-journey
ありがとうございました。