ジャイアントストア前橋

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スポークプロテクターって本当に必要?2025年11月13日

お客様から「スポークプロテクター」は何のためについているのかというご質問をいただきました。

名前を聞いたことがなくても、後ろの車輪の中心あたりに透明の円盤が付いているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。


あの円盤がスポークプロテクターです。


スポークプロテクターとは?

スポークプロテクターとは、後ろのギア(スプロケット)の外側に付いている薄い円盤状のカバーです。
役割はとてもシンプルで、チェーンが外れてスポークに巻き込まれるのを防ぐための保護パーツです。

もしチェーンがギアの内側に落ちてしまうと、スポークに絡まって曲がったり折れてしまったりすることがあります。
スポークが折れると走行ができなくなり、修理にも時間と費用がかかってしまいます。
スポークプロテクターは、そうしたトラブルを未然に防ぐ「安全のための備え」なのです。


どんなときに役立つの?

スポークプロテクターが役立つのは、主に変速機の調整がずれてしまったときです。
新しい自転車でも、ワイヤーが少し伸びたり、日常の使用で衝撃を受けたりすると、変速がわずかに狂うことがあります。
そのタイミングで変速を操作すると、チェーンが内側に落ちてしまうことがあるのです。

そんな「もしも」のときに、スポークプロテクターがあると、チェーンが直接スポークに当たるのを防いでくれます。
いわば、安全のための保険のような存在です。


付けておいたほうがいい人・外しても大丈夫な人

スポークプロテクターを付けるかどうかは、使い方や乗り方によって考えるのがおすすめです。

  • 初心者の方、通勤・通学など日常使いの方
     → 付けておくのがおすすめです。
      日々の中で少しずつ変速がずれてきても、安心して使うことができます。

  • スポーツバイクに乗る方、見た目を重視する方
     → 外す方も多いです。ただし、変速調整がしっかりできていることが前提です。外す場合は、定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょう。

つまり、スポークプロテクターは「安心を取るか、見た目を取るか」で考えるパーツです。
どちらが正しいということではなく、ご自身のスタイルに合わせて選んでいただければと思います。

当店では、納車前に必ず変速の調整を行っていますが、時間が経つとどうしてもワイヤーが伸びたり、ブロックねじが緩んで微調整が必要になることがあります。
特に自転車に詳しくない方や、毎日通勤・通学で使うという方は、スポークプロテクターをそのまま付けておくことをおすすめしています。

もちろん、見た目をすっきりさせたい方や、スポーツ志向の方は、定期的なメンテナンス・整備をすることで外していただいても大丈夫です。

ジャイアントストア前橋でご購入いただいた自転車は月1回(年12回まで)

ライトメンテナンスを無料で受けていただけます。ご予約はこちらから。

不具合や不安があるときはお気軽にスタッフにご相談ください。


まとめ

  • スポークプロテクターは「スポークを守る安全装置」

  • 初心者や日常使いの自転車には付けておくと安心

  • スポーツバイクや見た目重視の方は、整備に自信があれば外してもOK

自転車の使い方や目的に合わせて、最適な選択をするのがいちばん大切です。
どちらにするか迷ったときは、ぜひお気軽にお店までご相談ください。
一緒に、あなたの自転車に合ったベストな形を見つけましょう。