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人気のマウンテンバイク 「 ATX 」と「 TALON 2 」 どちらにします?( 後編)2022年5月27日

  人気のマウンテンバイク
「 ATX 」と「 TALON 2 」
どちらにします?( 後編)

 

「 ATX 」と「 TALON 2 」、
「実際に乗ってどうなの?」というのが、
気になるところではないでしょうか?

後編では、
実際に使っている様子をまじえて、
説明させていただければと思います。

 

 

■街で乗る

普段は、ちょい乗りに使っています。
急がずのんびり走るには、
マウンテンバイクがいいですね。
歩道の段差も気になりませんし、
乗り心地が◎。

 

TALON2で、お弁当を買いに行ったスタッフ。

 

 

ATXで、郵便局に行く店長。

 

●ATX は、
さすがに街乗りを意識したバイク。
セミブロックタイヤで、
振動が少なくスムースに進みます。

ハンドル幅もクロスバイクに近く操作しやすいです。

前に大きな42Tのギアがあるので、
クロスバイクほどではないですがスピードも出ます。

なんと言っても、
標準装備のキックスタンドは便利ですね。

ブレーキは、普通に乗るには問題なし。

サスペンションは、普通に乗るなら問題なし。

 

●TALON 2 は、
タイヤのせいで、少し路面との摩擦が大きいようで、
ATXよりわずかにペダルが重く、走行音がします。

ハンドル幅は、歩道を走る場合には、
600mm以下にカットする必要があります。
(お店で承っています)

前ギアは最大36T。
速く走るのはATXの方が使いやすいですが、
特に飛ばさなければ、全然気になりません。

やっぱり、スタンドは欲しいですね。
後で取り付けることもできます。

ブレーキは、全く問題なし。
さすが油圧ディスクブレーキですね。
レバーが軽く疲れにくいです。

サスペンションは、何の問題もありません。
ATXよりは、コシがあり滑らかに動きます。

 

 

★街乗りプチまとめ

「 ATX 」と「 TALON 2 」、
街乗りでは大差ない感じがします。

強いて言うと、
タイヤ、ハンドル幅、ギア、スタンドの面で、
わずかに、
ATXの方が使いやすいかな? というところです。

そういえば、
ATXでたくさん荷物を積んで、
四国一周や日本一周をされている
お客様がいらっしゃいました。

長距離のサイクリングでは、
ATXの方が良さそうですね。

TALON 2でも、
ギア以外は、比較的簡単に変更できるので、
実際、通勤通学に使用されているお客様も多いです。 

 

 

お客様の通勤仕様のATX

GIANTのパニアバックを使われています。
SHADOW DX PANNIER BAG ¥7,700 (税込)

 

 

 

■山で乗る

マウンテンバイクですから、
山でしっかり乗ってみたいと思います。
林道やシングルトラックであそんでみます。

 


比較的フラットな林道は、両者、問題なし。
楽しく走ることができます。

 

 

山の中では、
差し色が赤の、ATXの方が見栄えがしますね。

 

 

速度を上げてゆくと、 TALON2の方が安定しています。
安定は、ハンドル幅がATXより広いこと、
サスペンションがよく動くこと等があげられます。

 

 

速度を上げての下りは、ATXは少々不安ですね。
ハンドルが狭くふらつきますし、
サスペンションが激しい動きに追いつきません。

 

 

ちょっと休憩。

 

 

TALON2は、
前のギアが小さいので、
根っこ等の障害物に、
接触しにくいです。

 

ATXの大きなギアは、
根っこに当たっています。
シングルトラックでは、
よく見かける光景です。

シフト段数は、
ATXは、21スピード、TALON2は18スピード。
数字の上では、ATXの方が良さそうですが、
実際走ると、山中でその差は感じられません。

ATXの大きな前ギア42Tは、使いませんでした。

 

 

振動が大きい山道は、
ハンドルバーをしっかり握りながら、
ブレーキ操作もしなければいけません。
握力が必要になってきます。
その点で、ブレーキは断然、
TALON2の 油圧ブレーキが使いやすいです。

 

 

コーナーリングは、両者ほぼ同じ感じ。
強いて言うなら、やっぱりTALON2の方が安定しています。

 

 

激しくコブに突っ込むと、
ATXは、サスペンションが底付きします。
限界に達してしまいます。

TALON2は、まだ少し余裕がありました。

 

 

こんな景色も、 山奥まで行けるMTBならではですね。

 

 

★山乗りプチまとめ

フラットな林道では、
それほど両者の差は感じられませんでしたが、
速度を上げたり、急な下り、険しい山道では、
その差は大きくひらきます。

圧倒的にTALON2に軍配が上がります。

感覚的には、 より安定してる、
より心に余裕ができる、 ということでしょうか。

そのことは、
つまり、より速く、より険しいところへゆける!
ということです。

 

 

★総評

ATX と TALON 2、
選ぶ基準は、 街乗りやサイクリングで、
50kmくらいまでなら、 どちらでも良し。

50kmを越えるサイクリングならATX。

そして、山道では、
フラットな林道を走るくらいまでなら、
どちらでも良し。

それ以上を求め、
よりアクティブな走りに挑戦するならTALON 2。

こんな感じだと思いました。

 

今回は、2022モデルのご紹介ですが、
ATXとTALONは以前から、
街乗りやサイクリング、レースでも使っています。

大変、利用価値の高い、
たのもしいバイクだと思います。

 

 

2019年 TALON 松野四万十バイクレースにて

2018年 ATX 国分川サイクリングにて

 

 

そろそろ田植えの季節ですね~。

 

 

★動画 ATXとTALON