ジャイアントストア前橋
XCレースの王者「Anthem」「Pique」がフルモデルチェンジ2025年11月17日
XCレースの現場で数多くの成績を残してきた名品
GIANT「Anthem」およびLiv「Pique」がフルモデルチェンジを果たしました。
こちらはハイエンドモデルの「Anthem Advanced SL 0」です。
2025年MTB世界選手権男子エリートXCO(クロスカントリー・オリンピック)でも
優勝者「アラン・ハザリー」選手に新型Anthem Advanced SLが供給されており、連覇に貢献しました。
Advanced SLグレードのカーボンフレームは、GIANTの自社工場にてカーボン原糸から製造されており、最先端の設計と製造手法の数々が取り入れられています。
最新のTCRにも採用されている、カーボンシート一枚一枚を大きくすることで接合箇所を減らす
「Continuous Fiber Technology」は軽量化と高強度化を同時に実現します。
より理想的なストロークのため、リアサスペンションは設計を大きく変更し
120mmストロークのリンク駆動シングルピボットシステムFLEXPOINT PRO SUSPENSIONと名付けられました。
シートチューブに配置されることの多いリンク駆動シングルピポットシステムをトップチューブ下に収め、カーボン製スイングアーム、コンポジット製上側ロッカーアームを採用し、極限まで軽量化。
GIANTのハイエンドマウンテンバイクに多く採用されているFlip Chipを搭載。
テクニカルなコースをアグレッシブに捌いていくシャープなハンドリング重視の「Hi」、
そして高速域のダウンヒルでの安定感を重視した「Low」を好みやコースに合わせて選択可能。
新型Anthemと同時に設計、開発されたステム一体型ハンドル、
「CONTACT SLR XC INTEGRATED HANDLEBAR」をアッセンブル。
XCレースで必要とされる振動吸収性と剛性を保ちながら、
CADEXブランドでも使用されている接着剤を使用しないワンピース製法により、
780x60mmで295gという、無駄をそぎ落とした圧倒的な軽量性を実現しています。
XCR / XCA WHEELSYSTEMもAnthemと共に一新。
リアハブには、面ラチェット方式を進化させた新しい機構を採用し、
瞬発的なレスポンスと精密なトラクションコントロールを可能にします。
ちなみにXCRはリム、スポークもカーボン製です。
標準的なカーボンスポークと比べると、軽量性を維持しながら最大3倍もの耐衝撃性を実現しています。
この度の世界選手権の大舞台でもその性能は見事に発揮され、優勝に貢献しました。
XCAは共通のハブを使用し、リムとスポークをアルミ製にしたミドルグレード版。
品質に定評のあるSapim Lazerスポークを採用し、日々のハードなトレーニングにも気兼ねなく使えるタフなホイールに仕上がっています。
シートポストには、わずか360g(340mm:トラベル110m)に進化した「CONTACT SWITCH SL SEATPOST」を装備。
フルアップとフルダウンの2ポジションに絞ったシンプルで信頼性の高い設計と
メンテナンス性に優れたメカニカルスプリング方式を採用することで
ドロッパーポストの課題だった重量をスマートに解決しました。
これらのテクノロジーの積み重ねにより、新しいAnthem Advanced SLは旧世代と比較して
フレーム重量で89gの軽量化を達成し、ステアリングとペダリングの剛性を合計した駆動剛性も2.6%向上。
そのフレームの効率性を示す重量剛性比(=駆動剛性÷フレーム重量)は7.95%もの改善を果たしています。
より詳細なテクノロジーの紹介はこちらのANTHEM特設ページをご覧ください。
グレードごとの詳細、新作のコンポーネントはこちらから。
特別仕様として、フロントサスペンションのストロークを130mmに変更し、
ダウンチューブ内に内蔵ストレージ機能を備えた「Anthem X Advanced SL」も同時に発表されました。
XCレーサーとして最高のバイクでありながら、トレイルを駆け抜けるボーダーレスバイクです。
LivのXCレースバイク「Pique」も同時にリニューアルしました。
第4世代となる本モデルはLivのMTB初、最上位グレードの「Advanced SL」カーボンを採用しています。
先程紹介したテクノロジーをすべて搭載した、
勝利を目指す女性ライダーのための、妥協なきレーシングマシンです。
Pique Advanced SLの詳細はこちらのPique特設ページをご覧ください。
どちらもハイエンドの名に恥じない、XCレースの王者とも言えるバイクになりました。
XCレースシーンで勝利を手にしたいレーサーの方、是非ともご検討いただければと思います。












