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X-ROAD「グラム」インプレッション2017年2月15日
今回は、LivのX-ROADバイク
「GRAMME (グラム) 」の未舗装路走行インプレッションです。
GIANT「GRAVIER(グラビエ)」を女性用にリファインした車両ですが
基本はグラビエなので、そちらの車両選びの参考にもなるのではないでしょうか。
X-ROADカテゴリーに入るグラム。
舗装路の走行は快適そのものなのですが
未舗装路をどれくらいまで走れるの?と言う疑問もあるかと思います。
実際にシクロクロスコースを走ってみました。
今回は、車両のカスタマイズ等は一切しておりません。
グリップ・ペダル・タイヤ等も完全にノーマルです。
まず公園のような石畳。スムースに軽快に走ります。
振動なども、28C(28mm幅)タイヤのクロスバイクと比べると少ないですね。
次は芝生の上、
ワイドタイヤのおかげで、旋回時もスリップして転ぶ不安もないです。
ごく自然に加速もできます。でも、ブロックタイヤでは無いので
濡れた芝生の上などの場合は、ハンドリングに気をつけてくださいね。
次は砂利道や砂地。マウンテンバイクと同じ27.5インチの径のホイールなので、
一旦停止しての発進でも問題なく転がります。
不整地でのストップ&ゴーも可能と言えますね。
タイヤが少し沈むような砂利道でも問題ありません。
乾いた砂浜でも、軽いギアで回せば走ることは可能です。
バンドル幅もバランスを最低限取るための幅は確保されています。
ちなみに潮の引いたある程度固まった砂浜ならそのまま走り切れてしまいました。
次は山道、ちょっとした悪路なら、
体のクッション(腕やひざを柔らかく曲げ衝撃を吸収します)を
使えば走ることができます。ハンドリングも素直で乗りやすいです。
軽快さは、軽い車体からくるものでしょう。
しかし、ブロックタイヤではないので、切り株の上や根っこ、
急なハンドリングは、スリップの危険があるのでゆっくり走りましょう。
あまりない場面かも知れませんが、実際車両を持っての階段上り。
クロスバイクのカテゴリだけあって、
サスペンションなどが無い分軽量で意外に軽いです。
これなら、乗れないところは自転車を押したり、担いだりしても
問題ないかと思います。
総評です。
グラムは、未舗装路の走行に関して、ごく普通に走れます。
ダート、河原、林道等、結構走れます。
マウンテンバイクほどの悪路は難しいですが、
少し、未舗装の気になる場所に行ってみたい、林道を走ってみたい、
河原まで乗り込みたい等、
現在、舗装路がメインのスタンダードなクロスバイクよりも
走る場所が広がります。
街乗りも快適にこなしつつ、休みの日には冒険を。
アウトドア好き、アドベンチャー好き、少しゴツイ自転車が好きという方に
ピッタリなバイクではないでしょうか。
個人的にはブロックタイヤに変えて、
昔のサスペンションやディスクブレーキも無かったころの、
マウンテンバイク風にして楽しんでみたいかなと思います。
おまけ
女性向けにリファインされた部品に
ペダルがあります。パンプスなどで乗っても
滑りにくく、靴底を痛めにくい新設計です。
インプレッションを兼てレースを走る場合
ペダルのグリップが弱そうなんで変えようかなと思ったのですが
あえて、そのままで走ってみました。
意外に食いつきが良く、踏み外したりスリップすることは
ありませんでした。
普段乗りにも使うことを考えると、
さすがLiv、女性のことを良く考えているなと思いました。
あっ、みなさん乗車前点検はお忘れなく。