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GIANT E-MTBの魅力「TRANCE E+ PRO」と「FATHOM E+ PRO」2021年1月29日

E-MTB(電動アシストマウンテンバイク)、

「FATHOM E+ PRO」と「TRANCE E+ PRO」で、

近所の里山を走ってみました。

 

年始に走り、あまりにも楽しかったので、

翌週も走ってみました。

その時の感想です。

 

舗装路や整備された林道、

ガタガタの林道や荒れて消えかかりそうな山道。

道を選ばないところが、マウンテンバイクの魅力です。

 

 

今回は、しばらく走っていなかった林道やシングルトラックに行ってみました。

 

 

5年ぶり、10年ぶりの道。

過去にお客様と何回も走った道なので、

懐かしい思い出がよみがえってきました。

 

 

今回は E-MTB だったので、

思い出を懐かしむ余裕があったのでしょう。

とにかくE-MTBは、体や心に余裕を持たせてくれます

 

 

竹林の風情を楽しみます。

木漏れ日が、わずかに暖かかったです。

 

 

 

強力な電動アシストがあるからと言って、

オートバイではないので、上り坂はそれなりに疲れます。

ほどよい疲れで心地がよいです。

 

E-MTB であっても、自転車で走っている感覚は変わりありません。

アシストが自然な感じで、違和感がありません

GIANTとYAMAHAと共同開発した新型モーターです。

 

 

 

遠く、かすかに室戸岬が見えました。

ここからは初めて見ることができました。

 

 

 

別の日。急な坂道。

山道までの舗装路、「FATHOM E+ PRO」と「TRANCE E+ PRO」、

電動アシストクロスバイクの「ESCAPE RX-E+」のように、

軽やかに早くとはいきませんが、

急がずのんびりペースなら、全く問題なしに走れます。

 

 

 

強力なアシストで、力強く上る感じです。

速度は出ませんが、かなりの激坂でもグイグイ上ってゆきます。

「ESCAPE RX-E+」よりパワフルな感じはします。

 

 

 

落ち葉や枯れた枝を、踏みしめながら上ってゆきます。

上り坂でも加速することができるE-MTB。

この辺が大変おもしろいです。

 

 

調子に乗っていると、こんなことにもなります。

 

枝を巻き込んだら要注意。

アシストのパワーで、枝をへし折るか、スポークが曲がるか折れるか。

すぐに止まりましょう。

こういうのも、林道のおもしろいところだと思いましょう。

 

 

さらに荒れた林道へ向かいます。

普通ならこの辺で、降りて押すことになるのですが、

モーターのアシストで、どんどん上れます。

 

 

上りの丸太越えも、

アシストがあるので結構いけてしまいます。

 

 

苔のある岩肌の坂道。

普段なら、恐る恐るグリップを意識しながら、

ペダリングの加減で上る坂道。

ここだけは、厳しかったです。

 

勝手にアシストが効き、余計な駆動で、

リアが空転し転倒直前で飛び降りました。

 

ここは、E-MTB ならではの難しいところでした。

ギアとアシストモードの選択、そしてペダリング。

すべてを同調させるような感じで走ることが必要です。

 

まだ、体が、普通のマウンテンバイクの動作になっていて、

E-MTB には慣れていないようです。

 

まあ、そもそも、こんなところを走らなければいいわけですが、

チャレンジするのも、オフロードの魅力です。

 

 

 

右は、昔の街道跡らしいです。

讃岐の国へ向かうのに使っていたようです。

地元のほんの一部の、ご高齢の方のみぞ知る道です。

 

 

 

ローギアは46T、フロントギアは36T。

もっと軽いギアが欲しいところですが、

アシストがあるので、これでも激坂は上れます。

使いやすいギア比の設定でした。

また、

普段なら絶対無理!という感じの坂でも、

グリップさえよければ坂道発進ができます。

空転やフロントアップしないように、

少々慣れや、テクニックが必要ですが、

「こんなところから、再スタートできるなんて、すごいな!」

という感想です。

 

 

 

コケても楽しいのがMTB。

気合を入れ過ぎて、フロントが浮き、

怖くてペダルを止めて失速、転倒したところ。

激坂では、激コギは必要ありません。

普通に回せば上ります。

すごいアシスト力ですね。

 

 

 

「FATHOM E+ PRO」と「TRANCE E+ PRO」を比べてみましょう。

 

かなり荒れた路面のグリップの悪い所では、

「TRANCE E+ PRO」の方が走れる感じです。

リアサスペンションが、路面をしっかりつかんでくれます。

セッティングにもよると思いますが、上手くいけば、

キャタピラのように凹凸の路面を、タイヤが追従してゆきます。

 

「FATHOM E+ PRO」は、落ち葉でフサフサな激坂は、

後ろタイヤが空転し失速していました。

少々テクニックを要しますが、これもまたよし。

オフロードの魅力です。

 

 

普通の林道なら、「TRANCE E+ PRO」も「FATHOM E+ PRO」も、

大差はない感じです。

楽しさには変わりありません。

 

 

意外にキビキビとした走りで、小回りがきき、

狭いラインも狙いやすい、「FATHOM E+ PRO」。

 

走りとは関係ないですが、「FATHOM E+ PRO」は、

スタンド用台座がフレームにあり、

キックスタンドを手軽に取り付けることができます。

 

そもそも、E-MTB は、20キロ近くの重量がありますので、

休憩時、何かに立て掛けるのも少し不安になります。

やっぱり、スタンドって便利ですね。

 

 

「TRANCE E+ PRO」と「FATHOM E+ PRO」も、

標準装備でしっかりとした、

チェーンガイドとチェーンステープロテクターが付いています。

山を走ることが、どういうことなのか、

よくわかっているな~、という感じです。

 

 

 

これは何でしょう?

 

 

私が付けた、鈴です。

「Timber MTB Bell」

消音のON、OFFの切り替えができます。

 

コケて飛んでいったり、壊したり、いろいろ試していますが、

これが3つ目で、今のところこのタイプが一番MTBには使いやすいです。

 

熊よけの鈴というより、地元では、イノシシよけ。

この1ヶ月で3回遭遇しています。

ウリボウはかわいいですが、大きいのは結構、怖いです。

最近は慣れたのか、効き目がないような感じですが…

 

 

 

「TRANCE E+ PRO」 ¥580,000(税抜)

 

「FATHOM E+ PRO」 ¥380,000(税抜)

 

今回、一番感じたことは、

E-MTB には、独特な魅力があるということ。

オートバイや普通のMTBでは得ることのできない、

楽しさ・おもしろさ

 

欧米で流行るのも納得。

8割が山地の高知県では、あそばない手はない

という感想です。

 

「FATHOM E+ PRO」と「TRANCE E+ PRO」という選択肢がありますが、

街乗り、ポタリング、ときどき山なら、「FATHOM E+ PRO」。

街も乗るけど、山での走りを追及したいなら、「TRANCE E+ PRO」。

という感じでしょうか。

また、

「TRANCE E+ PRO」でも、タイヤを変えれば、

かなりおもしろい個性的な街乗りバイクになることでしょう。

 

価格はそれなりにしますが、

乗れば必ず納得できる価格です。

山に入れば、

さらに価値を体感できるものだと思います。

 

 

E-MTB「TRANCE E+ PRO」のページ

E-MTB「FATHOM E+ PRO」のページ

 

よければ過去の記事もあわせてご覧ください。

E-MTBの楽しさがご理解いただけるのではないかと思います。

★E-MTB「TRANCE E+ PRO」 プチインプレッション

★E-MTB「FATHOM E+ PRO」で山を散策してきました

★E-MTB 「FATHOM E+ PRO」 プチインプレッション