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錆を防止すれば自転車もずっとピカピカ!2022年2月20日

こんにちは!

最近は寒くて、自転車ウェアの上にダウンジャケットを着て通勤しようかと
真剣に悩み中の福島です。

先日、日本を代表する自転車向けケミカルブランド
WAKO’S(ワコーズ)の担当者さんが、興味深い情報を教えてくれましたので
ぜひ皆さんにも情報共有したいと思います。

ちなみに、ワコーズさんは、自動車や自転車のチェーンオイル、グリス、ブレーキパーツクリーナーなどなど、
潤滑油などの油脂類、洗浄剤など非常に幅広いラインナップを誇るブランドです。

今回は、

「自転車部品の錆を防ぐ」

というのがテーマ。

自転車のトップキャップ部分の写真ですが、
鉄製のねじに錆が発生しています。

自転車のねじは大きな力がかかる箇所が多いため
アルミのねじなどでは強度が足りず、破断などが発生する場合があります。
場所によって必要な強度が変わるので、適材適所で素材は変わってきますが、
ハンドル回りなどは、十分な強度を確保するため、鉄が使用されている場合が多いです。

屋外での保管などで、水分と触れると、特にねじの頭などはどうしても錆が発生しがちです。

錆は美観を損ねますし、あまり進行してしまうと、強度やメンテナンス作業にも影響が出てきますので
できれば避けたいですね。
そこで、オイルを薄く塗布して、錆を予防しよう、という実験です。

まずはこの鉄板の写真ですが、

こんな感じになっています。
鉄板に、左から

・他社(V)の防錆オイル塗布/無加工/他社(M)の防錆オイル塗布/無加工/ワコーズのラスペネ塗布

となっていて、各エリアに錆を発生させるために食塩水とオキシドールを2滴ずつ滴下してあるそうです。
オイルはほんの1、2滴で、それを布などで塗り広げれば、十分効果があるようです。

実際に塗布してみましょう

用意するのは、

・WAKO’S ラスペネ
・綿棒
・適当な布

です。

綿棒にラスペネを付けます。
と思ったら、見事にはずれて後方に盛大に飛んでしまいました。ぴゅー。
皆さんもほかに飛び散らないように周りに養生するなどしてください。

布にも少量付けましょう。
今度はうまくできました。

トップキャップのねじの頭に塗布します。
ここは水が溜まりやすいので、特に錆が出やすい箇所ですね。
ごく少量で良いので、ちょいちょいと縫っていきます。
塗ったら余分なオイルは拭き取りましょう。

ハンドルクランプ部分にも。
ここも錆が出やすい箇所です。

外側は布で。

最後にしっかりと乾いた布でふき取りをすれば完成です。
使用状況、保管状況にもよりますが、
半年に一回程度塗布してあげれば、錆の発生を大幅に軽減できると思います。

ぜひ、挑戦してみてくださいね!

今回のポイントと注意点

・狭いところまで全部塗布するためには、場所によってはねじを一回外さないといけない場合もありますが
調整が狂ったり、締め付けトルク不足などで、破損や事故の原因になる場合がございますので
十分な知識と経験がない場合はねじを緩めないようにしてください。
・ラスペネは缶を振らずに使うオイルです。振っちゃダメ。
・ねじに直接ラスペネを吹き付けないでください。ねじのゆるみの原因になります。ダメ絶対。
・塗りすぎに注意。最後にしっかりとふき取りをしましょう。金属面に極薄の被膜ができて防錆効果が発揮されます。余分なオイルは汚れの原因や、ねじのゆるみの原因になります。

 

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